人事評価制度は、適切なタイミングで見直しが必要です。なぜなら、人事評価制度は企業と従業員の双方に大きく影響する重要なツールであるためです。
人事評価制度が古かったり、機能していないと感じる場合、従業員も不満に感じている可能性が高いため、早急に見直す必要があります。
本記事では、人事評価制度の見直しについて、その目的やタイミング、見直しのメリット・デメリットや見直し方などを詳しく解説します。
目次
1.人事評価制度はどう見直す? 見直しの目的やポイント、手順を解説
人事評価制度とは、従業員の業績や能力、組織への貢献度などを評価し、昇進や昇給、人材配置や育成に反映させる仕組みです。
従業員の処遇決定や人材戦略のためだけでなく、従業員のモチベーションを維持・向上させるためにも必要なものです。
人事評価制度が適切に機能していることで、従業員のモチベーションを高められ、組織全体の生産性や効率性が向上します。

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2.人事評価制度を見直す4つの目的
人事評価制度を見直す最大の目的は、企業の持続的な成長の実現です。
人事評価制度は、一度作って終わりにせず、企業の状況や社会環境の変化に合わせて定期的に見直しを行う必要があります。
見直しの目的を詳しくみていきましょう。
- 適切な評価を行うため
- 従業員の処遇改善のため
- 人材戦略の効果を高めるため
- 組織の方向性を明確にするため
適切な評価を行うため
近年、働き方や人材の多様化が進み、これまでのような画一的な管理が難しくなっています。人事評価制度も同様に、画一的な評価が難しい状況にあります。
大きな例として、コロナ禍の影響によるリモートワークの普及が挙げられます。非対面で業務を行う環境では、業務プロセスや勤務態度を評価しにくいでしょう。
社内環境の変化は人事評価制度にも影響するため、自社の状況に合わせて最適な人事評価制度に見直すことで、適切な評価が行えるようになります。
従業員の処遇改善のため
人事評価制度は、従業員の処遇を決定する際の重要な情報源です。評価基準や評価項目に誤りがあると、従業員の処遇も適切でないものになってしまうでしょう。
つまり、見直しにより、従業員の処遇改善にもつながります。また、評価基準が曖昧で従業員が評価結果に納得できないと、モチベーション低下を招きます。
さらに、年功序列の評価制度のように、努力では変えられない部分の評価が大きくなると、評価への不公平感が高まります。
人事評価制度に対する不満は、そのまま放置すると最終的には離職に発展するリスクがあるため、該当する場合には見直しが必要です。
人材戦略の効果を高めるため
人事評価の結果は、処遇だけでなく人材配置や人材育成にも反映されます。人材配置や人材育成といった、人材戦略の効果を高めるためにも人事評価制度の見直しが有効です。
人事評価制度の見直しによって従業員の能力をより正確に把握できれば、適材適所への人材配置を検討しやすくなります。
従業員も評価結果に納得できていることで、人材配置の結果にも妥当性を感じられるでしょう。また、人事評価制度は企業が従業員に求めるレベルを提示するツールでもあります。
人事評価制度の見直しにより必要な人材を再定義できれば、企業の成長に直結する効果的な人材育成が促進されます。

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組織の方向性を明確にするため
人事評価制度は、企業理念やビジョン、経営戦略と連動すべきものです。
人事評価制度の見直しは組織の方向性の再考にもなり、改めて従業員に方向性を明示する機会にもなるでしょう。企業が持続的に成長するためには、組織が一体となって同じ方向に進むことが重要です。
人事評価制度から、従業員が組織の方向性や自分たちに求めている役割が理解できることで、どう行動すべきかが明確になり、個々の業務効率や生産性、パフォーマンスの向上と業績アップに期待できます。
3.人事評価制度を見直す3つのタイミング
人事評価制度は、適切なタイミングで見直すことがポイントです。
人事評価制度を見直すタイミングは、主に内部・外部環境が変化するときと従業員が人事評価制度に不満を持っているときが適切です。
ここでは、人事評価制度を見直す3つのタイミングをみていきます。
- 企業規模や方針が変化する場合
- 離職率やエンゲージメントに課題がある場合
- 外部環境に変化がある場合
企業規模や方針が変化する場合
従業員数の増加や、事業の拡大と、企業規模や構造に変化がある場合は見直すタイミングの一つです。将来的な成長を目指し、企業の方針が変わる際も見直しが必要となります。
企業そのものが変化している場合、従来の評価制度のままでは企業の実情と乖離した評価内容となってしまい、従業員が評価結果に納得しにくくなります。
人事評価制度は企業が従業員に求めることや方向性を伝えるツールでもあるため、企業の変化と連動しないと、人材戦略の効果が低下するおそれもあります。
離職率やエンゲージメントに課題がある場合
離職率の上昇やエンゲージメントの低下といった課題がある場合、人事評価制度が原因の可能性も考えられます。人事評価制度への不満を放置していると、従業員のモチベーションが低下し続け、最終的に離職に発展するおそれがあります。
退職者面談やアンケートなどを通じて、人事評価制度に対する満足度や意見を集め、どれだけ組織にネガティブに影響しているかを分析しましょう。
人事評価制度への不満が高い場合には、早急な見直しが必要です。

