導入事例 SHOWCASE

人材マネジメントのノウハウを
豊富な他社事例から学べる。

名阪急配株式会社

カオナビの機能アップデートが、人事担当者にとっての道しるべになり得る

2025.04.22
課題
  • 人事評価を紙媒体で行っており大きな負担となっていた
  • 人事評価のデータ収集業務が属人化していた
活用法
  • 評価業務はもちろん、1on1の面談記録などもカオナビに集約
  • 研修コンテンツをカオナビに集約し、いつでも学べる環境を構築
効果
  • 評価集計に要していた業務時間を約20時間削減
  • カオナビのアップデートに合わせた運用で、スピーディな人事施策を実現
  1. 適材適所を実現できる「タレントマネジメント」に可能性を感じた
  2. 評価ワークフロー機能で業務時間を20時間削減!
  3. カオナビ活用で意識している“3つの心得”
  4. 人事トレンドを追うならカオナビを参考に

愛知県を中心に岐阜、三重、滋賀、兵庫を拠点として企業の物流を支えている名阪急配株式会社様。機械部品をはじめ、コンビニエンスストアへの食品や日用品の配送、スーパーへの冷凍・チルド品などの配送のほか、倉庫に入荷した商品の仕分け業務、納品、アフターフォローまで幅広い物流サービスを提供しています。

今回は、カオナビのユーザーコミュニティ「カオナビキャンパス」のアンバサダーも務める、管理本部 人事総務部 人事労務チーム チーム長 髙瀬 邦弘様にお話を伺いました。

※本記事の掲載内容は全て取材時(2025年3月12日)の情報に基づいています。

適材適所を実現できる「タレントマネジメント」に可能性を感じた

──はじめにカオナビ導入の経緯についてお聞かせください。

元々、人事評価は紙媒体で行っていました。しかし、入社手続きを電子化したことをきっかけに、他の書類業務もできる限り電子化することで効率化しようと考え、人事評価においてもシステムの導入を検討し始めました。

人事評価システムを探す中、とある展示会でカオナビのデモを拝見しました。そこで初めて「タレントマネジメント」という概念に触れ、可視化されたデータを基に「適材適所」が実現できるという点に、人事評価だけでなく、配置やスキル管理も含めて人的資本経営につながる大きな可能性を感じたんです。

──数あるタレントマネジメントシステムの中から、カオナビを選んでいただいた理由を教えてください。

1番の決め手は、評価ワークフロー機能「スマートレビュー」のカスタム性の高さです。既存の評価シートをそのままシステム上で再現できれば、電子システムへの入力作業に慣れていない社員でも使いやすくなると考えました。

そこで、弊社独自の評価シートを手軽に再現できるカオナビの導入を決めました。導入後は、現場からの問い合わせもなくスムーズに活用できています。

管理本部 人事総務部 人事労務チーム チーム長 髙瀬 邦弘様
管理本部 人事総務部 人事労務チーム チーム長 髙瀬 邦弘様

評価ワークフロー機能で業務時間を20時間削減!

──評価ワークフロー機能「スマートレビュー」の活用法について教えてください。

先述した社員の人事評価はもちろん、総合職に義務付けられている月次面談の管理にも「スマートレビュー」を活用しています。

具体的には、体調や職場の人間関係、課題の進捗状況のほか、上司への問題提起なども含めて、全て「スマートレビュー」で収集・蓄積しています。「スマートレビュー」を使うことで、フローに設定した関係者が、カオナビという一つのシステム上で月次面談の内容を確認できるようになるため、管理職の方からは「手軽に面談履歴が確認できて助かる」という声も多いです。

名阪急配様の「スマートレビュー」による面談記録画面。評価ワークフロー以外の活用も可能
名阪急配様の「スマートレビュー」による面談記録画面。評価ワークフロー以外の活用も可能

──具体的にどのような効果を実感されていますか。

体感ではありますが、人事評価シートの作成時間は、導入前に紙の評価内容をExcelに打ち込んでいたころと比べ、20時間ほど削減されたと感じています。

実は、カオナビ導入直後も職種やランクごとに17種類近くの評価シートを再現していて、それなりに時間を要していました。しかし、この悩みをサポートに相談したところ解決案をいただき、現在は5種類のシートで事足りています。

また、以前の評価データを探すのが容易になったことも大きいです。それまでは過去フォルダからExcelの評価データを都度探していましたが、現在はデータベース機能「プロファイルブック」を開くだけで把握できています。

