1on1研修でフィードバックを改善! 厳選研修7つと無料でできる方法もご紹介

1on1ミーティングは部下の育成やエンゲージメントを高める効果が期待でき、日本でもここ数年で導入する企業が増えています。しかしミーティングを行う上司に一定のスキルが求められるという課題も。1on1研修はそうした課題を解決する方法のひとつです。そこで今回は1on1ミーティングの質を高める1on1研修について、その種類やメリットをわかりやすく解説します。1on1を成功させるポイントについても紹介しますので、ぜひお役立てください。

1.1on1ミーティングとは?

1on1ミーティングとは、上司が部下と1対1で定期的に30分程度の短い面談を実施するマネジメント手法のひとつ。定期的なコミュニケーションで上司の部下に対する理解を深めるとともに、部下が自ら行動し気づきを得ることで、自律的な成長を促すことが目的です。海外のIT企業では一般的で、日本でもヤフーが導入したことで注目を集めました。

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2.1on1ミーティングの課題

1on1ミーティングは面談の進行が難しく、上司に一定のスキルが必要になるという課題があります。普段は何気なく接している部下でも、いざ1対1で話すとなると会話が続かない、雑談に終始してしまう、効果的なフィードバックができないという声も聞きます。1on1ミーティングを導入したものの、上司の負荷や効果が感じられないといった理由で、頓挫してしまうケースも。そんなときに有効なのが1on1研修です。

1on1研修が効果的な理由

1on1研修とは1on1への理解を深め、効果的に実施するための知識やスキルを身につけるための研修やセミナーです。1on1では上司が部下に一方的に解決方法を教えるのではなく、面談のなかで部下自身が解決策に気付くことが重要。面談を進行する上司には、傾聴力やコーチングスキルといったマネジメントスキルが求められます。

企業によっては管理職の面談スキルにばらつきがあり、属人的になりがちな1on1。研修を実施することによって面談の質を高め標準化もしやすくなります。

3.1on1研修の効果

1on1研修を実施することでどのような効果が得られるでしょうか。3つご紹介します。

①管理職のマネジメント能力向上

1on1研修を受けることで傾聴力やコーチングスキルを高められ、管理職のマネジメント能力の向上が期待できます。1on1の質が高まれば、部下の個性やスキルをより深く理解できるようになり、マネジメントの効果も高められます。

②早期離職の防止

若手社員の定着には、成長実感や達成感が重要です。1on1によって、成長実感や達成感を自覚させることでモチベーションの向上につながります。健康状態のチェックやキャリア意向を定期的に確認することもできるでしょう。1on1で部下が抱えている悩みや意向を早期発見した場合、適切なサポートが必要です。

③部下の長期的な育成

1on1の質が高まることで、部下の長期的な育成につなげられます。1on1によって部下は自ら考え行動する習慣が身につきます。振り返りと気づきを繰り返すことで、成長の実感が得られ前向きなコミュニケーションも生まれやすくなるでしょう。

また、成長の実感が得られれば、組織内における部下の中長期的なキャリアビジョンも描きやすくなるはず。部下の「こんな風になりたい」という気持ちをしっかりキャッチアップし、部下の長期的な成長をサポートしましょう。

4.1on1研修の実施方法とメリット

1on1研修を実施する方法は下記の3つ。それぞれ内容とメリットをご紹介します。

  1. 自社で行う
  2. 外部の研修やセミナーを受講する
  3. 外部にコンサルティングを委託する

①自社で行う

人事部門やマネジメント層が中心となって、研修や勉強会を実施する方法です。コストをかけずに、すぐ実施できる点はメリットですが、1on1を実際に教えられる人材の確保が難しいというデメリットも。

自社で行う場合のメリットや効果

費用がかからない

自社で1on1研修や勉強会を実施する場合は、費用はかからないので、まずは費用をかけずに1on1の効果を高めたい場合に向いています。

すぐにはじめられる

すぐに取り組めるというのもメリットのひとつ。外部の1on1研修やセミナーを受講する際には、開催スケジュールや予約状況によってすぐには実施できないケースも。コンサルティング会社に依頼する場合は、導入から研修実施まで1ヶ月以上かかる場合もあります。

主体性を高められる

自分たちで勉強会や研修を開催することで、1on1の取り組みに対する主体性を高められるでしょう。1on1のやり方も、自分たちなりに研究することで理解が深まり、取り組む意欲も増します。座学スタイルの研修だけでなく、ディスカッションや共有会なども行えばより効果的です。

こんな企業にオススメ

自社で1on1研修を実施するのに向いている企業は下記のような企業です。

  • 1on1を導入したばかり
  • なるべくコストを抑えたい
  • 自社のやり方を重視している

②外部の研修やセミナーを受講する

人材コンサルティング会社などが実施している外部の研修やセミナーを受講するケースです。研修自体は半日や1日で終わるのが一般的で、費用は数万円程度が相場です。

外部の研修やセミナーを受講する場合のメリットや効果

1on1への理解促進

1on1研修は面談スキルの習得だけでなく、1on1そのものへの理解促進にも役立ちます。1on1の目的や意義などを講義形式で学ぶことで、人事部門とマネジメント層で1on1に対する共通認識をもてます

