人事評価で【勤務態度】は評価項目に入れるべき?

勤務態度は人事評価をするにあたって重要な項目といえます。

こと日本の会社は社員の輪に基づきチームワークで課題に取り組む傾向が強いといわれています。どんなに社員の能力が高くても、

  • 周りの同僚とうまくやっていけない
  • 遅刻・早退など素行に問題がある

と周りのモチベーションを下げかねません。責任感が強く協調性が高い社員のほうが、会社への貢献度も高いはず。そういった点から勤務態度は重要なのです。

ですが、「勤務態度」という漠然とした項目では、評価は難しくなります。複数の項目を設定し、総合的に判断するとよいでしょう。

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勤務態度に関する項目の候補

勤務態度に関する人事評価項目の候補は以下の通りです。

  • 規律性:規則や上司の指示にのっとった作業ができるか
  • 責任性:自分に任せられた業務範囲を守って仕事ができるか
  • 協調性:チームプレーに基づき行動できるか
  • 積極性:現状に甘んじることなく創意工夫をしているか
  • 経営意識:管理職を対象に会社に対する自覚・責任を持っているか

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評価のポイント

勤務態度として評価するポイントは、その人がどういったポジションにいるかで変わります。

たとえば管理職なら、自身の仕事に加えて、部下に対する教育・監督がしっかり行き届いているかどうかも評価のポイントとなるでしょう。

勤務態度も重要な項目

勤務態度は、人事評価の上で無視できない項目。確かに、勤務態度が売り上げなどに直接的な影響を及ぼすことは少ないでしょう。しかし周りのモチベーションや部署内の雰囲気など、間接的に大きな影響力を持つのです。

勤務態度は仕事の成果に限らず、会社内のすべての行動が評価対象と考えるのが望ましいでしょう。