「社員の顔」を軸にした人材情報の一元化でスムーズな人材管理を実現。新機能に搭載予定のSPI3も新入社員とのコミュニケーションで効果を発揮!

銀行口座からカフェのプリペイドカードまで、あらゆる資産情報とリンクして自動で家計簿を作成する「マネーフォワード」を提供し、圧倒的な支持によって急成長を遂げる株式会社マネーフォワード。「MFクラウドシリーズ」などの事業者向けサービスも展開し、事業は拡大の一途にあります。一方で、2016年度からは、中途採用中心だった人材戦略を転換し、新卒採用もスタート。その目的は「育てる文化」を通じて、今後100年続く会社としての文化や体制をつくることにあります。「『カオナビ』は人事が社員一人ひとりの『個』と向き合うためのツールとなる」と語る同社社長室長兼人事部長の服部穂住様に、「カオナビ」の活用方法についてお話を伺いました。

※インタビューの内容は取材時のものになります。

  • 設立

    2012年5月

  • 資本金

    3,371百万円

  • 社員数

    287名(2018年6月末時点)

  • 事業内容

    自動家計簿・資産管理サービス「マネーフォワード」のほか、ビジネス向けクラウドサービス「MFクラウドシリーズ」などのサービスプラットフォームを開発・提供。

  • 会社HP

株式会社マネーフォワードについて

サービスを通じ、すべての人の「お金の課題」を解決する

株式会社マネーフォワード(以下、マネーフォワード)は「お金を前へ。人生を前へ。」というミッション、そして「すべての人の、『お金のプラットフォーム』になる」というビジョンを掲げ、個人・法人問わず、すべての人の「お金の課題」の解決に挑んでいます。

服部穂住様(以下、服部様):「創業時に打ち出した自動家計簿・資産管理サービス『マネーフォワード』の開発の目的は、生活者が日々『何にどれだけ消費をしているのか』を『見える化』することでした。実際に『マネーフォワード』の利用によって、ユーザーは平均で月約2万円の収支改善*を実感しています。しかし、収入が増えないと本質的な悩みの解消はできません。そこで、企業の生産性・効率性を高め、事業成長を後押しすることを目指し、『MFクラウド会計』をはじめとするビジネス向けクラウドサービスを立ち上げました。最近では、メディア事業・仮想通貨交換所のビジネスを新たに発表するなど、さらなる事業やサービスの拡充に努めています」

*2017年9月実施の同社アンケート調査結果より。

株式会社マネーフォワード
▲社長室長兼人事部長 服部穂住様

マネーフォワードの人材に対する考え方

100年続く企業としての体制と文化をつくる

生活者からの支持によって、「マネーフォワード」はユーザー数650万人を突破(2018年6月現在)。また、ビジネス向け「MFクラウドシリーズ」もユーザー数は増加の一途にあります。マネーフォワードではサービスの拡充とさらなる成長のため、これまでは即戦力としての中途採用が中心でした。しかし、2016年度に同社として初めての新卒採用を開始。その理由とは?

服部様「新卒採用を始めた理由は2つあります。1つは、弊社が人材の『多様性』を意識していることです。『お金の悩み』はあらゆる世代に関わる課題なので、さまざまな視点でサービスを作っていく必要があります。中途採用のみでは、30代以上の世代が厚くなりがちですので、若い世代の知見を取り入れていく必要がありました。2つ目は『育てる文化』を生み出すことです。今後、弊社が30年、100年と続く会社であるために、次代を見据えた文化や体制を考えなければなりません。そのスイッチとして、『育てる人材』として新卒社員を迎えることにしたのです」

「カオナビ」導入の背景

求めたのは顔と名前が一致して、人材情報の一元化と評価の進捗管理を効率化できる人材マネジメントツール

マネーフォワードが「カオナビ」を導入したのは昨年の8月。成長途上にありながらも永続する企業としての体制づくりを行うため、人材管理ツールの導入を検討。その理由は3つあったそう。

服部様:1つ目は、社員同士でお互いの顔が一致しない問題を抱えていたことです。創業6年目の現在、社員数は約300名。今後も事業拡大にともなって増加が予想されるため、手を打つ必要がありました。2つ目は、社員情報の一元化です。適宜、効率的なツールを模索してきた結果、ある情報はGoogleドキュメントに、ある情報はチャットツールやローカルサーバーにと、管理場所がバラバラになっていました。効率面はもちろん、今後、人材マネジメントを行う上でも、まずは社員情報を一元化する必要がありました。そして、3つ目は人事評価です。社員数も多くなる中で、評価の進捗状況をスムーズに把握でき、各部署からの評価情報を効率的に収集できるシステムを求めていました

