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素直さは仕事において大切な要素の一つです。採用面接や人材配置において、候補者や従業員の素直さを見極めることが求められます。
しかし、素直さが具体的に仕事にどう役立つのか、あるいはどのように見極め、どう活かせば良いのか、十分に把握できていない方もいるかもしれません。
今回は素直さについて、仕事における重要性や謙虚さとの違い、素直な人の見極め方や素直さを養う方法などを紹介します。
目次
1.素直さとは?
仕事における素直さとは、物事や状況を真っ直ぐ受け入れる柔軟性といえます。素直さがあると変化や逆境も真っ直ぐに受け入れ、柔軟に適応できるでしょう。
また、素直さは、変化に適応し、自分の力に変えていけるスキルとも言い換えられます。変化が早いビジネス環境に適応し、成長していくためにも素直さが役立ちます。
近年、とくに環境の変化が激しいため、人材に素直さを求めている企業が増えつつあります。
一方で、素直さは「従順」「人の言うことを鵜呑みにしやすい」といったイメージを持たれることもしばしば。ネガティブな面の素直さをしっかりと見抜きつつ、良い面の素直さを見極めたり、身につけてもらったりすることが大切です。
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2.素直さと謙虚さの違い
謙虚さとは、立場や能力におごることなく、控えめで慎ましい態度であることです。素直さと同じく、ビジネスシーンで必要とされる要素の一つです。
素直な人は謙虚さがあり、謙虚な人は素直さがあるといったように、密接する性質でもあります。
一方で、素直さと謙虚さは以下のような点で根本的に違います。
素直さ | 物事をありのままに捉え、正直に受け入れる |
謙虚さ | 自分と異なる意見であっても、他者への敬意を払い、受け入れる |
素直さは、外部の物事や状況に対する「受け入れ方」に重点が置かれています。一方で、謙虚さはその人の態度や考え方といった内面的なものです
素直さと謙虚さは、行動に現れるか、内面に現れるかという点にも違いがあります。

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3.仕事で素直さが大切な理由
素直さは、以下のような点で仕事において大切です。
- 環境の変化に柔軟に適応できるから
- 成長スピードが早いから
- 良好な人間関係を築きやすいから
素直さがどういった点で仕事に良い影響を与えるのか詳しくみていきましょう。
環境の変化に柔軟に適応できるから
素直な人は環境の変化に柔軟に対応できます。
現代のビジネス環境は、技術革新や市場の変化が激しく、新しい知識やスキルが求められたり、新しい環境に馴染んだりしなければならないシーンが多々あるでしょう。
素直な人は、自分の考えや従来の環境に固執せず、新しい情報や意見、環境を柔軟に受け入れられる姿勢がみられます。
そのため、変化の激しい環境でも素早く適応し、パフォーマンスを落とすことなく仕事を進められるでしょう。
成長スピードが早いから
素直な人は、周囲からのフィードバックやアドバイスを積極的に受け入れ、自己改善に繋げられます。また、自分の欠点や不足を素直に認め、改善しようとする柔軟さも持ち合わせています。
こうした姿勢は成長スピードを高めるために不可欠です。
こうした姿勢の部下には、上司や先輩社員も「もっと教えてあげたい」「応援したい」と思え、周囲も積極的にサポートしたくなるため、効率的に成長ができるでしょう。
良好な人間関係を築きやすいから
素直な人は、相手の意見や考えを尊重し、丁寧に接するため、周囲からの信頼を得やすくなります。また、自分の過ちや課題を素直に認め、誠実に対応できるため、相手との信頼関係を深めやすいでしょう。
信頼を得られることで周囲と協力して仕事を進めやすくなるため、業務や目標達成の効率を高められます。結果として、チーム・組織全体のパフォーマンスの向上にもつながります。
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4.素直さが短所になるケース
一方で、素直さが短所になるケースもあります。素直さは以下のような点で短所にもなりうるため、素直のなかにも以下のような要素がないかを見極めることが必要です。
- 人の意見に流されてしまう
- 騙されやすい
- ストレスを溜めやすい
人の意見に流されてしまう
素直すぎる人は、周囲の意見を鵜呑みにしてしまい、自分の考えを持てない場合があります。とくに、優柔不断な性格や、周囲に流されやすい性格の人は、自分の意見を主張できず、他人の意見に振り回されてしまうこともあるでしょう。
それゆえ、受け身で主体性に欠けていたり、思考力が低いこともあります。素直さの中にも自分の軸や意思をしっかりと持てるかが大切です。

