「カオナビ」で職員一人ひとりの特性と能力、経験を把握。保育士が安心して活躍できる適材適所の異動・配置を実現する!

近年、深刻な保育士不足の問題を受け、保育士の収入アップと専門性の向上につながるキャリアパス制度の構築など、保育業界では国を挙げた処遇改善の取り組みが行われています。しかし、保育士の高い離職率は処遇の問題だけでなく、高い業務負荷や長時間労働にも起因します。今回は、保育士が効率的に、安心して働けるマネジメントの実現に向けて「カオナビ」を活用する、株式会社さくらさくみらいの事例をご紹介します。

※インタビューの内容は取材時のものになります。

  • 設立

    2009年8月

  • 資本金

    9300万4900円

  • 社員数

    906名 ※2019年4月現在

  • 事業内容

    保育所・託児所(さくらさくみらい)の運営

  • 会社HP

株式会社さくらさくみらいについて

子どもたちが安心して過ごせる「おうちのようなほいくえん」を運営

――株式会社さくらさくみらい(以下、さくらさくみらい)の事業や特徴について教えてください。

石川顕啓様(以下、石川様):当社では、東京を中心に首都圏・関西エリアで現在46園(2019年4月現在)の保育園を展開しています。子ども・保護者・スタッフの笑顔あふれるあたたかい「おうちのようなほいくえん」を保育理念に掲げ、子どもたちが安心して過ごせる保育環境の実現を目指しています。

無垢の木材をふんだんに使った温かみのある施設だけでなく、保育士たちもまた、常に子どもたちを愛し、気持ちを受け止める「養護」と、さまざまな活動を通して発達を支援する「教育」の観点を持って子どもたちを見守っています。また、設立当初から保育士の仕事の質にこだわり、職員の残業の低減や、多様な雇用形態の整備によって働きやすい環境をつくるなどの取り組みを行ってきました。

株式会社 さくらさくみらい
▲広報・IRグループ マネージャー 石川顕啓様

カオナビ導入の経緯

職員の顔と名前、情報を一元管理できるプラットフォームを求めていた

――貴社が「カオナビ」の導入を検討された2015年当時、どのような人事業務や人材管理の課題がありましたか?

石川様:「カオナビ」の導入を検討した2015年当時、当社の事業規模は施設数12園、職員数230名でした。当時は経営者自らが全職員と個人面談を行い、ダイレクトコミュニケーションによる保育理念の浸透と課題の発見を重視していたのです。

しかし、もはや記憶だけでは職員の顔と名前を一致させることは困難でした。職員の情報はエクセルファイルで分散管理されてデータベースとして十分には機能せず、面談記録も手書きの書類で保管している状況だったのです。職員の面談記録やパーソナルな情報を、顔と名前に紐付けて一元管理できる確かなプラットフォームを必要としていました。

――さまざまなシステムがある中で、「カオナビ」を選んだポイントについて教えてください。

石川様:まず、個人面談のために顔と名前を一致させられるデータベースが必要なことから、「顔が見える」というのが大きな選定ポイントになりました。また、クラウドベースで管理されるため、面談に向かう移動中にタブレットなどで職員の顔と名前をチェックできることもメリットでした。

さらに、パソコンに精通していなくても扱いやすい操作の簡単さ、シンプルさ、自社の人事制度に合わせて柔軟にフォーマットを変えられるカスタマイズ性に魅力を感じました。

導入後の活用について

保育士不足の克服に向け、「カオナビ」による適材適所のマネジメントをスタート

――現在では、貴社はさらに事業規模を拡大し、導入時の約4倍の施設数・職員数となっています。それによって、「カオナビ」に対する期待や役割は変わりましたか?

石川様:かつてのように、トップ主導で個々の職員をマネジメントすることは、もはや困難です。「カオナビ」の導入後は、事業規模に見合った組織的なマネジメントに比重を移してきました。しかし、当社の施設数は増える一方、業界的な保育士不足は深刻な状況です。個々の職員に寄り添ったマネジメントを行い、働きやすい環境づくりを通じた定着率の向上と、採用の強化によって人材不足を克服する必要がありました。そのために、「カオナビ」の必要性は一層高まっていきました。

――実際に、「カオナビ」の人材データベースであるPROFILE BOOKでは、どのような情報を登録し、活用していますか?

石川様:1つの保育園を運営するには、それぞれ経験や能力の異なる保育士たちが、チームとして役割を分担し、過不足なく質の高い保育を提供できなくてはなりません。そのため、PROFILE BOOKでは職員の職歴や業務経験、強みや特徴などを登録しています。また、これまでの面談記録も読み返せるよう整備し、精度の高い評価やフィードバックに役立てています。
そして、職員一人ひとりの事情や要望を踏まえた異動・配置によって、安心して働いてもらい、子どもたちに最大限の愛情を持って向き合える環境を用意したいと考えています。

――人材データベースを整備したことで、人事業務の効率化につながっていることはありますか?

石川様:異動・配置のための会議では、「カオナビ」によって職員の情報をその場で分かりやすく閲覧できるので便利ですね。議論が効率的かつ建設的になったと感じています。また、情報の一元管理によって、特定の能力や経験を持った職員を探したいときや、話を聞きたいときにも、すぐ検索できるようになりました。目当ての人材を探す時間の大幅な短縮につながっています。

株式会社 さくらさくみらい
▲東京都中野区江原町の認可保育所「さくらさくみらい江原町」

今後の活用について

適材適所の異動・配置を「カオナビ」でさらに精度高く実現していきたい

――今後、「カオナビ」に実装されたらうれしい機能や、実践してみたい活用方法はありますか?

石川様:職員の異動・配置では、チームとしてのバランスだけでなく、園ごとの保護者のニーズや、地域性なども考慮して人選を行いたいと考えています。しかし、それを人の思考だけで考えることは簡単ではありません。そこで、「カオナビ」で構築した人材データベースを活用し、異動・配置のマッチングをサポートしてくれる機能があったらうれしいですね。今後も「おうちのようなほいくえん」をさらに社会に広めていくため、「カオナビ」を活用していきたいと思います。