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外部環境に変化がある場合
外部環境が変化した際も、人事評価制度の見直しが必要となる場合があります。直近のトレンドでいえば、コロナ禍によるリモートワークの普及が挙げられるでしょう。
たとえば、リモートワークが主流になった企業で、業務プロセスや勤務態度を重視した人事評価制度を使い続けている場合は、適切な評価ができていない可能性が考えられます。
近年は企業を取り巻く環境の変化が早いため、人事評価制度も時代の変化に適応する意識を持ち、適切なタイミングで見直していくことが求められます。
4.人事評価制度を見直す3つのメリット
人事評価の見直しは必要性があるだけでなく、以下のようなメリットがあります。
- 従業員のモチベーションが高まる
- 企業と従業員の信頼関係が構築される
- 人材戦略の質を高められる
従業員のモチベーションが高まる
透明性や公平性が担保された人事評価制度に見直せば、従業員のモチベーションアップに有効です。正当な評価が行われることで、従業員は処遇に納得感が得られるようになります。
さらに、次に良い評価を得ることを目的に、スキルアップを図るモチベーションにもつながるでしょう。
従業員のモチベーションが高まると生産性が向上し、結果として企業にも利益をもたらす点でメリットがあります。

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企業と従業員の信頼関係が構築される
従業員が持つ人事評価制度に対する不満を解消することで、企業と従業員の信頼関係の構築にも効果的です。
人事評価制度は企業にとって重要なツールであるだけでなく、従業員にとっても重要なものです。人事評価一つで処遇や配置が決まることもあるため、従業員への影響は大きいでしょう。
従業員の声を取り入れ、不満を改善する人事評価制度が構築できれば、企業に対する信頼が高まります。
人材戦略の質を高められる
人事評価制度は、人材配置や人材育成にも反映されるものです。企業目標を達成するために必要な人材要件を人事評価制度に反映することで、人材育成の方向性が明確になるでしょう。
目標達成と評価基準を満たすことが企業の求める人材の育成につながるため、効率的な人材育成が可能となります。
適切な人事評価制度のもと、従業員のスキルや能力が明確になれば、適材適所の人材配置も実現できます。さらに、従業員の隠れた才能を見出せるきっかけにもなるでしょう。
5.人事評価制度を見直すデメリット
一方で、人事評価制度の見直しには以下のようなデメリットもあります。
- コストがかかる
- 評価者の教育が必要
とはいえ、デメリットよりは圧倒的にメリットのほうが大きいため、あらかじめデメリットを把握し、対策を講じて人事評価制度の見直しに取り組むことが大切です。
コストがかかる
人事評価制度の見直しには、人員や時間といったコストがかかります。しかし、入念に見直し、適切な人事評価制度が構築できないとメリットは得られないでしょう。
設計・構築に時間がかかるだけでなく、その後の運用や見直し、浸透にも時間がかかってしまいます。さまざまなコストがかかるものの、その結果適切な人事評価制度が構築できれば、享受できるメリットのほうが大きいといえます。
人事評価制度の見直しは中長期的な取り組みになることを前提に、十分な時間と人員の確保が重要です。
評価者の教育が必要
評価者の教育を疎かにしては、人事評価制度が見直せても、評価結果に改善が見られない可能性があります。
人事評価制度の見直し自体に工数がかかるだけでなく、評価者は通常業務と並行して評価者研修を受ける必要があります。双方に負担がかかってしまう点は、デメリットの一つです。
どんなに素晴らしい人事評価制度が構築できても、評価を行うのは人です。人事評価制度に則って、適切な評価を行うには評価者のスキルも必要となります。
見直した人事評価制度を評価者がしっかりと理解すること、そのうえで評価結果を正しく伝え、フィードバックするスキルが求められます。
6.人事評価制度を見直す際の5つのポイント
人事評価制度を見直すといっても、どこから見直せば良いか、どの観点から見直せば良いかわからず、なかなか手をつけられないという担当者もいるでしょう。
人事評価制度を見直す際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
- 企業理念や経営方針との整合性
- 求める人物像が明確性
- 職位や職種に準じた評価基準・項目
- 成果だけでなくプロセスにも着目
- 人事評価制度を社内に周知
企業理念や経営方針との整合性
人事評価を含むすべての人事制度は、企業理念や経営方針を実現するための方針となるものです。
その中でも、人事評価制度は、理念の実現や経営目標を達成するために必要な人材を定義・評価するための役割を持ちます。そのため、人事評価制度の内容が企業理念や経営方針と整合性が取れているかが重要です。
いきなり人事評価単体を見直すのではなく、まずは企業理念や経営方針を整理した上で、重要な要素を抽出し、人事評価制度に反映することがポイントになります。
求める人物像の明確性
人事評価制度は、企業が求める人物像や従業員に求める役割を伝えるツールでもあります。
そのためには、まず求める人物像を明らかにしましょう。
くわえて、評価基準や評価項目から「従業員にどうなってほしいか」「どうあってほしいか」を伝えられる設計となっているかが重要です。求める人物像が明確であれば、従業員も自分とのギャップを把握しやすくなります。
ギャップを把握しておくと、不足のスキルを補うため、主体的にスキルアップに取り組めるようになるでしょう。
職位や職種に準じた評価基準・項目
人事評価制度の要は、評価基準と評価項目です。
職位や職種によって求められるレベルや役割は異なるため、まずは、評価基準と評価項目を明確に洗い出す必要があります。
一般的な人事評価制度は「業績評価」「能力評価」「情意評価」の3つから構成されます。この点も職位や職種によって評価ポイントが異なるため、不公平感がないようバランスよく設計することが大切です。
評価基準は現場の具体的な事例を多く盛り込むことで、評価エラーが起こりにくく、実態に即した評価が可能となります。
そのためにも、人事評価制度の見直しは人事や経営層が単独で取り組むのではなく、部門の管理職も巻き込んで取り組むことが必要です。