上司の面談スキルの向上

面談スキルのある経験豊富な講師から指導を受けられるため、上司の面談スキルが向上します。1on1研修のなかには、座学スタイルの研修だけにとどまらずロールプレイングなど実技研修を伴うタイプもあり、より実践的な知識やスキルを学べます。

上司の総合的なマネジメント力向上

1on1研修で身につくスキルは1on1だけでなく、上司の普段のマネジメントにも活かせます。コーチングスキルや傾聴のスキルはチームの主体性や自主性を引き出すのに効果的。普段のマネジメントが改善される効果も期待できます。

こんな企業にオススメ

  • 社員の1on1に対する理解が浅い
  • 管理職のマネジメントスキルや面談スキルにばらつきがある

③外部にコンサルティング委託する

1on1の導入から研修、その後のフォローまでコンサルティング会社に依頼するケースです。面談スキルを学ぶだけでなく、1on1の導入支援や導入後のフォローもありますが、費用は数十万円程度かかります。

コンサルティングを依頼する場合のメリットや効果

1on1の設計からアドバイスがもらえる

コンサルティング会社に依頼する場合は、自社にあった1on1ミーティングの設計からはじめられます。1on1の対象範囲や目標設定、運用ツールなどを専門家の知見を得ながら網羅的に設計できます。面談で使う1on1シートをカスタムメイドしてくれるサービスも。

1on1を継続することの難しさの一つに、効果測定があります。コンサルティング会社に入ってもらうことで、目標やKPIを明確にでき効果測定もしやすくなるでしょう。

1on1のフィードバックの質が向上する

面談を行う上司に研修やトレーニングを実施することで、面談におけるフィードバックの質を高められます。コンサルティング会社が実施するトレーニングは、ロールプレイングなどを採り入れた実践的なものも多く、継続実施することで高い面談スキルが身につき、1on1の質も高められます。

1on1の定着

コンサルティング会社に依頼する場合、1on1の導入だけでなくその後の定着についてフォローを受けられるケースも。コンサルタントが1on1に同席し、面談の内容について上司にフィードバックを行うこともあります。1on1では上司のモチベーション維持も重要。上司がコンサルタントから直接フィードバックを受けることで、動機付けにつながり1on1が定着しやすくなります。

こんな企業にオススメ

  • 1on1の導入の際に専門家の知見を採り入れたい
  • 全社的に1on1を導入したものの成果が実感できていない
  • 1on1を活用したいが社内で十分なリソースが確保できない

5.まずは無料で実践! カオナビ流1on1研修のやり方

1on1研修は1on1の質を高めるのに有効です。とはいえ有料だったり、スケジュールに左右されるためすぐには実施できなかったりするケースも。ここでは無料ではじめられる、カオナビ流の1on1研修のやり方をご紹介します。

①「1on1ミーティングガイド」を活用した研修

カオナビには1on1を成功に導くためのPDF資料「1on1ミーティングガイド」があります。このガイドは1on1の概念や基本的な実施方法、効果を高めるポイントなどについて図つきでくわしく解説していて、社内での研修にご活用いただけます。(無料ダウンロードはこちら

「1on1ガイド」社内研修での活用例

  • 座学…「1on1ミーティングガイド」の読み合わせをする
  • ロールプレイング…フィードバック例を参考に2人組でロープレをする
  • ディスカッション…どのようなやり方が効果的か意見交換をする

今回は「1on1ミーティングガイド」から、研修で取り上げるとよい代表的なポイントをご紹介します。

フィードバックの効果を高める4つのポイント

1on1のフィードバックを高めるポイントは下記の4つです。これらを意識するだけでもフィードバックの内容は改善されるでしょう。

  • 目標に結びつけて
  • 具体的に
  • 行動可能な
  • タイムリーに

フィードバックに有効な3つの型

フィードバックをする際には「型」を意識することでより効果的にできます。次の3つが代表的です。

  • サンドイッチ型
  • SBI(Situation Behavior Impact)型
  • ペンドルトンルール
サンドイッチ型フィードバックの例

クリックで拡大

サンドイッチ型は褒めるというポジティブなフィードバックに、改善点の指摘というややネガティブなフィードバックを挟み込む手法。褒める→改善点の指摘→褒めるといった具合。こうすることで、ネガティブフィードバックの影響を最小限にできます。

1on1の効果を高める1on1シート

カオナビの1on1シート例(クリックで拡大)

1on1を実施する際、何も準備せずに臨むと会話がうまく成り立ちません。あらかじめ1on1シートを作成して互いに共有することで、会話もうまれ面談が進めやすくなります。またついつい時間をオーバーしがちな1on1も、あらかじめ話すことが明確になっていることで、時間内に収めやすくなります。

