ユーザー会レポート

「年2回、270名の社員と経営層が面談」長く働ける環境を作るために実施した4つのアプローチ

2021年8月5日

マナベル

こんにちは!カオナビ カスタマーサクセスグループ ユーザー会担当です。

7/8(木)、ユーザー会「マナベル」を開催しました。今回は「人材育成の仕組みを支える人材データの活用法」をテーマに、国内外様々なブランドで飲食店を経営されている株式会社ワンダーテーブル様がご登壇。60名以上もの参加者にご出席いただきました。ありがとうございました!

「マナベル」とは?

「マナベル」はカオナビを使いこなしているユーザー様をお招きし、実践例を直接学んでもらうセミナーです。さまざまな業種のユーザー様にご登壇いただいており、「カオナビ導入の経緯」「カオナビを使ってできたこと」「ぶつかった壁とその乗り越え方」など、赤裸々なトークが必見です。

カオナビではそのほかにも、導入目的別の使い方を解説するセミナーや、ユーザー様同士で活用方法をディスカッションし合う交流イベントも開催。今後、開催予定のセミナーは、以下をチェックしてみてください!

サポートサイト『セミナー・ユーザー会』

ご登壇者紹介

小川 圭介 様

株式会社ワンダーテーブル
取締役

西島 里沙 様

株式会社ワンダーテーブル
人材開発グループ マネジャー

優秀人材の独立や採用難…課題解決に導いた4つの施策

もともと、飲食業界特有の離職率の高さに頭を悩ませていたというワンダーテーブル様。2000年から2010年にかけ、ある程度経験したら独立して良いという考えが浸透していたこともあり、優秀な人ほど離職してしまう状況があったといいます。

「人が抜けるだけでなく、採用も難しい状況でした。それに経験者が独立してしまったら、その人が持っていたノウハウを新しく採用した人に引き継げない。仕事の属人化も、当時は課題として感じていました」(小川様)

そこで、課題を解決するために取り組んだ施策が、「研修」「面談」「評価」「能力開発」の主に4つでした。

新しく採用した人のスキル向上を目的に、研修制度を整備。そのほか、理念共有と相互理解を行う面談の場を設けるなど、長く働ける環境を作ってきたそうです。

では、こうした施策の中で、カオナビはどう役に立ったのでしょうか。

「カオナビ導入はDX施策の一つ」蓄積したデータで再現性のある人材育成を実現

施策を実行していく中で活用したのが、「プロファイルブック」「チャートボード」「ボイスノート」「スマートレビュー」「シャッフルフェイス」という5つの機能です。

施策別に、各機能の活用方法を詳しく見ていきましょう。

1.研修)ボイスノートで研修の感想を吸い上げる

ワンダーテーブル様では、調理や接客のスキル向上に向けた研修はもちろん、農業を実際にやってみるといった体験型の研修を多数実施しています。

そんな数多くある研修の受講状況を一人ひとり把握できるよう、プロファイルブックに履歴を蓄積しているそうです。

「プロファイルブックの研修受講履歴は『自由研修』『体験型研修』と分かれており、誰がどの研修を受講したかかが、一目で分かる状態になっています」(小川様)

さらにチャートボードを使って「役職別の受講状況」や「各研修の参加率」も可視化しています。

また、研修はやりっぱなしで終わらず、ボイスノートを使って受講した社員にアンケートをお願い。次回の研修に活かしています。

「例えばワイン研修では、ワインと食事の組み合わせを最も理解して欲しいと考えています。一番印象に残ったことは何ですか?というアンケート項目で『ワインと食事のペアリング』と書いてあると、自分たちが研修でほんとに知って欲しいことを理解できたんだな、と分かるんです。研修の改善点も書いてもらい、次回の研修のアップデートに役立てています」

2.面談)複数の面談履歴をプロファイルブックで一括管理

役員や部長、マネージャーといった様々な役職との1対1面談の機会を設けているワンダーテーブル様。面談の履歴などはプロファイルブックに蓄積しています。

「例えば上層部との面談では、経営理念の共有や会社との相互理解を目的にしています。従業員の規模が大きくなると、どうしても新しく入った人と経営層が話す機会がなくなる。そこで意識的に話す機会を設けようと、年2回、全社員と経営者が面談する機会を作っているんです」

3.評価)シャッフルフェイスで顔と評価を一致させながら議論

社員の評価に関しては、カオナビのスマートレビューで一元化。評価入力や収集作業の手間を、従来と比べて30%も削減することに成功したそうです。

「各事業所ごとに、社員の評価をカオナビにまとめ、一覧で見えるようにしています。従業員にはメールで『今週中にカオナビに入って自己評価を入力してください』と連絡。スマートレビュー上で一覧を確認し、未入力者にはリマインドを行います。ちなみにこれまでは、自己評価から1次、2次と、それぞれ5日間ずつ計15日間の入力期間を設けていました。でもカオナビ導入後は、同時進行により5日間で2次評価まで回収できるように。大幅な時間短縮につながっています。スマートレビューだと、どこまで進んでいるか、誰の記入が漏れているのかが簡単に分かる点も便利ですね」

