インターンシップに給料はある? 企業側と学生側のメリットなどについて

インターンシップとは、学生の就労体験のことです。ここでは、インターンシップと給料の関係について解説します。

目次

1.インターンシップに給料はある?

インターンシップとは、学生の職業体験のこと。興味のある企業や就職したい企業で職業体験をして、仕事への理解を深めるのです。インターンシップに対する給料について、日本最大級の就活サイト「リクナビ」の掲載企業を調査した結果があります。

  • インターンシップ募集企業数…約8,200社
  • 報酬ありのインターンシップ…約350社

このようにインターンシップで給与が発生することは、極めて少ないのです。

インターンシップとは、学生の職業体験のことです。給与が支払われるケースは少なくなっています

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2.インターンシップが行われる理由

インターンシップが行われる理由について、下記2つから見ていきましょう。

  1. 学生がインターンシップに参加する目的
  2. 企業がインターンシップを開催する理由

①学生がインターンシップに参加する目的

学生がインターンシップに参加する目的は、大きく分けて以下の2つです。

  • 社会や業界の現状を知るため
  • 自分自身の適性や将来の方向性を把握するため

インターンシップに参加すると、「職場や社員の雰囲気、仕事のやりがいが分かる」「就業を通して自己分析やスキルの見直しができる」といったメリットが得られます。

②企業がインターンシップを開催する理由

企業がインターンシップを開催する理由は、大きく分けて以下の3つです。

  • 優秀な学生を確実に集めたい
  • 就職におけるミスマッチを防ぎたい
  • 早期に若手育成を実施したい

企業がインターンシップを開催すると、「学生の仕事ぶりを見極められる」「学生の能力や人柄を判断できる」「自社によいイメージを持ってもらう機会が生み出せる」といったメリットが得られます。

インターンシップは、「就職を希望する学生」「優秀な学生を採用したい企業」両者にメリットがあります

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3.インターンシップの種類4つ

インターンシップは、大きく4つの種類に分かれます。それぞれについて見ていきましょう。

  1. 短期型のインターンシップ
  2. 長期型のインターンシップ
  3. 給料が発生しないインターンシップ
  4. 給料が発生するインターンシップ

①短期型のインターンシップ

短期型のインターンシップとは、1日や半日といった短期で学生を受け入れるインターンシップのこと。

多くの学生の応募を見込めるため、企業は学生に対し広く、そして浅く自社をアピールできます。学生は拘束期間の短さから、参加しやすくなるのです。

②長期型のインターンシップ

長期型のインターンシップとは、1週間以上や1ヵ月以上といった長期で学生を受け入れるインターンシップのこと。

企業は、「企業理念」「業務内容」「職場の雰囲気」などを深く学生にアピールできるのです。学生は、「さまざまな業務を体験できる」「仕事の達成感・満足感を味わえる」いったメリットを得られます。

③給料が発生しないインターンシップ

給料の発生しないインターンシップとは、期間を問わず無給で行われるインターンシップのこと。

企業は、インターンシップをとおして学生に、「企業説明会では伝わらない内容を伝えられる」「グループワークなどを実施して企業への理解を深めてもらう」などができるのです。しかし無給ですので、参加者を集めるのに苦慮する場合もあります。

④給料が発生するインターンシップ

給料が発生するインターンシップとは、期間関係なく給料を支払いながら行うインターンシップのこと。給料が発生する分、学生も熱心に業務を体験してくれるため、「企業のファンになってもらいやすい」「現場の雰囲気をより知ってもらえる」のです。

ただし企業には、「会場費」「人件費」「交通費」などのコストが発生します。

インターンシップは、「短期型」「長期型」「給料が発生しない」「給料が発生する」の4つに分類できます

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4.インターンシップで給料がもらえる場合の勤務条件や平均額とは?

インターンシップで給与がもらえる場合、勤務条件や平均額はどうなるのでしょう。ここでは、下記2つの疑問について見ていきます。

  1. 給料がもらえる場合の勤務条件とは?
  2. 給料の平均額は?

