ニアショアとは?【オフショアとの違い】メリット

開発業務を外注する際、「ニアショア」を選択するか、それとも「オフショア」を選択するのかは重要なポイントです。今回は人事担当者が知っておきたいニアショアのメリットや、ニアショアとオフショアの違いを紹介します。

「ニアショア」とは?

ニアショアとは、開発業務を部分的もしくは全部を、比較的近い距離の場所にある企業に外注することをいいます。海外にある企業などへ外注する「オフショア」と比べて、近距離での外注なので「ニアショア」と呼ばれています。

ニアショアの対象になるのは国内の地方都市です。ニアショアでは、首都圏の企業と比較して安価で外注することができるだけではなく、オフショアのように言葉の壁といったデメリットがないのもポイントです。

ニアショアを上手に活用することで、コストを削減し自社のリソースが不足していても、複数のプロジェクトを円滑に進めることが可能になります。

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ニアショアのメリット

前述の通り、ニアショアのメリットは「コスト削減」です。首都圏から少し離れた企業に外注するだけで、見積もりが驚くほど安くなることもあります。

オフショアとは違い、言語の制約や開発環境の大きな違いがないので、一定の品質を保ちながら多数のプロジェクトを同時進行することも可能です。

また、ニアショアでは、開発拠点が複数できるので、災害などの緊急時にも、すべての拠点がダメージをうけ完全にプロジェクトが停止するというリスクを回避しやすくなります。

日本は地震大国として知られており、リスク回避の一環としてニアショアや地方の支社を活用している企業も多くあります。

2015年のマイナンバー導入など、大規模な事業が重なると首都圏でエンジニアの採用が困難になるケースがあります。

ニアショアでは、首都圏で不足しているエンジニアを地方で募集することができ、エンジニアや地方にいる希少な人材を採用しやすくなるのもメリットのひとつです。

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ニアショアとオフショア

ニアショアとオフショアの大きな違いは、「国内と海外」という外注先の違いです。

言語や文化の異なる外注先と円滑なコミュニケーションをとるためには、単に仕事のスキルだけではなくコミュニケーションスキルや言語能力、そして異文化理解など多種の勉強や知識が必要となります。

プロジェクトの進捗管理以外にも多彩な能力が必要となり、現地責任者を選定・育成するにも時間がかかります。

またオフショア開発では、どの国で開発を行うかが非常に重要なポイントです。かつての新興国が発展して、コスト削減のメリットがそこまで高くない国も増えてきています。

その点ニアショアでは、国内なのでコスト面に関する情報収集も海外と比べて容易です。また万が一トラブルがあった場合でも、国内の開発拠点であればすぐに駆けつけることができますが、海外拠点へ赴く場合には飛行機や宿泊施設の手配に時間が必要になります。
このように、ニアショアとオフショアには、多くの違いがあります。

人事担当者は、うわべだけのコストにとらわれずに、工数やトータルコストなども考慮し、適した人材を配置できるように多角的な面から検討をするように心がけましょう。

ニアショアのQ&A

ニアショアとオフショアには多くの違いがありますが、その際たるものは「国内と海外」という外注先の違いです。 ニアショアでは国内の地方都市など、近距離外注が基本です。一方、オフショアでは、海外の新興国などに発注するケースが多く見られます。
ニアショアの第一のメリットは、コスト削減です。首都圏からほんの少し離れただけで、驚くほど見積もりが安くなるケースもあります。 オフショアとは違い、言語の制約を受けたり、開発環境に大きな違いが発生することもありません。一定の品質を保ちながら多数のプロジェクトを同時進行することもニアショアでは叶います。
駄目ということはありません。オフショアにも多数のメリットがあり、とくに国内のIT人材の確保が年々難しくなっている状況では、海外に頼らざるを得ない場合も多いでしょう。 国内拠点・海外拠点、双方にメリット・デメリットがあります。開発における優先事項をよく確認し、適切な開発場所を選ぶことを心がけましょう。