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自主性との違い
自責思考が基本
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騙されやすい
素直な人は、人の言葉を疑わずに受け入れてしまうため、悪意のある人に利用される可能性があります。とくに、情報リテラシーが低い場合、誤った情報や嘘を見抜くことができず、不利益を被るリスクが高まるおそれがあるでしょう。
仕事においては、悪質な取引先や、嘘の情報を流す同僚などに騙されてしまうケースも考えられます。
ストレスを溜めやすい
素直な人はありのままを受け入れるため、相手の言葉を真に受け止めすぎることもあるでしょう。そうした人は、些細なことで傷つきやすく、ストレスを溜め込みやすい傾向があります。
とくに、ネガティブなフィードバックや批判を受けた場合、必要以上に落ち込んでしまい、パフォーマンスに影響しかねません。また、自分の意見を言えないことで不満やストレスを溜め込んでしまっている人がいるおそれもあるでしょう。
メンタルの強さは人それぞれですが、素直さゆえにメンタルが強くない人も少なからず存在します。

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5.素直さがある人の特徴
素直さがある人には、以下のような特徴がみられます。
- 臨機応変に対応できる
- 失敗を受け入れて次に活かせる
- 謙虚な姿勢がある
- 多くのことを吸収できる
素直さがある人を見極めるための参考にしてみてください。
臨機応変に対応できる
素直な人は、固定観念にとらわれず、状況の変化に合わせて柔軟に考え方や行動を変化させられます。
また、新しい情報や意見を素直に受け入れることができるため、変化の激しい環境でも、状況に合わせて最適な判断や行動を取れるといった特徴もあります。
予期せぬトラブルや困難な状況に直面した場合でも、周囲の意見を聞き入れ、協力して解決策を見つけ出すことができるでしょう。環境の変化を恐れないので、新たな可能性を広げてくれる人材でもあります。
失敗を受け入れて次に活かせる
素直な人は、自分の過ちや失敗を素直に認め、言い訳をせずに自己反省できます。失敗から学び、同じ過ちを繰り返さないように、改善策を考え、実行できる人とも言い換えられるでしょう。
失敗を認めずにこだわっていると、なかなか前進できません。経験年数やスキルの高さに関係なく誰でも失敗することはあるため、それを受け入れて次に繋げられるかが大切です。
謙虚な姿勢がある
自分の知識や能力を過信せず、常に謙虚な姿勢で学ぶ姿勢があることも素直な人の特徴です。また、素直な人は周囲の人々への感謝の気持ちを忘れず、相手の意見や立場を尊重できます。
傲慢な態度をとらず、誰に対しても丁寧に接するため、周囲からの信頼を得やすいのも特徴です。そのため、チームワークを高めて円滑に業務を進められたり、周囲と良好な関係を構築できたりします。
多くのことを吸収できる
素直な人は、偏見や先入観を持たずに、幅広い知識や情報を吸収できます。人より吸収量が多い分、成長スピードも早い傾向にあります。
また、そうした姿勢から周囲の人も積極的にサポートしてくれるため、効率的な成長が可能となります。
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6.素直さがない人の特徴
反対に、素直さがない人には以下のような特徴がみられます。
- 自分の非を認めない
- 人の意見を聞き入れない
- 変化を嫌う
- プライドが高い
仕事を通して以下のような特徴がみられる人は、素直さが不足している可能性高いでしょう。
自分の非を認めない
素直さがない人は、自分の過ちや失敗をなかなか認めようとしません。くわえて、何か問題が起きた時に自分の責任を認めず、周囲のせいにする傾向があります。
明白な証拠があっても、言い訳や責任転嫁を繰り返し、自分の行動を正当化しようとする姿勢がみられ、頑なに謝罪しない人もいます。
人の意見を聞き入れない
素直さがない人は、他者の意見やアドバイスに耳を傾けようとしません。自分の考えが正しいと信じており、他者の意見を軽視したり、否定することもあります。
また、新しい情報や知識を受け入れることに抵抗があり、自分の考えを変えようとしない人もいます。周囲からのフィードバックを素直に受け止めず、むしろ反発する姿勢がみられ、成長が鈍化しやすいのも特徴です。
変化を嫌う
素直な人は変化に柔軟に対応できる一方で、素直さがない人は変化を嫌います。そのため、新しいことに挑戦することを避け、過去の成功体験や慣れ親しんだ方法に固執する傾向にあります。
たとえ変化の必要性を理解していても、積極的には適応しない姿勢がみられるでしょう。変化が激しいビジネス環境においては、そうした人が企業の成長を鈍化させる一因になりかねません。
プライドが高い
プライドが高く、自分の弱みを見せることを恐れるのも素直さがない人の特徴の一つです。こうした人は人に頼ったり、甘えたりすることを嫌い、常に自分が優位に立とうとする傾向にあります。
また、自分の知識や能力を過信しているため、謙虚さがありません。自分の非を認めない原因にも、このプライドの高さが関係しています。
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7.素直さを養うためにできること
素直さを養うためにできることに、以下のようなものが挙げられます。
- 新しいことにチャレンジする機会を与える
- 心理的安全性を確保する
- 評価制度に素直さを含める
素直さは環境にも影響される性質です。企業側が上記のような取り組みを行うことで従業員の素直さを醸成できるでしょう。
新しいことにチャレンジする機会を与える
従業員が自身のスキルや経験の枠を超えた新しい業務やプロジェクトに挑戦できる機会を積極的に提供することは、素直さを養うのに有効です。
新しいことに挑戦すると、環境に順応できる素直さが醸成されやすくなります。
たとえ失敗しても自分に不足している知識や能力を認知できることで、新たな学びを求める姿勢や他者の助けを受け入れる姿勢が養われます。
従業員が新しいことに挑戦できる機会を与えるのは、企業側の役割です。社内公募制度などの制度を導入し、従業員が主体的にチャレンジできる環境を整えましょう。

