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株式会社やる気スイッチグループ

導入のきっかけは評価業務の効率化。人材マネジメント強化のために「カオナビ」を人事データの”ハブ”として活用していきたい

2020.02.27
人事評価の効率化
  1. やる気スイッチグループの「スクール事業」とは?
  2. 「カオナビ」導入に至る課題
  3. 「カオナビ」導入の決め手
  4. 「カオナビ」導入の効果と期待
  5. 今後の「カオナビ」の活用について

株式会社やる気スイッチグループは、個別指導塾「スクールIE」を中心に、幼児教室や子ども向け英会話スクールなどを全国1,700教室以上展開する、業界トップクラスの総合教育グループです。同社は2017年以降、強いリーダーシップで会社を牽引した創業者が退き、まさに第二創業期を迎えています。永続的な発展を続けるための組織強化を必要とする同社が、人材マネジメントの要として導入した「カオナビ」への期待と構想を伺いました。

やる気スイッチグループの「スクール事業」とは?

独自のメソッドを活かし、多角的なスクール事業を展開

開 大輔様(以下、開様):当社の主要事業である個別指導学習塾「スクールIE」は、テクニカルな受験勉強を教える進学塾とは一線を画します。子どもたちの才能を見つけて伸ばし、成功体験を積んで自己肯定感を育むことで、自分自身で人生を切り開く「自分力」を身につけてもらうことを大切にしています。

約1,700教室それぞれに教室長がおり、「やる気スイッチ」のメソッドにもとづいて生徒一人ひとりの育成プランを立て、講師のアサインとマネジメントを行っています。また、そのメソッドを活かし、当社では幼児教室やスポーツ教室のほか、英会話教室、バイリンガル幼児園や保育園、英語で預かる学童保育など、さまざまなブランドを展開しています。

▲経営管理本部 人材開発部 部長 開 大輔様
▲経営管理本部 人材開発部 部長 開 大輔様

「カオナビ」導入に至る課題

「カオナビ」導入の短期的な目的は、評価業務の改善

間多洋彰様(以下、間多様):「カオナビ」の導入のきっかけは、新人事評価制度の導入です。評価対象者を、これまで対象としていた正社員800名から契約社員も含めた1,200名に拡大したのです。

これまでは800名分の評価管理を総務人事部の担当者が一人でExcelで行っていたので、担当者に大きな業務負荷が掛かっていました。新しい制度では1,200名にまで増え、従来の体制では限界。効率的な評価管理システムを求めていました

▲経営管理本部 情報システム部 システム開発課 オフィサー 間多 洋彰様
▲経営管理本部 情報システム部 システム開発課 オフィサー 間多 洋彰様

本質的な課題は、組織的なマネジメント体制の強化

開様:加えて、中長期的には組織的なマネジメント強化も必須でした。当社はカリスマ創業者による、強いリーダーシップによって事業成長を成し遂げた会社です。しかし、トップダウン体制である限り、管理職の役割は上の命令を伝えるためのハブでしかありません。部下をうまく活躍させる観点が乏しかったのです。離職率にも悪影響を及ぼしていました。

そこで、2017年からはトップダウンの体制を改め、一人ひとりの社員の主体性を活かす組織づくりを開始。管理職には部下とのコミュニケーションの重要性を教育することから始めました。マネジメント体制を強化したことで、離職率も大幅に改善しています。今後さらにマネジメントを深化させるためには、散在している人事情報を一元管理し、管理職がいつでも必要な人事情報にアクセスして使える人事マスタのようなシステムが不可欠だと考えたのです。

「カオナビ」導入の決め手

決め手は信頼できる「対応力」と、誰でも使える「わかりやすさ」

間多様:「カオナビ」の導入を決めた理由の一つは、営業担当者の機動力です。デモンストレーションの依頼から、相談、交渉に至るまで、「カオナビ」のフットワークの軽さとレスポンスの良さが光りました。

開様:それに「カオナビ」は他社のシステムに比べて圧倒的にシンプルでした。検討した他のシステムは機能が豊富なぶん、操作は複雑になりがち。全社で共有してもみんなが使いこなせない恐れがありました。システムは使いこなせなければ意味がないと考えており、その点「カオナビ」は操作しやすく、パッと見るだけで情報が頭に入ってくる。役員の心象も非常に良かったですね

