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テルモ株式会社

約4,800人の社員の中から、幹部候補生の選抜にも活用。
経営陣と人事部で情報を共有し、人材育成施策を強化!

2015.01.06
シンプルな人材情報管理
人材情報の共有
  1. 組織体制と人材育成の取り組み
  2. カオナビ導入の背景
  3. カオナビ導入の決め手
  4. 今後の活用方法

 北里柴三郎博士をはじめとする医師らが発起人となり、1921年に設立されたテルモ株式会社は、注射器などの使い切り医療機器から、カテーテルや人工心肺システムなどの最先端医療機器、また医薬品・栄養食品までを扱う、総合医療メーカーです。「医療を通じて社会に貢献する」 という企業理念のもと、医療現場では欠かすことの出来ない数多くの製品を開発、提供してきました。多くの製品でトップシェアを誇る国内市場での強固なブランドを軸に、今では世界160カ国を超える国々に製品を展開しているグローバルカンパニーへと成長を遂げました。
 今回、カオナビを導入した経緯とポイントについて、 同社人材開発室 室長の 前田氏、同人材開発室の玉手氏、樋口氏にお話を伺いました。

組織体制と人材育成の取り組み

3つの社内カンパニーの中で9つの事業を展開。 海外市場でも戦える経営スキルを備えた「人材」を育てていく。

当社では、3つのカンパニーの中で9つの事業を展開する社内カンパニー制を採っていますが、この9つの事業のうち、4つの事業は本拠地をアメリカなど海外に置き、経営トップも現地の人材が務めるなど、グローバル化も急激に進んでいます。
これまでは、『医療を通じて社会に貢献する』という企業理念のもと、社員を率いていける様な「人材」の育成に力を入れてきましたが、今後はグローバルに戦っていくための経営に関する知識も磨いていかなければいけません。そこで、最近では経営のスキルや基礎知識をつけるための研修や、社員のMBA取得の支援なども積極的に行っています。医療という成長産業では、アメリカや世界各国のメーカー、日本の異業種企業が日本市場にもどんどん参入しています。当社も、日本の医療機器メーカーとして、世界で戦っていくステージに立ったところです。

テルモ株式会社

カオナビ導入の背景

カンパニー制の本格始動に伴い、各事業を牽引する幹部候補生の育成を強化。役員陣と人事部の間でタイムリーに人事情報を共有できるツールを探していた。

これまで各事業部で個別に行われていた人材育成も、カンパニー制の本格始動にともない、全社を挙げて各事業を牽引していく幹部候補生の育成を強化していこうという気運が高まりつつありました。幹部候補生にはどのような仕事を任せていくか、どんな研修を受けてもらうかなど役員陣の間でディスカッションが行われ、同時に人事部と役員がもっと人事情報を共有し、一緒に育成施策を考えていこう、という動きも出始めました。
これまでは、人事部で管理している基幹システム内の社員情報を、必要な際に都度エクセルで出力して役員に共有していましたが、タイムリーな共有が難しい上に非常に手間のかかる作業でした。そこで、人事と役員の間で同じデータベースを共有し、もっとスピーディーに育成施策を議論していけるように新たなシステムの導入を検討し始めました。役員陣自らも操作することができ、人事情報をいつでもピックアップできるような、活用しやすいシステム、という観点で色々と比較検討をしている際に、カオナビを見つけました。

テルモ株式会社

カオナビ導入の決め手

わかりやすく、使い勝手の良いユーザーフレンドリーなシステム。カオナビは、「経営幹部も使える人材データベース」という観点にピッタリのツールだった。

まず、なんといっても見やすかったことが大きなポイントです。人事部門だけで管理するのであれば、多少仕組みが複雑でも扱えますが、今回は「経営幹部も使える人材データベース」という観点でシステムを検討していました。役員陣も同じデータベースを使いながら育成施策を議論するという目的があったため、日頃あまりシステムを扱わない人でも簡単に操作できることは絶対条件でした。その点、カオナビは非常にユーザーフレンドリーなシステムだと思います。また、どこからでもアクセスでき、タイムリーな情報を共有することのできるフットワークの軽さ、というクラウドサービスならではのメリットもあります。
人事部門としては、役員陣が積極的にデータベースにアクセスすることで、会社としてもっと人材を把握し、計画的な人材育成と社員のモチベーション向上も期待できる育成施策を実現していきたいという想いがありました。人材開発の領域ではもっと高度で複雑な分析機能が備わったシステムもたくさんありますが、まずは基幹システム内の情報を見やすい形で一元化し、共有スピードをあげるという目的を実現できるツールを探していたため、最もわかりやすく、使い勝手の良いカオナビがいいのではないか、という結論に至りました。

テルモ株式会社

今後の活用方法

カオナビを使って、役員陣・人事部門がデータベースを共有しながら、将来を担う幹部候補生 の人材配置や今後の育成施策を議論していく。

まずは、社員情報を一元化し、各事業のキーポジションにおける後継者や、幹部候補生の状況を把握できるようにしていきたいと思います。それをもとに、カオナビを使って役員陣・人事部門が人材配置や今後の育成施策をディスカッションしていく予定です。
今回カオナビを導入したことにより、初めて海外子会社の社員情報も一元化していこうという動きが出始めました。これまでは各グループ会社で個別の人事システムを使っており、グループ全体の情報を一元化しているデータベースは無かったのですが、今後は国内拠点と海外拠点の垣根を越えて情報を共有し、適材適所や抜擢を進めていこうと思います。事業のグローバル化という観点も含めて、幹部社員の育成のための「経営マネジメントツール」として活用していけたらいいですね。

テルモ株式会社
設立
1921年
事業内容
医療機器・医薬品の製造販売
スタッフ数
4,845名 (テルモグループ 19,333名: 2014年9月末現在)
  • ※インタビューの内容は取材時のものになります。

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