活用テクニック

課題

新入社員のキャリアプランを把握し、適切なフォローを実施したい

新入社員が入社後のキャリア形成に不安を感じているケースがある。「現在の業務が将来的にどういったキャリアに繋がるのか」「自身がチャレンジしたいキャリアを実現するためには何が必要なのか」…これらが不透明なため、何を目標に業務に取り組むべきか分からなくなってしまっている。また、会社から適切なフォローが行えずに早期離職などに繋がらないよう、新入社員のキャリア志向を早期に把握し、モチベーション高く働いてもらうための方法を検討したい。

施策概要

キャリア申告を実施し、目標意識を持たせる支援を行う

新入社員が現場に配属されてから1ヶ月のタイミングでキャリア申告を実施しています。社員の希望を把握することで、会社側は本人の志向に合った支援がしやすくなり、一方の新入社員には自身の志向が考慮されている職場環境でモチベーションを高く働きつづけてもらいたいと考えています。
また、実施後の結果開示・フィードバックは、直属上司や人事などの事前に決めた人に限定しています。キャリア申告で記入された内容はすぐに実現できないこともあるため、 “キャリアプランを実現に近づけるためにはどうするか”“どのような姿勢で業務に取り組んでほしいか”などの提案を必ずしています。その後も継続的にフォローを行うことで本人に目標意識を持たせ、自己成長を実感する機会になると考えています。

  • 業務に関する所感や希望を新入社員にヒアリングする
  • 結果に対するフィードバックや業務支援を行う
  • ヒアリング結果は次回以降の人材育成プラン策定の参考にする

カオナビを使った解決策

『スマートレビュー』のテンプレート機能を活用

『スマートレビュー』に登録されているテンプレートを活用して、キャリア申告のヒアリングシートを作成します。テンプレートからダウンロードしたイベントは、フォーム・ワークフロー・権限設定がすでに設定されており、そのまま使用することも可能となっています。

テンプレートを使用するにあたって、今回は配属から間もない時期にキャリア申告を行うため、異動希望時期など実現性が低い項目に関しては削除して使用しました。

また、ヒアリング後に実施するフィードバック面談用に、フィードバック面談に関わるフェーズ・アクション・フォームに面談者が話した内容を記録できる欄を追加しました。最後に、追加した部分の閲覧・編集権限を再設定し、回答者と直属上司の登録を行えば準備は完了です。


回答依頼時に施策の趣旨を伝達

目的や結果の取り扱いについての説明は重要であると考えています。キャリア申告の依頼文には、キャリア申告を実施する目的・入力結果の開示先・今後の流れについてなどを明記するようにします。なぜ聞かれているか本人たちが分からないと安心してキャリア申告を記入できない可能性もあるので、必ず希望を叶えてあげられる訳ではない旨なども含めて、事前に説明できる状態にしています。

回答画面は、メール本文内に使用できる置換タグを使ってURLを差し込むことができます。回答者はメール内に表示されているURLをクリックすることで回答画面へ遷移することができ、すぐに回答ができます。

回答、フィードバックを実施する

『スマートレビュー』では、回答者の入力状況を追うことが可能です。進捗が遅れているアクションがあれば、個別に催促連絡を行えるので、回答率アップにも繋がります。

カオナビ設定手順

  1. 『スマートレビュー』でイベントを作成する(テンプレートから作成も可能)
  2. 対象者(回答者)と参加者(直属上司や人事担当者など)を設定する
  3. イベントを開始し、回答依頼メールを送信する

スマートレビューの活用資料はこちら

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