「カオナビ」による人材情報の「見える化」で人事業務が大幅に効率化

KAIグループは国内だけで1000名近くの従業員を抱えています。それゆえ、各グループ会社、各部門の人材情報をどのように管理・蓄積していけば良いのか悩まれていました。「カオナビ」はいったい、どうやってKAIグループの課題を解決することができたのか? 経営戦略本部人事戦略室でチーフマネージャーを務めていらっしゃる成瀬康高様にお話しを伺いました。

  • 創業

    1908年

  • 資本金

    4億5000万円

  • 従業員数

    国内1000名、海外2200名

  • 事業内容

    KAIグループでは、カイインダストリーズ株式会社が人々の生活を彩る商品を製造し、貝印株式会社によってお客様のお手元へとお届けしています。そのネットワークは国内だけにとどまらず、世界へと広がっています。

KAIグループについて

創業100年の伝統を守りながらも常に新しい挑戦を続ける

成瀬様:成瀬様:KAIグループは創業100年を超える、ものづくりの会社として、創業以来の伝統を守りながら常に新しい挑戦に取り組んできました。弊社は大きく分けて貝印株式会社とカイインダストリーズ株式会社の二つに分かれます。

前者はマーケティング・企画・営業などの部門に分かれており、KAIグループの中枢です。後者は生産・開発の領野に特化した会社となっていて、カイインダストリーズが製造したものを貝印がお客様に届ける、という形になっています。

KAIグループ 成瀬様
▲経営戦略本部人事戦略室チーフマネージャー 成瀬康高様

社員数は国内だけで1000名あまり、海外は2200名を超えるスタッフで構成されています。 貝印の商品は一般の購買層向けに販売されているものが多く、使い捨てカミソリの分野では国内のシェアNo.1を獲得しています。そして、現在、弊社が注力している領域の一つが、実は医療器なんですね。医療現場ではメスなど、「切る」ための道具が必需品です。弊社にはもともと、剃刀を造る技術があったので、そのベースを活かして手術用のメスを製造し始めました。すると品質が評価され、市場内でのシェアも伸びてきたわけです。

そんな貝印のものづくりに対するこだわりですが、弊社ではUPDSという言葉を常に大切にしています。Unique、Patent、Design、Storyですね。面白くてお客さんに使ってもらいたいと思わせる物(Unique)。特許を取ることのできる商品(Patent)。デザイン的に優れた物(Design)。そして、様々な生活シーンにある一つひとつの物語の中で使われる物(Story)。こうしたこだわりの中で生み出されてきた商品が、現在、お客様に喜んで使っていただけています。

人材についての考え方

「社員満足度をあげれば良い商品が生まれる」

成瀬様:弊社は「自分のところで作ったものを自分のところで売る」という信念を大切にしております。もちろんそれだけではダメで、良いものを作らないと売れない。では良いものは誰が作るか。それは「」なんですね。

「人」とものづくりを関連させつつ、私たちが現在、掲げている理念があります。「社員満足度をあげれば良い商品が生まれる」ということです。社員が働きやすい環境を作る。その中で楽しんで商品作りを行ってもらう。具体的には、社員の家族を工場見学会に呼んだり、「イキイキ活動」と名前をつけてグループでの活動を促進したりしています。「飲みニケーション」でも良いですし、出社したらハイタッチする職場もあったりするんです。そうすることで、Employee Satisfactionは高まり、良い商品が生まれる土壌ができるんですね。

こうした社員満足度は確かに数値では測ることのできないものです。ですが、実は、弊社の離職率は非常に低く、ここ5年間で見ても約2パーセントなんですよ。また上司を経由せずに経営層へ直接届ける「自己申告制度」も設けていて、そこで現在の職場環境が働きやすいものになっているかどうかを測ってもいます。

KAIグループの評価制度とは?

二つの軸で測る「業績評価」と客観的な指標で見る「能力アセスメント」

成瀬様: 弊社が採用している評価制度には二つあります。一つは業績評価でして、半年間ごとの目標を作って、半年後にどれだけ達成したかを査定する制度です。

もう一つは能力アセスメントと呼ばれる、客観的ないくつかの評価項目と基準を設定し、それに届いているかどうかで評価を行うものです。毎年、社員が自らワンランクあがったと思う際に上司からの勧めで行う〈ものさし〉であり、昇格に響いてきます。

KAIグループ 成瀬様

また、半期ごとの業績評価自体は、二つの軸で測っています。会社への貢献度が縦軸。本人がどういう行動をしたか、その行動プロセスを示すのが横軸。なぜそうするかと言いますと、良い模範となるような行動をしても、売り上げ自体は上がっていない場合もあるじゃないですか。

逆に、何もしてないのに売り上げが上がってしまう時がある。どっちが会社に対する本人の努力度として大きいかといったら、それは自ら積極的な行動をした人です。そのような個人の半期ごとの努力値が可視化できる表を用いて、個人を評価しています。

