KPI・KGI・KSF(KFS)をわかりやすく解説!具体的設定方法

人事業務のKPIをしっかり管理できていますか?
人的資本の情報開示でも重要な人材情報の一元化・見える化ならカオナビです!
【公式】https://www.kaonavi.jp にアクセスしてPDFを無料ダウンロード

KPI、KGI、KSFは、企業や組織の目標を達成するために必要となる指標です。ここでは、KPI、KGI、KSFを分かりやすく解説するだけでなく、それぞれの特性を生かしたKPIツリーの具体的な設定方法やKPIツリーの具体的事例などをご紹介します。

人事課題の解決はKPIの見える化から! カオナビなら欲しい情報の検索やグラフ化が簡単。課題解決の質と速度を高めます。詳しい資料の無料ダウンロードは ⇒ こちらから

1.KPIとKGIとKSFの定義と具体例

KPIとKGIとKSFそれぞれの定義と活用例を頭の中に入れておくと、実際に使用しなければならない場面でも迷わないで済むでしょう。

KPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)とは?

KPIとは組織や企業の目標達成度合いを定義する際の計量基準群と定義されており、重要業績評価指標と訳されます。「Key Performance Indicator」の頭文字を取ってKPIと呼ばれています。

【徹底解説】KPIとは?【意味を簡単に】設定、指標例、KGI違い
人事業務のKPIをしっかり見える化できていますか? 人的資本の情報開示でも重要な人材情報の一元化・見える化ならカオナビです! ⇒ 【公式】https://www.kaonavi.jp にアクセスしてP...

KGI(Key Goal Indicator/重要目標達成指標)とは?

KGIとは企業や組織が展開するビジネスの最終目標の定量的評価をするための指標のことで、重要目標達成指標と訳されています。「Key Goal Indicator」の頭文字を取ってKGIと呼ばれています。

KSF(Key Success Factor/重要成功要因)とは?

KSFとは企業や組織の経営戦略実現のためには、どのような要因が必要であるかを定めたもので、重要成功要因と訳されます。「Key Success Factor」の頭文字を取って、KSFと呼ばれています。(Key Factor for Successの略としてKFSと表記されることもありますが意味は同じです)

KFS(重要成功要因)とは?【意味を簡単に】KSF、分析、例
KFSとは、企業を成功へと導く重要成功要因のこと。KFSを的確に把握し、その実現に邁進できれば、企業が成功を手にする可能性は高まります。 KFSとはどのようなものなのか 意味や具体例 重要性といった...

KSFとKPIの違い

混同されやすいのは、KSFとKPIです。KPIは組織が向かっている目標に対するベンチマークで、KSFは組織の目標達成のためにすべきことを意味します。

「来年度の新卒採用を10名から20名に増やす」といった場合、「新卒採用人数」がKPIで、新卒採用を増やすために行う「採用チャネルを増設」といったアクションがKSFになるのです。

まずは、KPI、KGI、KSFそれぞれの定義を正しく理解し、それを目標達成に活かしていきましょう

部下を育成し、目標を達成させる「1on1」とは?

・1on1の進め方がわかる
・部下と何を話せばいいのかわかる
・質の高いフィードバックのコツがわかる

効果的に行うための1on1シート付き解説資料をダウンロード⇒こちらから


【人事KPI管理の「めんどうくさい」「時間がかかる」を一気に解決!】

タレントマネジメントシステム「カオナビ」を使って、人事情報(KPI)の一元化・見える化を効率化した実績多数!

●KPIはすべてシステムで管理。紙やExcelは不要
●ダッシュボードでKPIの推移を確認できる
●ほしい情報が検索機能ですぐに見つかる
●足りない情報はアンケート機能ですぐに回収できる
●クラウド型だから導入費用を抑えられる

カオナビの資料を見てみたい

3.KPIとKGIとKSFの設定方法

KPIとKGIとKSFを設定する場合、ロジックツリーの概念を活用すると理解しやすいでしょう。企業や組織が目指す最終目標であるKGIを頂点として、KPIやKSFへと落とし込んでいく方法が有効です。

カオナビなら人事KPIやKGIの管理、KFSの分析に必要な機能が備わっています。詳細がわかる無料PDFのダウンロードは ⇒ こちらから

4.KPIツリーの事例

KPIツリーとは、企業や組織が抱える問題をツリーの形状で論点整理するモデルのこと。問題を論点整理するだけでなく、整理された論点をどのような方法で問題解決していくか、その手段を模索できる思考方法です。

1つのKPIツリーの中で次元を揃えることに注意して、MECE(モレなく、ダブリなく)に分解していきます。

KPIツリーとは?【分解の仕方】作り方、KGI・KPIの具体例
KPIツリーは、KGIを達成するために用いられる手法の一つです。 KPIツリーとは何か KPIツリーの作成方法や具体的な事例 KPIツリーを作成する目的やメリット などについて、KGIとの関連性を...

