ミラサポとは? メリット、意味・目的、登録者数、専門家派遣について【中小企業庁・経済産業省】

企業の経営には、何かと不安が付きまといます。現在順調でも以降どうなっているのか不安…そんな現状を憂いている経営者も多いのではないでしょうか。

そんな経営者のうち中小企業経営者をサポートするサイトとして注目を集めているのがミラサポです。

  • ミラサポとは何か
  • ミラサポでできること
  • ミラサポの使い方

などを知って中小企業の経営に役立ててみてはいかがでしょう。

1.ミラサポとは?|中小企業・小規模事業者の未来を支援するサイト

ミラサポは、「中小企業庁委託事業として中小企業・小規模事業者の未来をサポートするサイト」という文言を掲げた中小企業経営者向けに運営されるサイトのこと。

会員制で、

  • 公的機関の支援情報・補助金、助成金など支援施策に関する情報収集
  • 経営の悩みを先輩経営者や専門家と情報交換

などが可能です。

中小企業庁が2013年にミラサポを開始

インターネットサイトの中には、信憑性に欠けるような情報を掲載しているところもあります。しかしミラサポの運営元は、さまざまな角度から中小企業や起業検討者をサポートする、中小企業庁。信用のおけるサイトです。ミラサポは開設約2ヵ月半で、

  • アクセス数約20万件
  • ユーザー登録数約1.6万件

を記録しています。

ミラサポの会員登録者数は381万

ミラサポのユーザー数は幅広いです。全国381万ほどの、

  • 中小企業
  • 小規模事業者
  • 支援を行う支援機関や専門家

に利用されています。

ミラサポでできること

ミラサポでできることは、次の5つです。

  1. ミラサポコミュニティに参加できる
  2. ミラサポでビジネスの成功をサポートするツールを使える
  3. 年3回まで専門家を無料で派遣申請できる
  4. 各種補助金を電子申請できる
  5. ビジネスに関する情報収集ができる

①ミラサポコミュニティに参加できる

ミラサポコミュニティとは、ミラサポに登録している他事業者とコミュニケーションを取ることができる場のこと。

経営者は、立場上相談する人も少なく、何かと孤独な立ち位置です。しかしミラサポコミュニティがあれば、サイト内で気軽に相談や情報共有を実施できます。また専門家から話が聞ける点も魅力的でしょう。

同じ目線での話から専門的な内容まで、幅広く役立てられます。

②ミラサポでビジネスの成功をサポートするツールを使える

ビジネスには、膨大な情報や数値の管理が欠かせません。そんなとき役立つのがミラサポで提供されている実用的ツール・アプリで、無料と有料それぞれあり、種類も豊富です。

たとえば、

  • 「U オンラインセミナー・Web会議・ビジネスチャット」
  • 「明日からのWebマーケティング」
  • 「請求上手」

など。他にも、社内管理や営業支援に利用できるアプリと多岐にわたります。

③年3回まで専門家を無料で派遣申請できる

  • 販路開拓
  • 集客アップ
  • 補助金活用に向けた課題整理

などについて専門家の視点を教わることが可能です。サイト内の「派遣専門家 検索・申請」を使えば、手軽に理想の人物を見つけられるでしょう。年3回、事業承継に係る課題であれば年5回にわたり、無料で派遣可能な場合もあります。

④各種補助金を電子申請できる

補助金や助成金は経営の心強い味方。しかし、複雑な手続きなど面倒に感じやすい部分が多いことも事実です。

そんなときはミラサポ内に存在する「補助金・助成金ヘッドライン」を活用しましょう。施策マップからは、補助金や助成金、その他施策情報を全国から検索できます。さらにエントリー手続きも、サイト内から可能です。

⑤ビジネスに関する情報収集ができる

ミラサポ上には、

  • 創業・起業
  • 人材・採用
  • 海外展開

などテーマに分類された情報が分かりやすくまとめられています。必要な情報がきっと見つかることでしょう。

ミラサポメールマガジンとは?

多岐にわたる情報を逐一チェック、これは時間のかかることです。そこで便利なのがミラサポメールマガジン。受信するだけで欲しい情報を気軽にチェックできます。

  • 補助金情報
  • 政策情報

など内容も豊富ですし、端的にまとめられているため、スピーディーに内容を理解できます。

タレントマネジメントがすぐはじめられるクラウドツール

  1. 組織の今をダッシュボードでパッと把握。気になるところは顔ぶれまで確認できる
  2. 組織図で顔ぶれを俯瞰して人材配置を練れ、マトリクスで評価結果の甘辛調整もできる
  3. 最適人材をリストで管理し、可視化したスキルと経験で育成プランを立てられる
  4. 手軽に実施できる社員アンケートを使い、社員の声を拾って退職リスクも早期発見

