リベラルアーツとは? 企業でのリベラルアーツ教育とそのための研修の必要性

企業では専門性のある人と同時に、幅広い知識を持ち様々な問題に総合力で立ち向かえる人も必要とされています。その人の総合力、人間力を培う学問領域として、近年リベラルアーツ教育が注目を集め、企業でもリベラルアーツ研修が取り入れられています。

リベラルアーツとは?起源が古代ギリシャにあるリベラルアーツ教育

リベラルアーツは、古代ギリシャで生まれた概念で、人間を束縛から自由にするための知識、生きるための力を手にするための学問です。この考えが古代ローマで自由7科(セブンリベラルアーツ)という学問に体系化されました。

自由7科は、言語系3学科(文法・弁証法=論理、修辞)と数学系4学科(算術、幾何、天文、音楽)をいいます。これらのことを総合的に学ぶことで、人としての基礎力、総合力を養うのがリベラルアーツです。

この概念はイギリスを経てアメリカに伝わり、アメリカには少人数の学生が学ぶ4年制のリベラルアーツ・カレッジがあり、一般教養と論理的思考力を学ぶ場となっています。

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日本でのリベラルアーツ教育とは

日本での代表的なリベラルアーツ教育としては、東京大学教養学部と国際基督教大学 (ICU) 教養学部が挙げられます。多くの大学では、入学後すぐに始まる一般教養課程がリベラルアーツの教育を担ってきました。

その中で、東京大学は教養学部として独立した学部を設置して、リベラルアーツを実践しているところに他の大学との違いがあります。

また、ICUはアメリカのリベラルアーツ・カレッジを模範としており、アメリカのリベラル教育学会の認定を受けています。このICUのリベラルアーツ教育を参考に、他の大学にもリベラルアーツを行う大学が増えてきています。

専門職として専門技術を持った人材と共に、企業には幅広い知識を持ち総合力のある人も必要です。グローバル化が進む日本では、海外留学経験や語学が堪能な人材が必要と思われがちですが、実は真に必要なグローバル人材はそれだけではなく、リベラルアーツを学び、人間としての総合力がある人が望まれています。

企業におけるリベラルアーツ研修が必要な理由とは

2014年9月にリクルートマネジメントソリューションズ社が発表した「リベラルアーツに関する経営職・管理職の実態調査」によると、経営者の8割以上が「リベラルアーツは成果をあげる上で必要」と回答しました。その理由としては、下記のような点が挙げられています。

・多様なものごとの捉え方ができるようになる
・意思決定において自分の軸ができる
・持論が形成できる
・変化に対応できる
・海外の異文化を理解できる
・人間力の向上

グローバル化が進む中、価値観の違いを乗り越えて組織をまとめ上げる力や的確な意思決定ができる力を持った管理職育成のため、リベラルアーツ研修を取り入れている企業が増えています。