活用テクニック

課題

新入社員が入社直後に感じる不安やギャップを把握し、定着率を上げたい

入社前にイメージしていた業務と現実とのギャップや、上司や同僚との人間関係がうまくいかないなどの要因で、新入社員が早期離職してしまうことがある。表面化しにくい「社員のコンディションの変化」をいち早く捉え、社員が離職を考えてしまう前に本音を聴けるフォロー体制を構築したい。

施策概要

入社後1~2週間ごとに簡単なアンケートを実施し、面談で確実にフォロー

社員の日々の状態を可視化するために、直感で回答できる簡単なアンケートを実施します。入社したばかりの頃は1~2週間に1回などといった短い周期で実施し、コンディションの推移を把握します。
施策はアンケートの実施だけでなく、退職リスクの要因を深掘りするため、人事担当者が定期的に面談をする時間も設けています。そこで知り得た情報は本人の同意無しでは一切公開せず、秘匿性の高い状態を維持します。人事への信頼を高めることで「この人になら本当のことを話したい」と社員が思え、本音を挙げやすい環境を作ることができます。面談担当者は、人事の中でも限られた人に絞って対応しています。

  • 短い周期でアンケートを実施し、社員のコンディション推移を観測する
  • 人事担当者による面談を実施し、直接本人の声を聞く
  • 秘匿性について社員へ説明し、面談対応者のアサインも慎重に行う

カオナビを使った解決策

『パルスサーベイ』を使って、アンケートの実施

対象者は「入社3ヵ月未満」で絞り込み、新入社員に特化した運用を行っています。設問は3~5問程度で、パッと答えられるような簡単なものにし、健康面・人間関係・業務への取り組み姿勢について聞きます。週単位で実施することでデータが蓄積され、コンディションの細かい変動が可視化されます。これにより、「一時的なものなのか」「フォローを要する深刻な状況なのか」など把握しやすくなります。
また、実施する際は、「回答内容は人事のみに開示されます」といった、本人の回答に配慮したアナウンスをするようにしています。

『プロファイルブック』で社員のキャリア志向や業務適性を管理

入社時に「やってみたい」と思っていたことや、得意分野などを『プロファイルブック』 に入力し、人事担当者が現実との乖離を把握できるようにします。社員自身の申告内容と、『適性検査(SPI3)』など客観的なデータを一元管理することで、要因分析がスムーズになります。

『プロファイルブック』を使って、面談記録を入力

『パルスサーベイ』の回答内容をもとに実施した面談の内容は『プロファイルブック』に記録します。面談の際、前回話した内容を振り返りながら会話できるよう、面談実施日や面談者、話した内容を確認しやすい入力欄にします。

カオナビ設定手順

  1. 『パルスサーベイ』で、イベントを作成し、設問の設定、回答対象者などの設定を行う
  2. 『管理者機能トップ>レイアウト設定』で「入社後やってみたいこと」を入力するシートの作成を行う
  3. 『管理者機能トップ>レイアウト設定』で面談記録を入力するシートの作成を行う
  4. 『管理者機能トップ>アクセス管理』で、やってみたいことや面談記録を入力/閲覧するユーザーのロールに対し閲覧・編集権限を設定する

パルスサーベイの活用資料はこちら

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