評価基準とは?【作り方をわかりやすく】目的、項目の具体例
評価基準とは評価するための水準であり、公平かつ客観的な評価を行ううえで重要な指標です。人事評価への不満は優秀人材の離職の原因ともなり、最悪のケースでは業績不調を招く恐れもあります。
今回は、評価基準と...
成果だけでなくプロセスにも着目
近年、成果主義を取り入れる企業も増えつつあります。成果は定量的で測定しやすいため、人事評価制度とも相性が良い点が特徴です。
しかし、成果ばかり重視した人事評価制度では、適切に評価できなかったり、従業員に過度なプレッシャーを与えてしまったりと、ネガティブに作用する可能性があります。
そのため、成果だけでなく、そこに至るまでのプロセスにも着目することがポイントです。
成果を出すまでの過程にある、行動や業務への姿勢、スキルといった定性的な評価もバランスよく組み込むことで、公平な人事評価制度が構築できます。
人事評価制度を社内に周知
人事評価制度を見直すことだけで満足してはいけません。人事評価制度は社内に周知され、浸透してこそしっかりと機能するものです。
どんなに優れた人事評価制度があったとしても、従業員がそれを知らなければ評価基準がわからず、結局は評価に納得できなくなってしまいます。
企業の方向性や評価基準を伝えるためにも、人事評価制度は従業員に周知することが不可欠です。
7.人事評価制度の見直し方
人事評価制度の見直しは、以下の手順で実行します。
- 現状分析と課題抽出
- 人事評価制度の基本方針の策定
- 人事評価制度の設計
- 従業員に周知
- 新しい人事評価制度への移行
手順ごとに詳しく解説していきます。
①現状分析と課題抽出
まずは、現状の人事評価制度にある課題や問題を抽出します。あわせて、組織の現状の課題から人事評価制度に関連・影響する要素も洗い出しましょう。
主に以下のようなポイントをチェックしていきます。
- 評価制度が企業理念や経営戦略と連動しているか
- 評価基準や評価項目に企業の求める人物像と乖離がないか
- 従業員が評価制度に不満を持っていないか
- 離職率の上昇やエンゲージメント低下が起こっていないか など
課題が人事評価制度見直しの軸となるとため、正しく設定することが大切です。
②人事評価制度の基本方針の策定
現状や課題にもとづき、人事評価制度の基本方針を設計します。この基本方針は見直しの方向性でもあり、人事評価を再考することで実現したい目標のことです。
基本方針は人事評価制度を設計する上での重要な軸となります。企業全体としての方針を定めたのち、部門レベルでの方針も策定していきましょう。
③人事評価制度の設計
基本方針に基づき、以下のポイントから人事評価制度を設計していきます。
- 評価基準
- 評価項目
- 評価方法
- ルール
「人事評価制度を見直す際のポイント」もふまえたうえで、企業理念の実現や経営目標の達成に必要な人材の創出につなげられ、かつ従業員が抱える評価制度への不満を解消できる人事評価制度を設計しましょう。
④従業員に周知
人事評価制度の見直しが完了し、制度として導入できるようになれば、まずは従業員への周知が必要です。
いきなり新しい人事評価制度で評価されても、従業員は評価基準や評価方法が分からず、評価に不信感を抱いたり、評価結果に納得できなくなるおそれがあります。
説明会を開くほか、いつでも見直せるよう文書化することもおすすめです。
④新しい人事評価制度への移行
新しい人事評価制度を実際に導入し、運用していきます。本格的な導入・運用前に、移行期間を設けることがポイントです。
人事評価制度は従業員に理解してもらい、定着させることが重要であるため、1年ほどの移行期間を設けることがおすすめです。
その間にシミュレーションを行い、新しい人事評価制度を浸透させましょう。シミュレーション中に新たな課題が発生すれば、本格的な導入に向けて人事評価制度をブラッシュアップしていきます。
8.人事評価制度見直しの注意点
人事評価制度を見直す際は、以下ポイントに注意しましょう。
- 適切なフィードバックを行う
- 公平性を保つ
適切なフィードバックを行う
人事評価制度を見直しただけでは、課題解決や目標達成には至りません。
運用する中で、評価者が適切な評価やフィードバックを行ってこそ、人事評価制度がしっかりと機能します。そのためには、評価者の評価スキルや従業員がフィードバックをもとに主体的に動くことが必要です。
人事評価制度を軸にPDCAを回すことで、企業が求める人物像が育成され、企業理念の実現や経営目標の達成につながります。
人事評価制度を見直すだけで満足せず、導入後の運用に注力することが大切です。