カオナビでスキルや適正を可視化し、自在に人事シミュレーションが可能。

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2.ミラサポへの会員登録と退会について

前述のとおり、ミラサポは会員制です。会員登録しておくとより詳細な内容やサービスが利用できますので試してみましょう。

登録には、

  1. メールアドレスを使った会員登録
  2. 企業情報の登録

2種類が必要ですが、短時間で完了できます。以下に挙げる一連の流れを把握して登録してみましょう。退会についても理解しておくと便利です。

会員登録の方法と条件

インターネット上に数多く存在する会員制サービス。中でもミラサポは、中小企業庁が運営する公的なサイトだけに、登録は難しいと感じる人も存在するでしょう。

しかし実際は、中小企業や小規模事業者でサポートを希望する人であれば、基本、誰でも利用可能です。また、会員同士が情報交換をする上で、

  • 名前
  • メールアドレス
  • 電話番号
  • 住所

といった情報の公開が必要となります。名刺を準備しておくとよいでしょう。

新規会員登録の流れ

参考 会員登録についてミラサポ

ミラサポトップページにて新規会員登録を選択するとメールアドレス入力フォームが表示されます。そこに、メールアドレスを入力して送信すると、本会員登録のためのメールが送られてくるのです。

中にある指定リンクを開いたら、事業者または専門家としての登録を進めましょう。

企業情報登録の流れ

参考 会員登録についてミラサポ

企業情報の登録は、まず企業情報の検索から行います。すでに企業情報が登録されている場合、企業IDとパスコードを入力して、データを連結します。

検索して見つからない場合、企業情報を登録しましょう。新規登録から、企業情報の入力が可能です。入力すると送られてくる企業IDとパスコードを、企業情報内に記入し、企業情報とデータを連結しましょう。

企業IDとは?

企業IDとは、

  • 専門家派遣事業
  • 補助金電子申請

などの利用に不可欠なものです。しかし企業IDは1企業につき1つと決まっているため、新規登録の際は、受け取った企業IDの管理に注意が必要です。また既に企業情報が登録されていた場合企業IDが存在します。社内の担当者などに企業IDについて尋ねましょう。

しかし、

  • 忘れてしまった
  • 企業IDを記載したものが閲覧できない(ファイルをなくした、アプリにログインできない)

といった状況で企業IDが不明になることも。その場合は、ミラサポ内の「よくある質問」を読み、対処しましょう。

ミラサポを退会する方法

ミラサポの利用には、個人や企業の情報が必要となるため、利用しなくなったにも関わらずそのままにしておくのは少し不用心です。まったく利用しないと決まったら、退会しましょう。

ミラサポトップページから設定、退会と進みます。ヘルプページを経由してもよいでしょう。

しかし退会後は、利用したサービス履歴がすべて削除され、ミラサポコミュニティ内での発言も空欄となります。本当に退会してよいか、慎重な検討が必要です。

3.ミラサポに登録されている専門家について

ミラサポ内で活用したいのが専門家派遣でしょう。状況に合った専門家を見つけるのは、決して簡単ではありません。

しかしミラサポには、

  • 税理士
  • 公認会計士
  • 弁護士
  • 中小企業診断士

といった信頼できる有資格者が多数登録しており、サイト内でスムーズに検索できます。公的サービスであるミラサポに登録している専門家だけに、信用の大きさも魅力的です。

専門家派遣とは?

前述のとおり、

  • 販路開拓
  • 集客アップ
  • 補助金活用に向けた課題整理

などについて専門家ならではの視点から教わることが可能なシステム。派遣専門家を利用すれば、各種問題に対し、専門家が解決に向けたサポートをしてくれます。

しかし人気のサービスであるため、需要の高い専門家は予約が取りにくいことも多々。相談期間が予定より早く終了することもあるようです。

また前述のとおり、年3回、事業承継に係る課題であれば年5回にわたり、無料で受けられる場合も。気軽利用してみてはいかがでしょう。

専門テーマの種類

豊富なテーマを、ミラサポサイト上からピックアップしてご紹介します。有資格者は、

  • 税理士
  • 公認会計士
  • 弁護士
  • 中小企業診断士

など。士業の専門家からのアドバイス、経営に大きく役立つでしょう。

その他、

  • 会社管理や技能に優れた起業家
  • 中小企業の経営診断業務の専門家
  • 技能指導経験豊富な専門家

といった大まかなくくりも一例として紹介されています。

どんな経営課題に応えてくれる?