株式会社マネーフォワード

「カオナビ」導入の決め手

「社員の顔」を軸に人材情報のプラットフォームを目指すコンセプトに共感

数ある人材マネジメントサービスの中でも、服部様が「カオナビ」を選んだきっかけは他社からの推薦でした。そこで、実際に「カオナビ」の機能を調べ、デモンストレーションを受けて感じたのは、社員の「顔」にあらゆる社員情報が紐づけられるシステムの将来性と、コンセプトへの「共感」だったといいます。

服部様:一人の社員の『顔』を中心軸として、今後も新機能や様々な他社サービスとの連携を図り、あらゆる情報が社員の『顔』に集まって一元化されていく。そういった将来性のあるコンセプトに共感を覚えました。弊社も同じく、お金にまつわる情報を一元化するクラウドサービスを提供しているので親近感があるのかもしれません。一人の社員が『これまで何をして』『いま、どのような状況で』『これからどうしようとしているのか』がすべて集約できるプラットフォームができること。そこに大きな価値を感じたのです」

「カオナビ」導入の効果

評価の進捗状況や1on1の面談内容をSMART REVIEWで「見える化」

マネーフォワードでは、半期ごとの目標設定に対してMBO(目標管理制度)を実施しています。併せて、上長が月1回の面談を行ない、目標に対する進捗確認とフィードバックを行う「ツキイチ面談」(いわゆる「1on1」)を実施。同社では「カオナビ」の評価管理機能であるSMART REVIEWに、月ごとの面談内容を記載する項目を設け、評価と面談状況をまとめて管理しています。

服部様:「以前はGoogleドキュメントのスプレッドシートで評価を管理していました。しかし、評価の進捗を確認するには、一つひとつのシートを開けていかなければならず、300名近い社員の情報を2名の担当者で管理することはとても難しい。それがSMART REVIEWによって、『カオナビ』上の一覧で進捗状況を見られるので効率的になりましたね。

株式会社マネーフォワード
〇マネーフォワードのカオナビ使用画面【SMART REVIEW】 (※データは全て一例です。実際の社員情報や使用データとは関係がありません。)

また、IT業界ではよくあることですが、競合サービスの動きやOSの仕様変更など、外的要因によってプロダクトの戦略が一変します。そのため、設定目標が期の途中で無意味化することや、急に別のプロダクトに異動となることも多いです。一人の社員の評価管理にフレキシブルな対応をする上でも、異動先の上長がそれまでの評価状況を引き継ぐ上でも、SMART REVIEWでこれまでの評価や目標、取り組みの経緯がしっかり引き継げ、『見える化』できたことに満足しています」

SHUFFLE FACEで評価の甘辛調整も効率化

さらに、同社ではあらゆる業務を内製化しているため、職種は営業やマーケッター、エンジニア、デザイナー、編集など多岐にわたります。それゆえ、評価の公平性を担保することに腐心しているそう。だからこそ、最終的な評価調整、いわゆる甘辛調整は、社員の納得感を得るためにも重要であるといいます。

服部様:「甘辛調整にはSHUFFLE FACEを活用していますが、『カオナビ』の社員の顔が見える利点が大きく現れていると思います。以前はGoogleドキュメントのスライドで評価軸のマトリクスを組み、社員の名前を配置して甘辛調整を行なっていました。しかしそれでは文字情報だけになってしまい、300名近い社員の印象や記憶と紐づきません。顔が見えてピンとくることで、調整の精度は高まったと考えています」

株式会社マネーフォワード
▲SHUFFLE FACEの画面イメージ。縦軸・横軸を自分の知りたい切り口で自由に設定でき、必要な時に必要な視点で組織をマトリクス分析できます。※画像はサンプルイメージ

PROFILE BOOKで社員の顔が見えて、組織とのつながりを実感させる

マネーフォワードが「カオナビ」を導入した理由の一つとして、社員数の急増によって社員同士の顔と名前が一致しない事態を解決したいという思いがありました。そこで、社員データベース機能であるPROFILE BOOKを社内に公開したところ、特に新入社員から「ありがとう」という感謝の声があがったそう。

