大胆な組織再編を進めるニスコム。経営を加速させる人事戦略のハブを「カオナビ」が担う

1972年の創立以来、日本の情報化社会の発展に貢献してきたニスコム株式会社(以下、ニスコム)。2009年からはITアウトソーシング事業を柱とし、体質改善と時代のニーズを見据えた経営改革に取り組んできました。その一環として2016年に「カオナビ」を導入。今回は、同社が邁進してきた経営改革・人事戦略の実現に「カオナビ」がもたらした効果、さらに新たな施策と「カオナビ」活用について、人事部のお二人にお話を伺いました。

※インタビューの内容は取材時のものになります。

  • 設立

    1972年2月

  • 資本金

    1億円

  • 社員数

    648名(契約社員含む)

  • 事業内容

    インフラ設計構築(ネットワーク・サーバ設計構築、サーバ仮想化環境構築)、インフラ運用(オンサイト運用、テクニカルサポート)、ヘルプデスク/コールセンター、DXオートメーション他

  • 会社HP

「カオナビ」導入の背景

人事情報を一元管理し、人事戦略のハブとなる人事データベースが必要

川地真理子様(以下、川地様):弊社がここ数年行ってきた組織再編にともない、人事情報をまとめる必要がありました。事業部制を敷いていた時代には、人事情報や評価データは各事業部が管理しており、人事情報がバラバラに散在していたのです。そこで組織を機能別に再編成したことを機に、人事情報を一元管理しようと画策しました。

特に弊社は各クライアントに常駐する現場社員が多数存在するため、「誰が、どこで、どのように働き、どのようなスキルを持っているのか」を把握することは大変重要です。人事情報を一元管理し、より効果的な人事戦略を行うためのハブとして「カオナビ」を導入しました。

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▲人事部 川地真理子様

「カオナビ」導入による課題解決と効果

必要なデータを探す手間が大幅に削減◎

川地様:「カオナビ」の人事データベース機能「PROFILE BOOK」には異動履歴、人事評価、面談結果、研修履歴などを登録しています。「カオナビ」導入前はわざわざ欲しいデータを上長経由で依頼し、担当者が確認して該当部門に提出するという手間がかかっていましたが、今は必要な時に参照したいデータがすぐに取り出せてとても便利。人事会議でも参加メンバーが同じデータを見ながら議論を進めることができます。「カオナビ」によって部門の垣根が低くなったことも導入による嬉しい効果です。

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▲「カオナビ」の人事データベース機能「PROFILE BOOK」の画面イメージ。パソコン画面に並んだ顔写真をクリックするだけでキャリアや実績、特技、スキルなど「知りたい社員」の詳細情報がその場ですぐに確認できます(※画像はサンプルです)

副社長が最も活用。SHUFFLE FACEで適材適所の配置をシミュレーション

瓜生正太郎様(以下、瓜生様):導入に積極的だった副社長も「カオナビ」を頻繁にチェックしています。「PROFILE BOOK」で社員の基本情報やプロジェクト滞留履歴を参照しながら、人材マトリクス機能「SHUFFLE FACE」を使って人材配置のシミュレーションを行っているようです。

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▲SHUFFLE FACEの画面イメージ。縦軸・横軸を自分の知りたい切り口で自由に設定でき、必要な時に必要な視点で組織をマトリクス分析できます(※画像はサンプルです)

瓜生様:「カオナビ」によって、プロジェクトごとに誰がリーダーで、誰が部下かを確認し、最適な人材配置を実現できる価値は大きいですね。クライアントの満足度向上にもつながり、事業戦略的にもメリットが大きいと実感しています。

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▲人事部 シニアマネージャー 瓜生正太郎様

評価作業が効率化、離職率半減にも寄与

川地様:評価ワークフロー機能「SMART REVIEW」で評価の進捗管理も行っています。提出状況がリアルタイムに把握できるのでリードタイムがなくなり、現場とのやりとりやメール通知などの事務作業にかかる時間が短縮。評価作業の効率は格段にアップしましたね。集計作業に費やす時間が削減された分、より評価シートに書かれた内容そのものに目を向けられるようになりました

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▲SMART REVIEWの画面イメージ。あらゆる評価制度をドラッグ&ドロップで自由自在に再現できます(※画像はサンプルです)

瓜生様:人事戦略の一環として、評価制度も努力と能力、職務の重さが成果として反映されやすい仕組みに変更しました。この背景には、「カオナビ」による客観的なデータ管理・蓄積の果たした役割も大きい。現場の社員にとっても納得度の高い評価制度になっているようで、2019年度の退職者は前年の50%減。ここ数年取り組んできた「カオナビ」の導入も含めた様々な人事施策は、離職防止にも繋がり、社員満足度の向上にも効果をもたらしたとも言えます。

面談内容を記録して社員の本音をケア。エンゲージメント向上にも◎

瓜生様:その他では、「カオナビ」は社員とのエンゲージメント向上にも役立っています。たとえば、外部機関に依頼している社員への人事面談の記録も蓄積して、必要あれば人事面談などのフォロー施策も行っています。いくらケアを厚くしていても、上長や同僚には話せないことってありますから。「カオナビ」に社員の本音を登録することで社員一人一人の現状にスポットを当て速やかな改善につなげていますよ。

基幹システムとの併用状況

基幹システムとのスムーズな連携で強力な人事戦略データベースに

川地様:弊社では、基幹システムをパッケージで導入していますが、カスタマイズや他のシステムとの連携が複数必要となっています。

現在搭載している基幹システムには、給与管理や勤怠などの基本情報のみを格納しており、タレントマネジメントにおいては利用していません。設定の自由度が低いので、ここで登録できない項目を「カオナビ」に入力しています。もし基幹システムとの連携がスムーズにできれば、より強力な人事戦略用ツールになると思います。

長期運用のコツ

長期運用のコツはひとつの運用方法に固執しないこと

川地様:「SMART REVIEW」の入力画面は、現場で使う社員の視点に立って作成したため、想像以上にスムーズに運用が定着しました。さらに人事戦略を練る際にも、欲しいデータがすぐに集められ、自分で加工し柔軟に運用することができます。「カオナビ」は工夫すれば無限大の活用が可能なシステム。だから長期運用するコツは、ひとつの運用方法に固執せず、柔軟な思考で利用することだと思います。

今後の「カオナビ」運用について

経営を加速させるために「カオナビ」をフル活用

瓜生様:今後も採用や人材確保、働きがい醸成などに「カオナビ」のデータを活用し、経営を加速させる人事戦略のハブとして使っていきたいと思います。その際に重要なのは、情報をいかに検索しやすい形で共有できるかということ。既存の基幹システムや「カオナビ」機能同士のデータ連携ができるようになれば、より多角的な活用ができるようになると思います。さらなる進化を期待しています。

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