①給料がもらえる場合の勤務条件とは?

給料がもらえる場合の勤務条件に関するデータがあります。社会人1~2年生、および2020年4月新卒入社予定の学生1,321人に実施したアンケートの回答を見てみましょう。参加した給料、報酬ありインターンシップのプログラム全体の開催日数は、下記のとおりです。

  • 4日以内…45.7%
  • 5~14日…27.6%
  • 15~30日…13.4%
  • 31日以上…13.4%

中央値は5日で、半数近くが4日以内の開催になっていると分かります。

②給料の平均額は?

給料の平均額についても調査結果があります。給料が支払われる単位は、下記のとおりです。

  • 時間単位…41.7%
  • 日単位…35.4%
  • 成果報酬…11.8%
  • 月単位…5.5%

実際の給与金額については、下記のようになっています。

  • 時間単位…1,000円が全体の43.3%
  • 日単位…5,000円が全体の17.7%

日単位には10,000円以上といった回答も。給料の支払い単位や額は企業ごとにさまざまだと分かります。

【業種別】平均給料を紹介

業種別平均給料は、どうなっているのでしょう。

IT・通信系企業の企画職では、「時給1250円~」「平日9:00~17:30の間で週3日以上勤務」「1日の最低勤務時間4時間以上」といった条件になっています。

また金融や金融コンサルティング関連企業のコンサルティング職では、「時給1,300円~」「平日10:00~19:00の間で週2日以上」「1日の最低勤務時間6時間以上」といった条件になっているのです。

給与がもらえる場合の勤務条件は、企業や業種によってさまざまとなります。時間単位で支給条件を設定している企業が多いようです

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5.給料の発生するインターンシップの特徴3つ

給料の発生するインターンシップに見られる3つの特徴について、解説します。

  1. 長期のインターンシップが多い
  2. 企業が労働力として有給インターンシップを採用している
  3. 採用の場としてインターンを開催している

①長期のインターンシップが多い

無給インターンシップの多くは、採用目的で期間が短いです。それに比べて給与の発生するインターンシップの多くは、1ヵ月以上といった長い期間、実際の業務に従事します。なかには給料に見合った成果が、求められるケースもあるのです。

給料を支払う企業側の意図

給料を支払う企業側の意図は、「即戦力になる学生の採用」「学生の労働による売り上げへの貢献」。そのため就業体験というより就労に近いかたちで学生を受け入れ、労働の対価として給料を支払っているのです。

②企業が労働力として有給インターンシップを採用している

企業がインターンシップをアルバイトに近いかたちとして捉えている場合、インターンシップで働いている学生の働きは労働力になります。企業の利益に貢献したと見なされるため、当然のように給料が発生するのです。

アルバイトと給料の発生するインターンシップの相違点

給料の発生するインターンシップとアルバイトの相違点は、就業体験に対するウエイト配分の差。下記のような点が、両者の大きな違いです。

  • 給料の発生するインターンシップ…将来の就職を見据え、関連業務への就業体験をメインとしている
  • アルバイト…労働力のひとつとして捉え、労働の対価として給料を支払っている

③採用の場としてインターンを開催している

企業がインターンシップの目的を、「採用活動の一環」「優秀な人材の発掘」としているケースでは、インターンシップは採用活動や広報活動に近いイメージとなります。赤字覚悟で給与を支払う場合もあるのです。

給料が発生するインターンシップの特徴は、「長期のインターンシップが多い」「企業が労働力として有給インターンシップを採用している」「採用の場としてインターンを開催している期間が長い」の3つです

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6.給料が発生しないインターンシップの特徴3つ

給料が発生しないインターンシップにも、3つの特徴があります。

  1. 短期のインターンシップが多い
  2. 給料の不要な労働力としてみている場合もあるので注意
  3. 経験や成長といった要素が強い

①短期のインターンシップが多い

無給インターンシップの多くは、1日~1週間といった短期で設定されているのです。短期のインターンシップでも、「会社説明を中心に構成されているセミナー型」「ビジネスを擬似体験できるワーク型」など、充実した就業体験が提供されている場合も。

