MOT(技術経営)とは? MOT(技術経営)の内容と学べる場所について

近年では単に技術力を有するのみではなく、市場にマッチした形で製品・サービスに落としこむことが重要になっています。技術力を経営に生かす手法がMOTです。技術者版MBAと呼ばれるこの手法の内容と、MOTを学べる場所について解説します。

MOT(技術経営)とは

MOTとは、Management of Technologyの略で、技術経営と訳されます。技術を具体的な事業に結び付け、経済的な価値を創出する経営のことです。アメリカでは1980年以降に技術経営が盛んに研究され、現在のテクノロジー分野におけるアメリカの強みを生み出しました。

企業経営では今後も、技術力をいかに経営で効率的・有効的にマネージメントするかが生き残りのカギを握ります。そのためには従来の技術者の発想だけでは不十分です。市場を観察することにより、消費者にベネフィットをもたらすような技術を開発していく姿勢が欠かせません。

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技術版のMBAと呼ばれるMOT

MBAがどちらかというと事業・製品・サービスを軸にした経営を学ぶのに対し、MOTは技術革新・イノベーションを経営に生かす方法を模索するものです。このことから、MOTは技術版のMBAと呼ばれることもあります。

MOTでは新たな価値を世界にもたらすことに焦点を当てるので、創造力の育成法・ビジネスモデルの構築・技術と市場ニーズを結びつけるマーケティング手法・リスク管理などを学びます。

また、MBAは経営幹部やその候補生を対象にすることが多いですが、MOTでは中堅幹部や現場で活躍する一般職の人材も対象にしています。

技術力を生かしながらも、市場のニーズにマッチした新たな価値を付加した製品を企画するには、経営者だけでは不十分であり、現場で活躍する人材の力を育成することが不可欠だからです。

MOTを学べるスクールや大学院のコース

MOTを学ぶことができる場所に関しては、団体によるスクール開催の他、いくつかの大学院でもMOTのコースを開催しています。東京工業大学では、エッセンシャル・アドバンスト・エグゼクティブの3つのコースを用意しています。

イノベーション推進の役割を担う人材・MOTに関心があり今後のマネージメントに生かしたい経営者・幹部などが応募することが可能です。東京理科大学では社会人が通いやすいMOTコースを用意しており、平日は18:30~21:40、土曜は9:00~19:30までとなっています。

企業としてMOTのスキルを備えた人材を育成したいと考える場合、人事部門からMOTを職場にアナウンスし、大学院のコースやスクールでの講習の受講を促すことができます。MOTのコースの中には、「専門実践教育訓練給付制度」の対象となっているコースもあります。

雇用保険の加入期間などの要件を備えている方であれば、訓練経費(授業料など)の10%~60%に相当する給付金を受け取ることが可能です。このような金銭的なメリットも同時に伝えることで、受講してみようと考える従業員を発掘することができる可能性があります。