リスケ(リスケジュール)とは? 意味、使い方と具体例、マナー、注意するポイントについて

リスケとは、「スケジュールを変更する」「計画を組み直す」こと。ここではリスケの使い方や具体例、マナーについて見ていきましょう。

1.リスケとは?

リスケとは、「スケジュールを変更する」「計画を組み直す」などの意味で使われる言葉で、一般的に、計画や日時を変更するときに「予定を調整する」という意味で用いられます。

たとえば、「商品のデザインや仕様」「予定していた訪問日や会議の時間」などで使われる言葉で、改めて予定を調整したいという状況で使用されるのです。ただし「リスケ」は略語という性質を持つため、同僚や部下など使う人を限定するのが望ましいでしょう。

「リスケ」とは、予定されていたスケジュールや計画、また商品のデザインを調整するという意味を持つ言葉です

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2.リスケの意味

昨今の日本のビジネスシーンで頻繁に使用され、私たちの生活にもすっかり定着したリスケ。ここでは、リスケの語源である英語表記や本来の意味、使うべき状況や気を付けたい注意点などを説明します。

リスケジュールを略した言葉

リスケとは英語の「リスケジュール(reschedule)」の略語です。日本のビジネスシーンで多く定着してきたカタカナ語を省略した言葉ですが、リスケはそのひとつで、ビジネス用語の代表的な存在として確立されています。

リスケは一般的に、会議やミーティングのスケジュール調整や、商品のデザインや仕様などの変更時に使われる言葉です。しかしリスケは略語であるため、社内で用いられることが望ましいと考えられています。

スケジュールを見直すという意味

リスケは予定していた計画や日程がさまざまな理由によってやむを得ず変更しなければならない場合に「スケジュールを見直す」という意味合いで使われます。

たとえば「来月に予定していたグループミーティングをリスケする」「台風が接近しているので、明日のクライアントへの訪問をリスケする」といったもの。もともと英語から派生した言葉ですが、日本のビジネスシーンでは欠かせない言葉のひとつとなっています。

予定を調整するという意味

またリスケには「予定を調整する」といった意味合いで使用される場合もあります。計画していた会議や商談などへのメンバーの参加が難しい状況などで、日程をキャンセルし、改めてスケジュールを組むことを指します。

「予定を調整する」という意味で用いられるリスケは、クライアントへの訪問や会議、ミーティングといった日程の調整だけでなく、商品開発におけるデザインや仕様の変更時においても使用されているのです。

リスケとは「リスケジュール(reschedule)」の略語であり、昨今の日本のビジネスシーンで多用される言葉です

3.リスケの使い方・具体例

リスケは予定の前倒しに対して使われることはほとんどなく、一般的に、予定を延期する場合に使用されます。日本のビジネスシーンにおいて、リスケが多く使われる状況について見ていきましょう。

予定変更やキャンセルのときに使う

リスケは、予定変更やキャンセルが必要となった際に使われることが多いです。

たとえば「毎週金曜に開催される営業ミーティングの時間を今回だけ遅らせてほしい」「○月○日に約束していたA社への訪問を調整したい」「来月予定していた海外出張を一度リスケしたい」など。

つまりリスケは、計画していた予定をやむを得ない事情によって改めて組み直したいという状況で用いられるのです。

受発注の量、日付変更

またリスケは、「個数・量を減らしたい」「発送日を少しずらしてほしい」などというような商品の受注・発注の数量、商品発送の日付の変更を行う状況においても頻繁に使用されます。

つまり、会議日程の変更のように予定していた計画の調整と同様に、商品やサービスに対しても「変更する」「組み直す」「一旦キャンセルする」という意味合いで使用されることがあるのです。

デザインや仕様変更、項目の追加

また商品開発やイベント企画にて、デザイン・仕様に変更が生じた際にもリスケが頻繁に使用されます。この場合でも「スケジュールを新たに調整する」という意味合いを持つのです。