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心理的安全性を確保する
素直さを養うには、従業員が安心して自分の意見や疑問を発言でき、失敗を恐れずに挑戦できる環境を整備することも大切です。批判や嘲笑を恐れることなく、ありのままの自分を出せる風土が素直さを育みます。
また、心理的安全性が確保された環境では、わからないことは素直に質問し、間違ったことは素直に認めやすくなります。建設的なフィードバックを受け入れやすくなり、自己成長に繋げられるでしょう。

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評価制度に素直さを含める
評価制度に素直さを評価する項目を入れることも有効です。素直さが評価につながることが認識できれば、意識的に素直な行動を心がけられるようになります。
評価項目の例
- 他者の意見に耳を傾ける姿勢
- 失敗から学ぶ意欲
- 建設的なフィードバックを受け入れる姿勢
また、コンピテンシーに「素直さ」を含めることも素直さの醸成につながります。

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8.面接で素直さを見極める質問
素直さは内面的なものですが、面接時には質問することでその人の素直さをある程度把握することも可能です。以下のような質問から、素直さを見極めてみましょう。
質問 | チェックポイント |
過去に失敗したことがある場合、そのエピソードを教えてください。 | ・失敗を正直に話せているか ・原因とその後の対応まで自分の言葉で話せているか |
素直さについてどのように考えていますか? | ・どのような行動を素直と考えているか |
上司や先輩から間違いを指摘されたときどうしますか? | ・指摘を受け入れる姿勢があるか |
あなただけでは対処できない業務があったとき、どう行動しますか? | ・周囲に助けを求められるか ・自分の能力を客観的に捉えられているか |
これまでの方法がうまくいかなくなったとき、どうしますか? | ・新しい方法を模索できるか ・考え方を変えられるか |
これまでとやり方が変わったとき、どう対応しますか? | ・新しいことを前向きに受け入れられる姿勢があるか ・適応しようと模索できるか |
納得できないことがあったとき、どう対処しますか? | ・なんでもただ受け入れるだけの素直さではないか ・納得できないことに対して主体的に対処できるか |
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