スキル管理とは? スキル管理の方法と人材の見える化を促進するスキル管理システム

1.スキル管理とは?

スキルとはある一定の訓練によって得られる特殊な技能や技術のことですが、社員が保有するスキルを会社が管理することを「スキル管理」といいます。

スキルには「資格免許」や「研修受講歴」といった “保有資格”や“履歴情報管理”のみならず、企画力、提案力、業務処理能力といった資格や研修受講歴では測れない「実務上の能力」も含まれ、この能力が成果に及ぼす影響は非常に大きいものです。

2.スキル管理と人事考課の違い

タレントマネジメントの「スキル管理」と人事考課の「能力考課」、「コンピテンシー評価」は似ていることから混同することが多く、注意が必要です。とくに何らかの「スキル項目と基準」を策定し、その基準に照らしてスキルの評価を行うという点では、人事考課とスキル管理はよく似ています。

しかし、人事考課の場合は<担当職務のスキルを評価の対象とする><スキル項目数は5~10項目ほど>といった賃金処遇に反映するための基準となりますが、同じ項目も適材適所配置が目的のタレントマネジメントでは<現状と関係なく対応可能な職務すべてのスキルが対象><各職種でスキル項目数が違う>となります。

システムでいうと、タレントマネジメントの場合はニーズが「割り当て系」「育成系」のふたつにわかれます。

「割り当て系」は、ポストや職務に適した人材をどうやって社内から探しだすかという課題に向き合い、キャリア情報からスキルレベルを推測してふさわしい担当を見つけ出すことを目的としているため、キャリア情報を軸としてスムーズにシステム化を検討していく流れになります。「人材の見える化」と「タレントマネジメントシステム」は最もマッチする組み合わせでしょう。

「育成系」の場合は「スキル管理」そのものが目的です。「スキルを見える化」することで、「スキル開発目標」を立て、「スキル開発施策」を実施。その結果をレビューして、「スキル管理のPDCAサイクル」を回していく必要があります。そのため、システム化以前の問題として検討すべき課題がたくさん残ります。

3.スキル管理の方法はスキルセットからスタートする

まず「スキル項目と基準」が必要です。ひな型のアレンジの必要もあり、自社として何らかのスキル項目と基準を整備しなければなりません。ホワイトカラーを対象に本格的なスキル管理を行う会社はあまりないのが現状ですが、「育成」のためには自社のスキルディクショナリーとスキルセットが何をおいても必要なのです。

また、スキル管理においては「自己評価」と「上司評価」の併用、「能力開発目標管理の展開」が欠かせません。「育成」をメインとしたスキル管理においては、職種の特性をみて優先度の高い部署から実施するほうが実践的です。

4.スキル管理システムの導入

人材の「見える化」を具体化できているケースはそう多くないように見受けられます。ただでさえ煩雑な労務・人事業務を処理しながら、一体“何”を見えるようにし、“どのように”データ収集、分析、更新、維持を続けていけばよいのか。悩みを抱える担当者も少なくありません。

しかし、“会社のどこにどんな人がいるのか”、“条件を満たす人材がいるのかどうか”を把握するためという意味では、まずは「スキル管理システム」の導入からスタートすることが一番の近道。クラウド版のシステムであれば、部署・部門を限定した部分的な導入も簡単です。

スキル管理システムは、従業員が取得したスキルの名称、取得日、有効期限、登録者などを記録・管理し、事業所や部署ごとのスキル保有人数を検索・閲覧することが可能で、特定のスキルをもつ社員を検索することもできます。

企業独自のスキル・技能や、コンピテンシーなどをスキルマップとしてシステムに実装し、社員個人がスキルチェックを行うことができるスキル管理システムもあります。

こうしたシステムによる人材の見える化によって、人材育成や人材登用をより効果的に行うことができるようになります。

ひとりひとりの社員が、過去にどんなことをしてきたのかという「キャリア情報」(職務経歴)、現在どんなことができるのかという「スキル情報」、そして将来的にはどんな仕事がしたいのかという「キャリアプラン」をシステムで把握することにより、過去・現在・未来すべての時間軸にわたって“人材の見える化”が可能となるのです。

スキル管理ができる人材マネジメントツール

社員のスキル・能力・資格を管理できる

保有スキルで検索することもできるので、適材適所の配置や人材育成に活用できます。

スキル情報をマネジメントに活用したい、という方はぜひご検討ください。

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