さらに、新たな項目を追加する、改めて予定を組み直したい、商品開発や企画のキャンセルが生じる状況にも使用されます。

職場の同僚や部下などに対して使う

昨今、日本のビジネスシーンで多用されるリスケですが、あくまでも略語ですので、同僚や部下などに向けて使うことが望ましいです。上司や社外の人、取引先に対しての使用は控えたほうがよいでしょう。

社内の風潮や雰囲気などにも関係しますが、上司や目上の人にリスケを使う際は、一度考えたほうがよいといえます。また相手に迷惑をかけたなど謝罪をする際は、リスケの使用を控えましょう。

日本のビジネスシーンにおいてリスケは、予定の変更やキャンセルだけでなく、商品企画の変更などさまざまな場面で使われます

4.仕事上でリスケを使う際のマナー

リスケを使う場合はマナーにも留意しましょう。たとえば目上の人に対しては「リスケをお願いします」などといった言い方は避けたほうがよいといえます。「日程の変更をお願いしてもよろしいでしょうか」と丁寧に依頼するのが理想的です。

目上の人や上司に当たる人には使わない

上司や先輩から「リスケをする」と告げられる場面も日本の企業では多く見られます。とはいえ、あくまでも略語であるという性質上、告げられたとしてもその上司や先輩など目上の人に対しては使用しないほうが望ましいとされます。

一方で社内の同期や後輩に対してリスケという言葉を使用するのは問題ありません。また仕事のスケジュール管理としてメモなどに使用する人も増えているようです。

取引先には使わない

一般的なビジネス用語として確立したリスケですが、社外の人や取引先、得意先に対して「リスケをお願いします」などといった言い方は避けたほうがよいでしょう。

どうしてもスケジュールの見直しが必要な場合は、「お約束の日時変更をお願いしてもよろしいでしょうか」「予定していたスケジュールを再調整していただきたいのですが、ご検討をお願いできますでしょうか」など、丁寧な伝え方にするべきです。

キャンセルをされただけではリスケではない

一方で、今後の具体的な予定が分からない場合においてはリスケとは言いません。

たとえば、予定していた商談や会議、打ち合わせを一度キャンセルし、特定の日時に変更する際においてはリスケとなりますが、具体的な予定が不明なケースではリスケとはならないのです。

リスケを用いる場合、再調整する日時やスケジュールが明確かどうか、きちんと確認しておきましょう。

相手が納得できる理由を示す

リスケを行う理由が、「作業に追われていて時間が取れなくなった」「ダブルブッキングに気付かず他社との打ち合わせと重なっていた」「優先すべき会議やミーティングが急遽入った」などでも、取引先や得意先にありのままを伝えるのは控えましょう。

そのまま伝えてしまうと相手に「優先順位を低く見られた」「約束していたのに」と不信感を持たれることにもなりかねません。

たとえ事実と異なったとしても「急な出張」や「担当者の体調不良」など、できるだけ不快な印象を与えないような言葉を選んで配慮しましょう。

リスケは社内の同期や後輩に対しての使用が望ましいです。上司や取引先への使用は避けましょう

5.リスケをする際の注意点

リスケは略語という性質上、本来好ましい言葉とはいえません。使用する際は十分な配慮をし、必要以上な使用は避けましょう。リスケをする際の注意点について説明します。

リスケをお願いする場合は電話をかける

取引先や得意先にリスケを申し入れたい場合、まず電話で伝えるとよいでしょう。相手は予定を押さえていたわけですので、メールだけでの連絡では失礼に当たる場合も。

できるだけ電話で連絡を入れ、相手に謝罪の言葉を直接伝えましょう。もし相手が電話に出なかった場合は、時間を置いて電話するとよいです。

確認のメールも忘れない

相手に電話でリスケについて伝えて了承を得ても、その後に必ずメールを入れておきましょう。電話では、聞き違いや相手に詳細が伝わっていないという場合も起こり得ます。そこで電話をした後に確認用としてメールを送ると、認識の違いが減るのです。