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公平性を保つ
見直した結果、公平性を欠いた人事評価制度にならないよう注意しましょう。人事評価制度に必要な要素を盛り込むだけでなく、公平な評価ができる設計になっていることが不可欠です。
企業理念や経営方針と整合性が取れていても、公平性に欠いた評価基準だと従業員の不満が生まれてしまいます。
評価制度に対する従業員の不満はモチベーションや生産性の低下につながるため、公平性が担保された人事評価制度になっているかをしっかりと確認しましょう。
9.人事評価制度を見直す際の選択肢
人事評価制度を見直す際、新たな評価手法を取り入れることも有効です。
代表的な評価手法として、下記5つをご紹介します。
- MBO(目標管理制度)
- コンピテンシー評価
- 360度評価
- ミッショングレード制度
- バリュー評価
MBO(目標管理制度)
MBOとは「Management by Objectives」の略称で、目標管理制度といいます。組織全体の目標達成に貢献するために従業員が自ら目標を設定し、その達成度を評価するマネジメント方法です。
目標達成度が評価指標となるため、従業員が評価結果に納得しやすいのが特長です。また、企業全体の目標との整合性が取れるため、企業目標の達成が効率化されます。
さらに、従業員は目標を達成することで組織への参画・貢献とを実感できるため、モチベーションが高まりやすいといったメリットもあります。

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マネジメントで有名な経営思想家ピーター・ドラッカーが提唱した、組織における目標管理制度(MBO)。この目標管理制度は、組織貢献と自己成長の両方が達成できる個人目標を設定させ、その達成度で評価を行う人事...
コンピテンシー評価
コンピテンシー評価は、企業目標の達成に貢献し、高い成果を出す優秀人材を評価基準とする評価制度です。実際に社内で活躍している人材、あるいは企業が求める人物像をロールモデルとし、その差異で評価します。
成果につながる行動特性を評価基準とするため、明確な行動に落とし込みやすく、成果を出せる可能性が高まります。また、評価基準が明確なため、従業員の納得度が高い点もメリットです。

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360度評価
360度評価は、従業員の能力や成果を上司だけでなく、部下や他部署の従業員、顧客などさまざまな立場から評価する手法です。多面的な評価により、客観性と公平性を高められます。
さらに、被評価者が自分の強みや弱みに気づきやすくなったり、360度評価を通じて組織のコミュニケーションが活性化したりといったメリットもあります。

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ミッショングレード制度
従業員の役割(ミッション)と等級(グレード)に基づいて評価する人事評価制度です。
年齢や勤続年数ではなく、従業員の役割や等級に応じて評価するため、公平性で合理的な評価が可能となります。
個人に求められる役割や責任が明確に定義されるため、従業員が自分の役割ややるべきことを理解して効率的に業務を進められます。
バリュー評価
バリュー評価は、企業の価値観や行動基準(バリュー)に基づいて行動できているかを評価する人事評価制度であり、情意評価の一種です。企業と従業員の価値観を一致し、組織力を高める効果に期待できます。
企業の価値観が従業員に浸透しやすく、組織との一体感が生まれるため、帰属意識やエンゲージメントの向上にも有効です。離職率や企業理念の浸透に課題がある場合におすすめです。

バリュー評価とは? 特徴やメリット、書き方と具体例を解説
近年、多くの企業が導入を進めている「バリュー評価」は、従業員の行動を企業の価値観やミッションに照らし合わせて評価する人事評価制度です。企業の一体感や従業員のモチベーション向上に寄与するため、注目されて...
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