「カオナビ」の導入背景

人材情報をいかに蓄積し、引き継いでいくか

成瀬様: 「カオナビ」導入以前には、エクセルなどのファイルベースで人材情報や一人ひとりの評価を蓄えていたんですね。その時に問題となっていたのが、蓄積された人材情報をいかに引き継ぐかということでした。

例えば、上司が毎年同じ人だったら過去の履歴で見れます。しかし、部署が変わったり、上司が異動してしまったら、該当者の人材情報の履歴がなくなってしまう。もちろん人事部は見えるのですが、現場レベルでは上司と部下の関係が一度変わると、その人の人材情報がゼロになってしまう。以前はどうだったんだろうというのが全く見えない。情報が共有されていかない。
でも、「カオナビ」があれば、毎年、情報を蓄積することが可能になり、上司が変わっても、情報がちゃんとその人に紐づくことができるんです。部門内での共有もスムーズになり、利便性があがるんです。

また、ファイルベースだと、その都度、誰々の情報をくれと言われると、探し出して送らなければならない。非常に手間がかかるんですよね。クラウドで一元管理できれば、その問題も解消できるわけです。

「カオナビ」を選んだ理由

「顔が見える」ことで1000人以上の社員を把握する時の利便性が上がる

成瀬様: 人材管理ツールの検討をしていた際に、ちょうど弊社に入ってもらっていたコンサルタントから紹介を受けたんです。他社のツールも検討したのですが、小難しく分析するものが多くて、正直使いこなせるか不安でした。

それに何より重要視していたのが「情報の見える化」だったので、「カオナビ」がぴったりだったんです。特定の人しか入れないツールでは意味がなく、全社員が入れて、一人ひとりが項目を入力し、その結果が自動的に集計される。それが理想じゃないかな、と考えていたので。先ほどの自己申告制度なども簡単に移行できそうでしたし。

KAIグループ 成瀬様

もう一つ、最大の決め手としては、やはり、顔が見えるということですね。弊社は国内でも1000人が在籍しているので、一つひとつの組織について考えている時に、名前だけではわからなくても、顔が見えると、「あっ! この人か!」ってなるんです。経営層も非常に便利になったと喜んでいますよ。

また、(導入する際に)セキュリティについてはあまり気にしませんでした。置いてある情報も確かに個人情報ではあるんですけど、みんなに共有されても良いものだけを置くようにしていますから。それに導入されている企業のみなさんを拝見した時に、弊社が心配する必要はないかなと思いました。

「カオナビ」の現在の使い方

SHUFFLE FACE(※)を利用した人材評価の効率化

成瀬様: 能力アセスメントで社員を評価する際に、「カオナビ」の SHUFFLE FACE機能を使っています。現在、会議の場で、該当社員一人ひとりの点数を決めていくのですが、その場でマトリックス的に見えるようにすると非常に便利なんですね。もともと、それをやりたくて「カオナビ」を導入したということもあったりします。以前はエクセルベースで分析や並び替えなどを手作業でやっていたのですが、今はデータを事前にダウンロードしておくことで会議の場で閲覧可能になり、以前より格段に見やすくなりました。

※SHUFFLE FACE:職種別や年次別、評価別などの切り口で社員を縦と横に並び替えて配置や異動、評価の甘辛調整をシミュレーションできる機能。

「カオナビ」を導入したメリット

人材情報を共有する人事会議が効率化した

成瀬様: ステータス管理がとても便利になりました。人によってはこちらから現在の状況を報告してくださいと言ってもなかなか提出してくれなかったりするじゃないですか。「カオナビ」だと誰がやっていて、誰がやっていないか、一目で分かるのが良いですね。総務側の生産性もあがるんです。部門長も部下の状況を見れるわけですから、部下もそれを意識して以前より確実に入力してくれるようになりました。

KAIグループ 成瀬様

また人事会議などの情報共有の場にも変化がありました。以前はエクセルなどをプリントアウトした紙ベースで行っていたのですが、今はプロジェクターで「カオナビ」の画面を映せば良いだけになったので。非常に効率的になりましたし、会議の進行もスムーズになりました。評価する側も、自分の部下への評価が甘いのか辛いのか一目瞭然なわけですから、その場で直す人もいたりします。そういう思わぬメリットもありましたね。

「カオナビ」の今後の使い方

過去の情報をもっと豊富にして人材データベースを拡充したい

成瀬様: まだまだやりたいことはたくさんあります。過去のものも含めて、個人の情報の入力も不足していますし。一人ひとりの社員がどういう経歴で何をしてきたのか、もっとわかるようにデータベースを作っていきたいですね。また、各部門で独自でやっている人材管理ツールも「カオナビ」で一元化できれば良いと思っています。

人材管理以外でも、社員同士の交流に使っていきたいと考えてもいます。現在は階層ごとに見える範囲が絞ってあるんですね。今後はもう少しそこを広げていって、社員間である程度の情報共有ができるようになれば良いと思っています。弊社は全国各地に社員がいるので、「カオナビ」の使用用途をもっと拡充させれば、コミュニケーションの質が変わってくるのかな、と思います。

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