6月病とは? 新入社員に増えてきている6月病の症状と対策

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新入社員に特に増えてきているとされる「6月病」は、適応障害の一種と判断されることもあります。うつ病とは違い、ストレスの少ない環境ではやる気が出て憂鬱な気分が楽になる6月病について、人事がおさえておきたいポイントをご紹介します。

「6月病」とは?

6月病は5月病と同様、新しい環境になじむことができない新入社員がかかりやすいとされています。5月病も6月病も医学的には適応障害の一種とされています。6月病は、急激に変化した環境についていくことができずに、心や体の不調を引き起こしてしまいます。

6月病では、ストレスを上手に解消することに加え、悩みを相談できる相手を持つことも大切です。人事担当者は啓発に努めるだけではなく、何か変わったことがあったら産業医や専門医の受診を進めるよう社員教育を行いましょう。

6月病の症状

食欲不振や睡眠障害をはじめとして、疲労感が募りイライラしたりやる気が出なかったりする時期が続きます。集中力に欠けるため、仕事がうまくいかずに、またイライラしてしまって悪循環に陥るケースも珍しくありません。また、6月病では心だけではなく体にも様々な症状が現れます。出勤途中に腹痛や頭痛に悩まされたり、めまいを経験したりする方もいます。

このような気になる症状が2週間以上続く場合には、専門医や産業医の受診を勧めましょう。症状にあった薬を飲み、不快な症状を和らげ気持ちを安定させることで、徐々に回復していくケースは多くあります。6月病は、ストレスを軽減・解消するだけではなく、ストレス耐性を高めることも効果的ですので、心理カウンセラーによる認知行動療法を取り入れるのも良いとされています。

6月病の対策

6月病は、4月は新しい生活が始まってその環境に慣れるのに精いっぱいですが、5月の連休でリフレッシュすることができずに、仕事の厳しさに直面して6月にストレスを抱えてしまうことで起こります。つまり、ストレスを上手に解消するのが一番の対策です。

ストレスの解消には、プライベートを充実させるだけではなく、しっかりと良質な睡眠をとり、3食バランスのとれた食事をし、身体を動かすのがおすすめです。

また仕事のストレスを発散できない人というのは、上手に悩みを相談できないケースが多くあります。
特に新入社員の内には、厳しい現実の壁に直面する人も多くいます。上司や先輩がしっかりとフォローをするだけではなく、少しでも様子がおかしかったら人事担当者が声をかけ、面談をして状態を確認することも大切です。

この際注意したいのが、叱咤激励や問い詰めるのではなく、「困ったときは相談してね」という軽いスタンスを保つことです。5月病や6月病にかかる人は真面目な人が多く、思い詰めてしまうことがあるので、悲観的にならないように声かけにも工夫をしましょう。