短期のインターンシップが多い理由

短期のインターンシップが多い理由には、企業側の意図が大きく影響しています。そうした企業の意図として挙げられる例は、下記のとおりです。

  • 業務内容や職場の雰囲気だけでなく、社風や業種の知識、業界の特徴などを多くの学生に知ってもらう
  • 自社のブランド力を向上させる
  • 採用に関わる学生のエントリーを促す

こうした意図の目的は、優秀な人材を囲い込みながら採用する点にあります。

②給料の不要な労働力としてみている場合もあるので注意

企業が以下のようなインターンシップを行っているケースでは、注意が必要です。

  • 少ない人件費で労働力を得るために、タダ働きさせる
  • アルバイトと同じ仕事をさせるが、給料は支払わない
  • スキルアップなどのメリットがない

③経験や成長といった要素が強い

学生に対して、「就労体験を通して成長してほしい」「企業理解や職業理解の場としてインターンシップを活用してほしい」と企業が考えているために無給のケースも。学生も、「ここで成長したい」と思える企業なら、給料の有無は問わないと考えているようです。

給料の発生しないインターンシップには、「短期のインターンシップが多い」「給料の不要な労働力としてみている場合もあるので注意」「経験や成長といった要素が強い」といった3つの特徴があります

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7.給料が出るインターンシップに参加する方法2つ

給料が出るインターンシップに参加する方法は、2つです。

  1. 長期インターンの専門サイトを活用する
  2. 大手の人材募集サイトから探す

①長期インターンの専門サイトを活用する

長期インターンの専門サイトでは、「期間」「時間」「時給」「職種」「興味のある業界や職種」などから検索できます。

なかには、「時給1,000〜1,500円のものや、それ以上の時給が設定されているもの」「成果に応じたインセンティブが出るもの」もあるため、経験を積みながら報酬を得られるかもしれません。

②大手の人材募集サイトから探す

大手の人材募集サイトには、アルバイト募集のなかに「給料が支払われるインターンシップ」「短期のインターンシップ」を掲載しているものも。こういった情報をもとにすれば、給料が出るインターンシップに参加できます。

給料が出るインターンシップに参加する方法は、「長期インターンの専門サイトを活用する」「大手の人材募集サイトから探す」の2つです

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8.給料の出ないインターンシップに参加しないほうがいい理由3つ

給料の出ないインターンシップに参加しないほうがいい理由は、3つあります。

  1. ブラック企業の可能性が大きいから
  2. モチベーションを維持できず責任感が薄れてしまう
  3. 無給インターンは継続が難しい

①ブラック企業の可能性が大きいから

長期かつ無償、無給のインターンシップのなかには、「学生を安い労働力として扱う」「企業のみが高い利益を得ている」ケースも。

インターンシップの後で正社員になっても、「タダ働き」「残業代の未払い」「長時間労働」「セクハラやパワハラなどのハラスメント」といった、労働基準法違反の被害に遭う可能性を否定できません。

②モチベーションを維持できず責任感が薄れてしまうから

労働者は、労働の対価として給料を受け取るからこそモチベーションを維持できます。それは、学生であっても同じこと。

「タダ働きさせられている」と感じる場面があれば、インターンシップを就労体験として捉えられません。かえってモチベーションや責任感を低下させてしまうでしょう。

③無給インターンは継続が難しいから

インターンシップがアルバイトと似たような状況にあればあるほど、学生は無給のインターシップに疑問を感じます。

アルバイトで稼いだほうが自身の成長につながると判断すれば、学生はインターンシップを切り上げてしまうでしょう。インターンシップによって貴重な体験を提供していたとしても、学生に無給でインターンシップを持続させるのは困難です。

給料の出ないインターンシップに参加しないほうがいい理由は、「ブラック企業の可能性が大きいから」「モチベーションを維持できず責任感が薄れてしまうから」「無給インターンは継続が難しいから」の3つです