評価会議を行うときは、シャッフルフェイスも活用しています。

「縦軸は『S』や『A+』といった評価。そして横軸は役職や事業部に設定し、分布を見ながら評価会議を行います。例えば『S評価のこの7人のプレゼンテーションお願いします』と言うと、それぞれの上長が『彼はこの半期こんなことができました』と発表するんです。『あの事業部のあの子ね』と、顔と評価を一致させながら議論をしています」

4.能力開発)登録した個人データを見ながら一人ひとりのキャリアプランを検討

一人ひとりの今後のキャリアプランを議論する能力開発会議も、年2回設けているワンダーテーブル様。会議ではプロファイルブックに登録した個人データやチャートボードの組織構成を確認しながら、話し合いを進めていくそうです。

「このようにカオナビを導入してから評価の効率化だけでなく、人材情報やマネジメントに必要な情報を集約して蓄積できるようになりました。これが結果的に再現性のある人材育成につながった。カオナビ導入は、コロナ禍で重要度が増したDX施策の一つだと考えています」

【Q&A】日頃カオナビに触れているからこそ分かるリアルな回答をご紹介!

質疑応答の時間では、人材開発グループのマネージャーを務める西島里沙様も加わり、参加者の皆さまからの質問に回答していただきました。たくさん投げかけられた質問から、一部を抜粋して紹介します!

  • Q)個人からのキャリア申告、及び上司によるFBをカオナビ上で完結させたいと考えています。ワンダーテーブル様では、どのように実施されていますか?

A)当社は1対1での面談を非常に大切にしています。そのため、自己申告で吸い上げるのではなくあくまでも1on1でヒアリングやFBを行う。そして、その結果をカオナビに反映させ、データを蓄積するといったやり方ですね。

  • Q)全社員との1on1は相当な時間がかかると思いますが、トップ面談は社長だけが1on1を行っていますか?それとも経営陣数名ですか?

A)現在は、社長も含めて大体3〜4名の役員で、200名以上の社員と1on1を行っています。従業員がまだ少なかった頃は、当時の社長が一人で面談を行っていました。でも社員が200名を越えた段階で、さすがに大変だとなり、社長と役員で担当を割り振っています。

ただし、5年に一回ある人事制度改革の後は、社長が全員と面談しますね。

  • Q)現在行っている人事施策は何名で運営していますか?また、そのうち何名でカオナビの運用を担当していますか?

A)うちはかなり少人数体制でやっており、人事担当者も3人だけ。評価担当1名、カオナビ担当1名、研修担当1名といった体制です。そのためカオナビの運用は、一人の担当が1から10まで設定しています。データ集計やCSVへの書き出しは、その担当に都度依頼をかけるかたちです。

あえて一人にカオナビの経験値を集約させることで、「誰に聞けば良いかわからない」状態を避けるようにしています。

【参加者の声】「登壇者に直接質問できる」がセミナー参加者最大のメリット!

参加者からのご感想も、一部抜粋してお届けします!

  • 私自身もカオナビの管理を1人で行っているため社内で比較できる存在がいませんでしたが、他社の使用例や評価制度まで知ることができ、勉強になりました。
  • 実際に運用している企業様の実例を聞けて、有意義でした。現在弊社でも、基本情報の入力や評価制度を踏まえた入力フォームを作成中ですが、参考にさせて頂きます。最初から完璧なものは出来ないと思っておりますが、特に評価制度においては毎年ブラッシュアップしていきたいと思います。
  • 他社での人事部の様子がわかり、また具体的な使用例もお話頂きわかりやすかったです。
  • 質疑応答の時間を長くとって頂けたことで聞きたい内容を知る事が出来ました。
  • カオナビに限らず、人事としてどんなことをされているのかとても参考になった

フィロソフィー経営や育成施策にも触れた今回の話を聞き、カオナビに限らず人事として何をやってきたかが参考になったという声。さらに、質疑応答の時間の長さを評価していただける声もありました。

マナベルのようにリアルタイムで開催するセミナーは、登壇者に質問できるのが醍醐味。「ユーザーさんに直接質問したい!」という目的でも、ぜひ参加していただけると嬉しいです!

あとがき

カオナビにデータを集約したのは良いものの、その後どう活かせば良いのか。迷われる企業も多いかもしれません。

そこで今回のワンダーテーブル様の例のように、まずは評価会議や能力開発会議でカオナビの画面を見ながら行う。これは、人材育成に活かすはじめの一歩とも言えるかもしれませんね。

カオナビのユーザー会では機能の使い方に限らず、今回の人材育成のように様々なテーマを取り扱っていく予定です。そこで「カオナビに集めたデータを採用や経営に活かす方法が知りたい!」「人事施策とセットでカオナビの使い方を教えて欲しい」など、ぜひお気軽にご意見をお寄せくださいませ!

また、カスタマーサクセスチームでは、Twitterも運営中。セミナー情報や便利な活用テクニックなどを定期的につぶやいていますので、チェックしていただけると嬉しいです!

それでは、今後もカオナビをどうぞよろしくお願いいたします!

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マナベル

2021.08.05