人事KPIの管理は紙やExcelでも可能ですが、ある程度の企業規模になってくると専用ツールの検討が必要です。

オススメは人的資本経営の実践にも役立つタレントマネジメントシステム。詳しい資料の無料ダウンロードは ⇒ こちらから

5.KPIツリーの具体的な展開方法

KPIツリーを活用して企業や組織の問題点を解決すると考えた際、まず行うのはKPIツリーを作っていく手順を確認すること。ここでは、KPIツリーの具体的な展開方法を説明します。

  1. KGIを設定する
  2. 目標と現状のギャップを明確にする
  3. 目標達成までのプロセスを検討する
  4. KSFを絞り込む
  5. KPIを設定する

①KGIを設定する

まず、四半期や年次、中長期といったスパンにおける企業や組織の目標であるKGIを設定します。このとき、KGIは関係者の理解が進むように単純な数値目標とすることが望ましいです。

KGIの具体例

KGIを決める際、「どのくらいの期間で、企業や組織がどのような姿になっていたいか」という視点から数値的目標を定めます。一般的な企業や組織では、営業利益や利益率がKGIとして採用されています。

②目標と現状のギャップを明確にする

次に目標と現状のギャップを明確にします。KGIという企業や組織の理想像を設定したので、その理想と現実にどのくらいの乖離が生じているのかを洗い出すのです。そのギャップを埋めていけば、企業は理想像にたどりつけるでしょう。

③目標達成までのプロセスを検討する

続いて目標達成までのプロセスを検討します。企業や組織の理想であるKGIに近づけるには、どのようなプロセスが必要なのかについて、できるだけ現場の声を盛り込んで現実的に練り上げていくのです。

検討の方法

プロセスの検討では、多面的に考えていきましょう。

利益を上げるなら、売り上げを伸ばす、費用を減らすといった2面から捉えます。その場合、

  • 売り上げの視点:顧客単価を上げる
  • 費用の視点:経費削減

といったプロセスが考えられるでしょう。

④KSFを絞り込む

今度は、KSFを絞り込みます。多角的に検討を重ねたプロセスから、目標達成上、最も大切と考えられるプロセスを絞り込んでKSFを設定するのです。このKSFには、現場対応が可能なものを選択しましょう。

KSFの具体例

売れ筋商品の分析や商品アイテムの改変などであれば、営業部門やマーケティングといった現場での対応が可能になります。

一方、値引率や営業人員の増強などは現場で決めることができないケースもあるのでKSFには不適当です。

⑤KPIを設定する

最後にKPIを設定します。絞り込んだKSFに関して、どのくらいの数値目標を設定するのかを検討するのです。その際、現場が受け入れ難いような数字であれば再検討し、現実的なレベルまで数値を変えていきます。

KPIの具体例

売り上げを例に見てみましょう。売れ筋商品の分析や商品アイテムの改変をKSFにした際、「業界シェアを30%から70%まで上げる」という数値が決まったのであれば、その70%という数値がKPIに相当します。

KGIから逆算して具体的プロセスや数値目標を設定し、KPIツリーを完成させていきましょう

人事KPIは見える化するだけでは不十分です。施策内容とKPIの推移を照らし合わせ確認して、その結果を次につなげるPDCAサイクルを回すことが重要です。

カオナビならダッシュボード機能でKPIの推移のトレースが可能。施策の成否を明らかにし、効率的な人事施策改善を実現します。カオナビが分かる無料PDFのダウンロードは ⇒ こちらから

6.KPIツリーの事例

ここまでKPIツリーの作成方法を確認しました。しかし、「KPIツリーがなかなかイメージしにくい」という人もいることでしょう。

そんな人のために、営業のKPIツリー、人事採用のKPIツリーの一例をご紹介します。自社に当てはまる部分があれば、参考にしてみてください。

KPIツリーとは?【分解の仕方】作り方、KGI・KPIの具体例
KPIツリーは、KGIを達成するために用いられる手法の一つです。 KPIツリーとは何か KPIツリーの作成方法や具体的な事例 KPIツリーを作成する目的やメリット などについて、KGIとの関連性を...


KPIツリーの有効活用は重要なポイントです。KPIツリーを活用して企業や組織の目標を達成していきましょう

【人事KPIの管理がうまくいかない……】

こんなお悩みをお持ちでないですか?

・紙やExcelを使ったKPI管理の負担が大きい
・ほしいKPIの情報がすぐに見つからない
・KPIに関する施策の結果がわからない
・情報共有用のグラフの作成が面倒くさい
・KPI情報を集めるアンケートに時間がかかっている

\カオナビができること/
これひとつでKPIの見える化から管理の効率化まで実現。
人的資本経営の実践にも役立ちます!

カオナビの資料はこちらから