内定ブルーとは? 起こる理由、内定者・企業それぞれから見る解消方法について

内定ブルーとは、内定が決まったものの、不安などが強くなってしまい、憂鬱な気持ちになってしまう心の状態を指します。

1.内定ブルーとは?

内定ブルーとは、内定が決まったものの不安などが強くなってしまい、憂鬱な気持ちになってしまうこと。就職活動で企業から内定を得た学生が、「本当にこの会社でいいのか」などの不安に駆られて、気分が沈む状態を表す言葉です。

結婚前の花嫁の結婚生活に対する不安や憂鬱を表す「マリッジブルー」になぞらえて、内定ブルーと呼ばれています。

内定ブルーとは、就職活動で内定が決まったものの企業に対する不安などが強くなってしまい、憂鬱な気持ちになってしまうことです

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2.内定ブルーの現状

マイナビが行った「2020年卒 マイナビ学生就職モニター調査 7月の活動状況」によると、内定ブルーになった学生は52.8%。不安になった学生のうち、7月末の段階でまだ不安が解消されていない学生は63.1%も存在すると分かりました。

年度別に見ると、2018年卒は54.9%でしたが、2019年卒で51.2%とわずかに減少しています。

マイナビが行った調査によると2020年卒の学生のうち、内定ブルーになった学生は52.8%でした

3.なぜ内定ブルーが起こるのか?

ではなぜ内定ブルーが起こるのか、その背景と原因を見ていきましょう。

就職活動中に落ち着くことが難しい

多くの学生は、就職が決まるまで心が落ち着かないものです。また、就職活動に追われて、「この先、社会人としてどうしたいのか」などをじっくり考える時間が少なくなります。

そうした状況により、いざ就職が決まった際、「本当にこれでよかったのか」と考え込んでしまうのです。

就職活動は年々短期化しており、売り手市場で複数の内定を得る学生も多く存在します。結果、入社動機や自身の考えを深められないまま内定を受諾してしまうことが、迷いが生じる要因のひとつになるのです。

自分に自信がないから

社会経験の不足などから、いざ就職が決まったものの、不安が強くなり自分に自信を持てなくなって内定ブルーになる学生もいます。

「自分は本当にこの会社でやっていけるのだろうか」「この会社でよかったのだろうか」といった、社会人になることへの不安が原因となる場合も多いようです。

大学生と社会人とでは責任の大きさも違い、環境も大きく変わります。そのため社員として働くことができるのかと不安になり、自信を喪失してしまうのです。

内定ブルーが起こる原因として挙げられるのは、「就職活動中に落ち着いて将来を考えることが難しい」「自分に自信が持てない」の2つです

4.内定者が実行できる内定ブルーの解消方法、対応、対策、対処法

ここからは、内定者が実行できる内定ブルーの解消方法、対応、対策、対処法をご紹介します。

すでに働いている先輩と話す

社会経験が不足していると、働く自身の姿などが想像しにくく、自信もなくなりやすくなります。そこで、すでに働いている先輩と話すのです。

誰もが入社前に緊張や不安を経験するもの。一人で抱え込まず、同じ経験をしてきた先輩に相談すると、会社で働くことを知ることができます。またその際、適切なアドバイスをもらえたり不安な気持ちを共感してもらえたりするため、心の負担も軽減するでしょう。

自分の長所や志望動機を思い出す

自分の長所やどうしてその企業を志望したのかなどを思い出しましょう。それによって、視点を未来に向けることができ、前向きな気持ちになりやすくなります。長所が評価されて無事就職できた、という喜ばしい状況を認めることはとても大切です。

マイナス面に目を向けるのではなく、発想を変えます。そして将来的にどうすれば社会人としての生活をより良いものにできるか、どうすればその会社で自分の力を発揮できるかなど前向きに考えていきましょう。

企業主催のコミュニティや交流会に参加

企業が主催するコミュニティや交流会に参加し、同期や社内の人と話してみるのもよいでしょう。すでに社会人となった人たちと話すことでモチベーションが高まりますし、情報交換によって不安が払拭されることもあります。

内定者が実行できる内定ブルーの対処法として、すでに働いている先輩や同期と話す、自分の長所や志望動機を思い出すなどの方法があります

5.企業側で実施できる内定ブルーの解消方法、対処法

では、最後に企業側で実施できる内定ブルーの解消方法、対処法をご紹介します。

内定式までの間にフォローを行う

内定式までの間、メールマガジンやSNSなどを用いて、情報発信などのフォローを行いましょう。具体的には企業情報やイベントスケジュールの発信、人事担当者や先輩社員とのコミュニケーションなどがあります。

ただし、企業から連絡する頻度は内定者に負担がかからない程度にします。活用目的も内定者に事前に説明しましょう。

オンラインのコミュニティ

オンラインのコミュニティを用意して、内定者や社内の人が気軽に話せる場を設けることも重要です。

同期となる内定者同士で話せるため、お互いの人となりを知ることができる上、地方在住の学生などは孤立を感じにくくなります。そしてこれにより、入社時の仲間意識が高まるのです。

また内定者が、入社前に相談や質問などを社内の人に気軽に行えるため、社内の人との距離もぐっと縮まります。

オフラインでの交流

懇親会や交流会など、内定者や社内の人が実際に顔を見て話せる場も設けます。懇親会は人事担当者だけでなく先輩社員も出席させて、内定者が知りたい実際の仕事の話をしましょう。

その際、入社後の具体的な業務イメージをつかんでもらうためにも、なるべく威圧感を与えず近い目線で話ができる入社2、3年目の年次の近い先輩社員を参加させるとよいです。同じ職場で働く人と実際に話すことによって内定者に安心感を与えられます。

インターンの実施

インターンを実施して、社内の雰囲気や仕事の流れをつかんでもらいましょう。一定期間、実際の職場で働く就業体験を通して、必要なビジネススキルを理解すると同時に、キャリアビジョンを持ってもらいます。

また企業側は、これによって内定者の適性を把握できるため、配属先の決定に役立てられるのです。卒業前の内定者に負担がかからず、参加しやすいよう工夫することも重要でしょう。

企業側が実施できる内定ブルーの対処法として、イベントやコミュニティ、インターン制度などを利用して内定式までのフォローを行うなどがあります