「カオナビ」導入の効果と期待

まずは評価業務の効率化を目指す

間多様:SMART REVIEWの評価フォームは、Excelのように1枚1枚開いて確認する必要がなく、画面上でシートを切り替えるだけなので効率的です。評価フォームにはこれまで使っていたExcelの評価シートを反映しました。そのため、管理職も理解がスムーズでした。実際に管理職からは「これはラクになりますね!」と早くも声があがっています。期末の評価時期に行う進捗確認や集計などの作業も自動化されますから、評価担当者の負担も大きく改善されると思います。

▲SMART REVIEWの画面イメージ。あらゆる評価制度をドラッグ&ドロップで自由自在に再現できます。(※画像はサンプルです)
▲SMART REVIEWの画面イメージ。あらゆる評価制度をドラッグ&ドロップで自由自在に再現できます。(※画像はサンプルです)

評価情報を蓄積し、ハイパフォーマーの分析・検討に生かす

開様:さらにSHUFFLE FACE(人材マトリクス機能)を使って蓄積した評価情報を「分析」していきたいですね。いまの状態では、例えば「過去3年間のハイパフォーマー」を知りたいときに、評価担当者にExcelから計算し直して抽出してもらう必要があります。当然、時間と負担が掛かります。それが「カオナビ」であれば、SHUFFLE FACEを使えばすぐに情報を得ることができます。戦略的な異動・配置のほか、ハイパフォーマーの傾向を洗い出すことで、採用・育成計画にも「カオナビ」を活用できると期待しています。

▲SHUFFLE FACEの画面イメージ。縦軸・横軸を自分の知りたい切り口で自由に設定でき、必要な時に必要な視点で組織をマトリクス分析できます(※画像はサンプルです)
▲SHUFFLE FACEの画面イメージ。縦軸・横軸を自分の知りたい切り口で自由に設定でき、必要な時に必要な視点で組織をマトリクス分析できます(※画像はサンプルです)

管理する情報が増えても安心できる、データベースの柔軟性

三好浩司様(以下、三好様):私は、「カオナビ」の最大の魅力は幅広い情報を抱え込めるPROFILE BOOK(人材データベース機能)の柔軟性だと感じています。氏名・年齢・学歴などの「基本情報」のほか、あらゆる人事情報を個別の「シート」として簡単に追加できます。フォーム設計をし直す必要がなく、とても便利です。

▲経営管理本部 情報システム部 システム運用課 三好 浩司様
▲経営管理本部 情報システム部 システム運用課 三好 浩司様

さらに閲覧権限も、追加した管理項目ごとに細かく設定することができます。必要とする人事情報を、必要以上に見せることなく特定の部署に開示できる自由度の高さは素晴らしいですね。

▲PROFILE BOOKの画面イメージ。パソコン画面に並んだ顔写真をクリックするだけでキャリア・実績や特技・スキルなど「知りたい社員」の詳細情報がその場ですぐに確認できます(※画像はサンプルです)
▲PROFILE BOOKの画面イメージ。パソコン画面に並んだ顔写真をクリックするだけでキャリア・実績や特技・スキルなど「知りたい社員」の詳細情報がその場ですぐに確認できます(※画像はサンプルです)

日英表記で外国人講師の離職防止にもつなげる

間多様:「カオナビ」の日英表記も進めています。当社の英語ブランドに在籍する外国人講師も、海外から来て一つの教室や施設の中で働くだけでは閉塞感を感じてしまい、離職につながってしまいます。そのため、日本人社員と同様に情報公開や人事評価、本部からの情報発信を行い、外国人講師の満足度も高めていきたいと考えています。

今後の「カオナビ」の活用について

勤怠・給与などの基幹システムとつないで人事データの“ハブ”として活用したい

開様:今後も、「カオナビ」を管理職のマネジメントのサポートに活用していきたいですね。例えば、「カオナビ」に1on1ミーティングの面談履歴を残して、管理職が変わっても部下の情報を引き継げるようなことをしたいと思っています。

三好様:これまで社内に散らばっていた人事データを「カオナビ」で一元管理できるようになりました。今後は、勤怠管理システムなど社内のさまざまなシステムとのデータ連携を進めています。例えば、労務担当者が管理権限を持つ勤怠管理システムから、必要な情報だけを「カオナビ」と同期し、そのデータを必要とする人が見られるようにするといった連携です。「カオナビ」を様々なデータのハブとして人事マスタのように使うことで、さらに活用の幅は広がると感じています

設立
1989年11月
資本金
1000万円
社員数
5,770名(正社員801名)※2019年2月末時点
事業内容
個別指導塾・英会話スクール・幼児教育・民間型託児保育の経営
  • ※インタビューの内容は取材時のものになります。

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