「1on1ミーティングガイド」の無料ダウンロードはこちら

②マネージャー同士や人事で意見交換

研修やセミナーを受講するだけでなく、1on1ミーティングの実施内容についてマネージャー同士、あるいは人事も含めて意見交換し合うのも有効です。プライバシーに配慮する必要はありますが、他のマネージャーが1on1でどのような工夫をしているのか、自分がどのようなことで悩んでいるのかを共有しあいましょう。慣れないうちは、うまくいっている人のやり方を模倣するのも近道です。

一人で悩むのではなく、複数人で意見交換をすることでより多くの気づきが得られ、ノウハウも早く貯められます。

6.1on1に役立つ! マネジメント研修7選

1on1研修以外にも、たくさんのマネジメント研修が提供されています。その中で、1on1や普段のマネジメントにも役立てられる研修を7つご紹介します。

  1. コーチング研修
  2. アクティブリスニング研修
  3. エンゲージメント研修
  4. アンガーマネジメント研修
  5. マインドフルネス研修
  6. ストレスマネジメント研修
  7. レジリエンス研修

①コーチング研修(経営層/人事/管理職向け)

  •  コーチング(対話によって相手の自発的な行動促す手法)を学ぶための研修
  • 1on1に必要な傾聴や承認などのスキルを学べる

②アクティブリスニング研修(経営層/人事/管理職/一般社員向け)

  • 傾聴のスキルであるアクティブリスニング(「積極的傾聴」)を学べる研修
  • ノンバーバル・コミュニケーション(非言語コミュニケーション)などについて学べる
  •  面談から得られる気づきをより増やす効果が期待できる

③エンゲージメント研修(経営層/人事/管理職向け)

  • ワークエンゲージメント(「働きがい」)について学べる
  • エンゲージエンゲージメントの必要性や、それを高めるためのアプローチについて学べる
  • 組織の生産性向上にも重要

④アンガーマネジメント研修(経営層/管理職/一般社員向け)

  • アンガーマネジメントは怒りの感情をセルフコントロールするための研修
  • 怒りのメカニズムを知り、それをコントロールする術を学べる
  • 日々のマネジメントにも役立つ

⑤マインドフルネス研修(管理職/一般社員向け)

  • マインドフルネスについて学べる研修
  • マインドフルネスとは、瞑想などを活用し、心身を整える手法
  • 上司のセルフマネジメントやケアとして有効な研修

⑥ストレスマネジメント研修(管理職/一般社員向け)

  • ストレスそのものやその対策についての研修
  •  ストレス発生の仕組みについて学べる
  • 上司のセルフケアや日々のマネジメントに活用できる

⑦レジリエンス研修(管理職/一般社員向け)

  • レジリエンス(適応力や復元力)を高めるための手法についての研修
  • 困難に見舞われた場合に、乗り越えていくための考え方や手法を学べる
  •  面談のフィードバックや普段のマネジメントにも活用できる

7.1on1ミーティングを成功させるために

さいごに1on1ミーティングを成功させるために大切な4つの要素について、解説します。

①信頼関係なくして1on1の成功はない

上司と部下の信頼関係なくして1on1の成功はあり得ません。信頼していない人に悩みを打ち明けられないからです。1on1だけでなく、日々のコミュニケーションでしっかりと信頼関係を構築していくことで、1on1ミーティングもスムーズに進められます。

②最初から完璧を目指さない

最初から完ぺきを目指すのではなく、できることからスタートしましょう。1on1は長期的に取り組むもの。部下の成長を促し、それを部下が実感することで少しずつ成果として現れてきます。最初から面談に完ぺきを求めすぎず、まずは定期的に継続実施することを目標にはじめて、徐々に改善していきましょう。

③社内アンケートで状況を把握する

1on1について社内アンケートをとるのも有効な手段です。1on1の実施状況や満足度について社員からアンケートを取ってみましょう。満足度などの定量的な指標ができることで、1on1の目標設定やPDCAをまわすのに役立ち、定着もしやすくなります。

④1on1ツールを導入し効率化する

1on1ツールを導入することで、1on1ミーティングをより効率的に運用できます。1on1ツールには面談記録を保存できる機能があり、いつでも閲覧が可能。クラウド対応で提供されることも多いため、自宅が外出先からもチェックできます。

1on1の振り返りや事前準備に役立ち、面談内容の共有も簡単なので、マネージャー同士の共有界や勉強会でも活用できるでしょう。

1on1ツールとは? 比較ポイントやメリットやデメリットなどをわかりやすくご紹介
日本ではヤフーが導入したことで認知度があがった1on1ミーティング。導入する企業も増加しつつあります。 一方いざ導入してみたものの、ミーティングの質などに課題を感じる企業も少なくありません。そんな1o...

8.1on1の効果を高めるなら「カオナビ」

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