その際は、変更した日程だけでなく、謝意の言葉やスケジュール調整への対応に感謝する姿勢もしっかり伝えましょう。

一方的なお願いをしない

取引先や得意先にリスケを依頼する際、相手へ十分配慮しましょう。こちらが要望するスケジュールを一方的に伝えるのではなく、相手が選べるような形で日程を提示するように心掛けるのです。

たとえば、「○月の第○週か○週であれば、こちらは何日でも結構です」や「第○週の11:00から18:00の間であれば、いつでも調整可能です」といったように相手がスケジュールを組み直しやすい提案をしましょう。そして、最終決定は相手にしてもらうように伝えます。

リスケ後には迅速に対応する

予定していた日程では難しいと判断し、リスケの必要が生じたらすぐに相手に連絡します。スケジュール直前にリスケを申し出ると、相手に対して多大な迷惑をかけてしまうからです。

そのためリスケが必要となった場合は、迅速にその旨を相手に伝え、日程を改めて調整します。承諾を得た後は、メールや資料の準備、社内共有などの対応を速やかに進めましょう。

安直なリスケは相手からの信用を失う可能性もある

リスケは本来予定されていた日程を一度キャンセルし、別日程に変更する性質のため、多少なりとも客先や関係各所に負担が発生するもの。リスケが度重なった場合、相手からの信用や信頼を失ってしまう状況も大いに考えられます。

たとえ一度快諾してもらえたとしても、頻繁なリスケが生じないようスケジュール管理には十分気を付けます。「一度大丈夫だったから、次も問題ないだろう」という考え方は決して持たないようにしましょう。

リスケをした日程は相手に合わせる

リスケの依頼そのものが相手に迷惑をかける行為だと認識しておいてください。そのためにも相手への誠意を忘れずに示し、スケジュールを新たに組み直す際は、相手の日程を優先するように心掛けましょう。

「○月○日以降でご都合が良い日を何日か教えていただけませんか。いただいたお日にちの中から調整させていただきます」「○月○日の週で再度ご検討いただける日程はございますか?お時間は御社のご都合に合わせます」など多くの選択肢を用意し、相手の意向を優先するとよいでしょう。

リスケを依頼する際は、メールではなく電話が基本。日程は相手の予定を優先するようにしましょう

6.金融業界におけるリスケの意味

金融業界で使われるリスケという言葉は、一般的なビジネスシーンで使われるものと意味が異なります。金融業界で使われているリスケのの意味や特徴などについて見ていきましょう。

金融業界では意味が異なる

金融業界では、返済計画を見直して返済可能な計画に変更する、つまり金融機関への返済が困難な状況での見直しといった意味で使われています。

借入条件の変更の意味

借入条件の変更は、下記を意味します。

  • 融資やローンの返済が困難になった、資金繰りが苦しくなったといった場合に、金融機関へ借入条件の見直しを依頼する
  • 事業者が金融機関から融資を受ける際などに約束した支払条件を、金融機関との話し合いにより従来の条件から変更する

このように資金繰りが困難と見られ、銀行などに返済ができなくなった事業者が検討しなければならないのが金融業界のリスケなのです。

支払条件を緩めること

金融業界で使われるリスケは「銀行融資の返済条件を変更すること」を指し、特に借入条件の変更を意味します。

代表的な例として挙げられるのは、資金繰りが困難となった事業者が、銀行などの金融機関から融資を受ける際などに計画した支払条件を、銀行との話し合いによりそれまでの条件から緩く変更すること。

この支払条件変更として一般的に行われるのは、「月額返済額を一定の期間減額する」「返済期限を延長する」といった事柄です。

金融業界で使用されるリスケは「返済計画の見直し」という意味を持ちます。リスケは便利で使いやすい言葉ですが、使用シーンやどの業界で使うかによって意味が異なるので注意しましょう