カオナビ導入前は600人分の紙媒体データをExcelに手入力で転記していたことを考えると、現在は大幅に効率化された上、ミス防止にもつながっています。

──学習管理機能「ラーニングライブラリ」も活用されていると伺いました。そちらについてはいかがでしょうか。

社員の教育を目的として、会社が求める資格試験の参考動画、YouTubeの引用などを幅広く「ラーニングライブラリ」に掲載しています。

また、社内の定期研修で使用したパワーポイントなどの資料を掲載することで、参加者の振り返りだけでなく、他の社員も活用できる仕組みを構築。今後は、必要なスキル要件に紐づくコンテンツなども公開していきたいと考えています。

名阪急配様の「ラーニングライブラリ」画面。プリセット講座のほかオリジナル講座も掲載
名阪急配様の「ラーニングライブラリ」画面。プリセット講座のほかオリジナル講座も掲載

カオナビ活用で意識している“3つの心得”

──カオナビを運用するうえで意識しているポイントはありますか?

個人的に、カオナビを運用するうえで3つの意識すべきポイントがあると感じています。

1つ目は「利用目的を明確にすること」です。自社の課題は何なのか? その実現のためにカオナビの機能をどう使うべきなのか? を明確にするということです。当社も「書類の電子化・業務効率化」という明確な目的を実現するために、カオナビを選びました。

カオナビには豊富な他社事例があるため、カオナビの担当者と会話をする中で、利用目的や運用プランを明確にするのも有効だと思います。

──目的を定めた後の実運用に関してはいかがでしょうか。

2つ目は、ひとりでやろうとせず「カオナビのサポートをうまく活用すること」です。導入直後は新しいシステムの仕様に戸惑うこともあるかと思いますが、サポートに頼ることでほとんどの問題が解決できました。

先ほどお話しした評価シート数の削減に関しても、サポートの方に相談した結果、具体的なアドバイスをいただくことで実現できました。それ以降、運用で迷うことがあれば都度相談するようにしており、心から頼りにさせてもらっています。

そして3つ目は「社員の声に耳を傾けること」です。カオナビを運用し、社員が機能に触れる機会が増える過程で、きっと社員からも具体的な意見や要望が出てくると思います。そうした声は客観的な改善のヒントです。

自分たちのやり方に固執せず、社員やカオナビのサポート担当者とともにブラッシュアップしていくのが理想だと思います。

充実した伴走体制でお客様の導入・運用を支援
充実した伴走体制でお客様の導入・運用を支援

人事トレンドを追うならカオナビを参考に

──髙瀬様には、カオナビのユーザーコミュニティ「カオナビキャンパス」の取り組みにも積極的にご参加いただいております。その理由について伺いたいです。

私自身、「カオナビキャンパス」に参加することで他社と交流したいという思いがありました。実際に参加してみると、カオナビの運用知識を身に付けるだけでなく、社会や世間が企業に求めることなどを知るいい機会となりました。

また、「カオナビキャンパス」は他に類を見ないコミュニティです。ユーザー同士でコミュニティが作られ、それぞれがカオナビについての研究や情報発信を自発的に行う、こんな活発なユーザー会は他にありません。

さらに、コミュニティ内から上げられた機能改善提案への対応がとても速い点もうれしいですね。提案がしっかりとシステムへ反映される、反映されることでさらにコミュニティが活性化する。これはカオナビがユーザーに寄り添ってくれるからこそ実現できるサイクルだと思います。

カオナビ独自のコミュニティでは交流を通じてさまざまな知見を共有できる
カオナビ独自のコミュニティでは交流を通じてさまざまな知見を共有できる

──最後に、今後実現したいことはありますか?

偶然ではありますが、当社では「人を活かした経営」を目指す流れが活発になっており、人事に対しては具体的に「社員のスキル管理」が求められています。

その一方で、スキル管理機能「アビリティマネージャー」がカオナビに導入されたことをきっかけに、会社の動きに先んじてスキルマップの構築を進めていました。だからこそ、スムーズに社員のスキル管理を進められると考えています。

スキル管理は一例ですが、「カオナビの機能アップデートを追いかけること」が、「人事トレンドを追いかけること」につながると感じます。だからこそ、カオナビを道しるべとした人事施策の検討は今後も続けたいと思いますし、迷うことがあれば、カオナビのサポートやユーザーコミュニティを頼りにしていきたいですね。

設立:
1973年4月
社員数:
1,822名(2025年3月末時点)
  • ※インタビューの内容は取材時のものになります。

資料も無料体験も、
ぜひお試しください

お電話でも、お問い合わせいただけます

その他のお問い合わせ