服部様:「社員数の増加に伴い拠点も増えており、社員はメールやチャットで連絡を取り合って仕事をするケースが多いです。そのため、仕事相手の顔が見えないケースがままあります。既存社員はある程度の社員を把握していますが、新入社員にとっては不安につながってしまいます。要は、人と仕事をしている実感がわかないのです。『カオナビ』で検索して、相手の顔と人となりがわかるようになることで、『自分の仕事が組織に対して貢献できている』という実感にも繋がっているようです。社員の感想を通じてそうした効果を確認できたので、導入してよかったなと思っています」

株式会社マネーフォワード
〇マネーフォワードのカオナビ使用画面【PROFILE BOOK】 (※データは全て一例です。実際の社員情報や使用データとは関係がありません。)

新機能「CONNECT CUBE」に搭載されたSPI3について

タイプマップで個々の性格の違いを理解。新卒社員向けの研修に効果を発揮!

マネーフォワードでは、このたび「カオナビ」がリリース予定の新機能CONNECT CUBEのなかの一つSPI3のテスト導入に対応。この機能では、株式会社リクルートキャリアが運営する適性検査「SPI3」と連携し、「カオナビ」からオンラインで「SPI3」を受験できるほか、その検査結果を「カオナビ」で管理・分析することが出来ます。

服部様:「試験導入のお話をいただいて、さっそく今年度の新卒社員とそのトレーナーを担当する先輩社員に『カオナビ』でSPI3を受験してもらいました。受験の告知をするだけで、あとは各自がPCから申請して受験するだけですから、受験実施の手間がほとんどないのはありがたかったです。

今回の試験導入で、もっとも手応えを感じたのは新卒社員への研修での活用ですね。彼らに課題を与えてグループワークをしてもらい、ワーク後にそれぞれの『SPI3』での性格をタイプマップで見せました。互いの性格をタイプマップで確認することで、ワーク中にコミュニケーションが擦れ違う原因が納得できました。次回からは、性格の違いを念頭に置いてワークを行うことで、プロジェクトが円滑に進むことを実感してもらいました」

株式会社マネーフォワード
▲SPI3【タイプマップ】の画面イメージ。社員の組織適応性を4象限マトリクスで確認できます。※画像はサンプルイメージ。また、「カオナビ」が実装するのは、言語・非言語に関する能力を把握する「基礎能力検査」と性格や行動特性を把握する「適性検査」のうち、 「適性検査」のみです。

新卒社員との1on1で効果を発揮

また、新卒社員とトレーナー担当社員、そして、1on1における上司と新卒社員とのコミュニケーションの課題を解消することにもCONNECT CUBEの「SPI3」は効果を発揮しているそう。

服部様:「メンターであれ上司であれ、新卒社員との関係性でやってしまいがちなのは『自分が育てられたように育ててしまう』ということです。だから、相手は自分とは違う人間であることを、『SPI3』のタイプマップ表示を通じて、わかりやすく認識できたのはいいですね。自己理解の一助になったと思います。その上で、SPI3の試験導入によって『カオナビ』と各種調査ツールのマッチングに大きな可能性を感じています。『カオナビ』に様々な調査結果を蓄積していけば、一人の社員のコンディションを多面的かつ継続的に把握できるかもしれません。今後、さまざまな分析ツールが導入されたら面白いですね」

今後の活用について

HRテックの発展に備え、人材データベースの充実を図りたい

マネーフォワードにおける「カオナビ」の活用は、現段階では主に評価制度を中心としていますが、今後さらに活用を進める予定。特に、マネーフォワードがいま「カオナビ」に期待と関心を寄せるのは、あらゆる人材情報を収集・管理するデータベースとしての活用であるそう。

服部様:「現在、PROFILE BOOKには社員の基本情報のほか、『兼務している役職』『評価履歴』『面談メモ』を記録しています。これは、現時点での人材管理上の利便性から蓄積しているデータです。ですが、理想を言えば、一人の社員がマネーフォワードに在籍する間の“すべての情報”を『カオナビ』に溜めておきたいと考えています。例えば、弊社で毎年実施している、社員への『従業員満足度調査』の記録を毎年残しておけば、上長や組織のアクションなどの影響を踏まえながら、社員の意識の変化を知ることができますよね。人材獲得競争が激化する中で、人事は社員の『個』にどれだけ向き合えるかが問われる以上、分析のためのデータは整備しておきたい。その分析手段の効率化は、今後のテクノロジーの発展に委ねるとしても、データの取得はいまからやっておかなければなりません。『カオナビ』にどんどん情報を蓄積して、将来的には社員の『個』と向き合うためのデータベースとして使っていきたいと考えています」


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