リスケ(リスケジュール)とは?|ビジネスでの使い方と具体例

リスケとは、「スケジュールを変更する」「計画を組み直す」こと。ここではリスケの使い方や具体例、マナーについて見ていきましょう。

1.リスケとは?

リスケとは、英語のリスケジュール(reschedule)を略した言葉です。「スケジュールを変更する」「計画を組み直す」ことを指し、一般的に計画や日時を変更する際に「予定を調整する」という意味で用いられます。たとえば、予定していた訪問日や会議の時間を改めて調整する場面で使用されます。

金融におけるリスケとは?

リスケは金融の世界でも使用される言葉で、返済計画を見直すという意味で使用されます。具体的には、借りたお金の返済が困難になった際に、返済の条件を変更し、返済可能な計画に見直します。

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2.リスケの言い換え方

リスケは略語であるという特徴から、目上の人や社外の人とのコミュニケーションで使用するのは、ふさわしいと言えません。そのため次のような形で言い換える必要があります。

  • スケジュール調整
  • 日程調整
  • 日時変更
  • 予定の前倒し、繰り上げ
  • 予定の後ろ倒し、繰り下げ

一方で、リスケは一般的なビジネス用語として浸透している事実もあります。そのため、相手とある程度の関係性を築けている場合は使用しても問題ないでしょう。

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3.リスケとドタキャンの違い

ドタキャンとは、土壇場でキャンセルを略した言葉で、予定を直前にキャンセルすることを意味します。ドタキャンが予定をキャンセルするのみで再び計画しないのに対し、リスケは改めて予定を計画する点で意味が異なります。

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4.リスケの使い方・具体例

基本的にリスケが使われるシーンはスケジュール調整ですが、ビジネスシーンではそれ以外の使われ方をされることがあります。具体例とともにリスケの使い方をみていきましょう。

会議や面談、商談の日時変更

ビジネスシーンで最もリスケを使う場面は、面談や打ち合わせの予定変更が必要になった際です。具体的には、次のような形で使われます。

  • 明日の定例会議を明後日の同じ時間にリスケします
  • 来週予定していた面談を再来週にリスケしたいです
  • 急な出張のためお打ち合わせ日程をリスケさせていただけませんか?

納期の変更

受発注した商品の納期を変更するというシーンでもリスケがよく使われます。納期を早める・伸ばす場合は、打ち合わせの日程調整以上に相手に負担をかける可能性があるため、相応の理由を添えることを忘れないようにしましょう。

  • 先方の希望がありまして、納期を1週間前倒しでリスケすることは可能でしょうか?
  • さらなる成果向上が見込まれるため、納期を2日後ろ倒しでリスケしたいです
  • 担当者が感染症にかかってしまったため、納期のリスケをご相談できませんか?

仕様の変更

商品の企画や開発において、仕様変更の必要が生じた際にも、リスケが使用されます。この場合はスケジュールの調整ではなく、「仕様変更」の意味合いが強くなります。仕様を変更する必要がある=予定を組み直す=リスケというイメージです。

  • 製品の仕様変更のためリスケをお願いできませんか?
  • いまデザインのリスケを行えば、納期に間に合わなくなります
  • 先方からの要望で仕様をリスケします

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5.リスケをビジネスで使う際の注意点

リスケには略語という性質や、相手に負担を強いるという点で、使用にあたりいくつか注意しておきたい点があります。どれも重要ですので、しっかりと覚えておきましょう。

目上の人や取引先には使わない

一般的なビジネス用語として浸透しているリスケですが、略語という特性上、目上の人や取引先に使うのは、相応の関係性を築けている場合を除いて、避けるべきです。どうしてもリスケが必要な場合は、「スケジュール調整」「日程調整」などの表現を使用しましょう。

相手が納得できる理由を示す

相手の予定をこちらの都合で変更するため、相手が納得できる理由が必要です。もしリスケを行う理由が

  • 作業に追われていて時間が取れなくなった
  • ダブルブッキングに気付かず他社との打ち合わせと重なっていた
  • 優先すべき会議やミーティングが急遽入った

といった場合は、その理由をありのまま伝えるのは控えます。そのまま伝えてしまうと、相手に「優先順位を低く見られた」と不信感を持たれることに繋がりかねないからです。

たとえ事実と異なったとしても、「急な出張」や「担当者の体調不良」など、できるだけ不快な印象を与えない言葉を選んで、配慮しましょう。

リスケの日程は相手に合わせる

取引先や得意先にリスケを依頼する際、こちらが要望するスケジュールを一方的に伝えるのではなく、相手が選べるような形で日程を提示するように心掛けましょう。たとえば、

  • ◯月の第◯週か◯週であれば、こちらは何日でも結構です
  • 第◯週の11:00から18:00の間であれば、いつでも調整可能です

といったように相手がスケジュールを組み直しやすい提案をします。そして、最終決定は相手にしてもらうように伝えます。

リスケが必要だとわかったら早めに連絡する

予定していた日程では難しいと判断し、リスケの必要が生じたらすぐに相手に連絡します。予定の直前にリスケを依頼すると、相手に対して多大な迷惑をかけてしまう可能性があるからです。

そのためリスケが必要となった場合は、迅速にその旨を相手に伝え、日程を改めて調整します。承諾を得た後は、メールや資料の準備、社内共有などの対応を速やかに進めましょう。

安直なリスケは相手からの信用を失う可能性もある

リスケは本来予定されていた日程を一度キャンセルし、別日程に変更するため、多少なりとも客先や関係各所に負担が発生するもの。リスケが度重なった場合、相手からの信用や信頼を失ってしまう状況も大いに考えられます。

たとえ一度快諾してもらえたとしても、頻繁なリスケが生じないようスケジュール管理には十分気を付けます。「一度大丈夫だったから、次も問題ないだろう」という考え方は決して持たないようにしましょう。

直前のリスケになった場合、電話でも連絡する

打ち合わせ当日にリスケが必要になった際など、打ち合わせまでの時間がない場合は、メールだけでなく電話でもリスケについて連絡しましょう。メールだけでは、相手が見逃してしまう可能性があるためです。

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6.リスケする場合のメールの例文

いざリスケの連絡をする必要が出た際、どんな文面にすればいいか悩んで時間がかかってしまうことがあります。そのような場合は次の文例を真似して書いてみましょう。ポイントは要件、理由、謝罪の気持ちを簡潔に伝えることです。

件名:お打ち合わせ日時変更のお願い

株式会社◯◯
◯◯様

お世話になっております。
株式会社◯◯の◯◯でございます。

◯月◯日(◯)◯時~◯時のお打ち合わせについて
日程の変更をお願いしたくご連絡いたしました。

日程を調整いただいたにもかかわらず、申し訳ございません。
急な出張が入ってしまい、貴社への訪問が難しくなってしまいました。

ご多忙のところこちら都合で大変申し訳ありませんが
下記の日程で再度ご検討いただけないでしょうか。

①◯月◯日(◯)◯時~◯時
②◯月◯日(◯)◯時~◯時
③◯月◯日(◯)◯時~◯時

上記いずれの日程も難しい場合には、
◯◯様のご都合の良い日程をいくつかご教示いただけますと幸いです。
恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。