派遣された専門家に依頼できる課題はとても豊富で、計19個用意されています。

  • 経営革新
  • 地域資源活用
  • IT導入補助金
  • 販路拡大・販促支援

などです。

専門家派遣の方法

専門家派遣の手順は、4つのフェーズに分類されています。

  1. よろず支援拠点・地域プラットフォームへ行く
  2. 専門家派遣依頼申し込み
  3. 専門家派遣実施
  4. 従事証明と評価の入力

①よろず支援拠点・地域プラットフォームへ行く

まずよろず支援拠点・地域プラットフォームにて無料の経営相談を受けます。じかに話を聞いた上で進められるので、安心して依頼できるでしょう。

  1. よろず支援拠点
  2. 地域プラットフォーム

2つは、サイト内で一覧を確認できます。

よろず支援拠点とは?

よろず支援拠点とは、平成26年6月2日より順次開設されている支援拠点のこと。

  1. 既存の支援機関では十分に解決できない経営相談に対する「総合的・先進的経営アドバイス」
  2. 事業者の課題に応じた適切な「チームの編成を通じた支援」
  3. 支援機関などの接点がなく相談先に悩む事業者に対する「的確な支援機関等の紹介」

3つの機能を有しています。

参考 よろず支援拠点とはミラサポ
地域プラットフォームとは?

地域プラットフォームは、中小企業や小規模事業主を、地域で支える体制のことで、下記のような取り組みを行います。

  • 国などの中小企業支援施策情報の発信
  • 創業セミナーや経営革新セミナー等の開催
  • ビジネスマッチングイベントの開催
  • プラットフォーム内の連携強化
  • 情報共有のための連絡会議等の開催
  • 構成機関職員の支援能力向上のための取り組み(セミナーの開催等)

専門家と直接会って話ができるため、不安や気になる点についてしっかり聞けます。

参考 よろず支援拠点とはミラサポ

②専門家派遣依頼申し込み

第一段階で訪れたよろず支援拠点・地域プラットフォームから各専門家に派遣申し込みをします。直接依頼や交渉をするわけではないため、安心でしょう。

また申し込みは基本、よろず支援拠点・地域プラットフォームが単独で実施してくれます。そのため、第一段階を完了した後は任せきりで問題ありません。

③専門家派遣実施

派遣申し込みを経ると専門家が指定の会社などを訪問します。初めてお願いする専門家だけに、

  • スムーズに話が進むか
  • 説明についていけるか

など不安もあるでしょう。ですが原則、よろず支援拠点・地域プラットフォームの担当者が同行するため、心配はありません

④従事証明と評価の入力

専門家から説明等を受けて終了ではありません。派遣専門家利用後は、支援事業に関する従事証明と評価入力を行うのです。入力フォームは、支援後送られてくるメール内のURLからアクセスできます。

信頼できる専門家か? 専門家登録について

専門家を利用する以上、気になるのがその人物が本当に専門家かという点。中小企業登録同様に、メールアドレスや簡単な情報入力だけで登録されているのであれば、クオリティ面で不安を感じるでしょう。

ですが安心してください。専門家側は、よろず支援拠点・地域プラットフォームにて事前に書類審査や面談が行われています。これらを通過し、推薦されなければミラサポの登録専門家にはなれません。

評判の良い専門家を選ぶには?

ミラサポに登録された専門家であっても、評判の良し悪しは気になります。自社の大事な点を任せるのであれば、少しでも評判の良い専門家に依頼したいところでしょう。

より良い専門家、状況に適した専門家を選ぶなら、検索にこだわることをお勧めします。

  • 利用者や支援機関からの口コミ評価
  • 評価順検索
  • 実績件数順
  • 認定支援機関限定
  • 支援可能エリアでの絞り込み

など多種多様な検索方法を活用することで、より質の良い人材が探せるでしょう。

認定支援機関とは?

前項に挙げている認定支援機関とは、経営革新等支援機関のこと。国の認定した支援機関で、専門知識や、実務経験が一定レベル以上の者のみを認定しています。つまり認定支援機関検索に該当する専門家は、専門知識や実務経験が一定レベル以上ということが保証されているのです。

主な認定機関として認定を受けている専門家は、次の通り。

  • 商工会や商工会議所など中小企業支援者
  • 金融機関・税理士・公認会計士・弁護士など
認定支援機関に経営相談するメリット

認定支援機関に該当する専門家に相談するメリットはいくつかあります。

1つは、保証料の減額や補助金申請などにより、資金調達がしやすくなる点。事業計画実行と進捗報告を行うことが前提になりますが、信用保証協会の保証料がマイナス0.2%になる待遇を受けられます。

2つ目は、事業計画を策定することで現状を把握し、対応策を明確化できる点。独自の計画では見出せなかった、新たな課題や解決策も見極められるでしょう。

3つ目は、海外展開に伴う資金調達がしやすくなる点。

  1. 現地子会社の資金調達支援
  2. 海外展開のための国内における資金調達支援

2つの支援の検討が可能となるからです。