社会人基礎力とは? その必要性と社会人基礎力診断と社会人基礎力研修

社会人基礎力をご存じでしょうか?経済産業省が提唱する、人が職場や地域社会で仕事をするために必要な能力のことで、基礎的な学力や専門知識に次ぐ第三の能力といわれています。社会人基礎力と、社会人基礎力の診断や研修について紹介します。

社会人基礎力とは?

社会人基礎力は、2006年に経済産業省が定義したもので、職場や地域社会で様々な人たちと協力をしていくために必要な能力のことをいいます。その能力は大きく分けて3つあり、さらに12の要素に分かれています。

  • 前に踏み出す力(アクション)
    (主体性、働きかけ力、実行力)
  • 考え抜く力(シンキング)
    (課題発見力、計画力、創造力)
  • チームで働く力(チームワーク)
    (発信力、傾聴力、柔軟性、状況把握力、規律力、ストレスコントロール力)

社会が刻々と変わり、働く環境も変化しています。そんな中で、基礎学力や職業に関する専門知識を高めることが、職業人として生き残る上でとても大切となってきます。

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社会人基礎力診断と社会人基礎力研修

社会人基礎力診断は、ネットなどで気軽に受けられるものです。30~50問の設問の回答から性格や志向、興味等の特徴を調べることで、総合的に社会人基礎力を診断することが可能です。 その結果を見れば、社員の弱みや強みがわかり、社員に適している職種のアドバイス、社員が希望する業種との相性などがわかります。

この社会人基礎力診断を、新卒採用や中途採用の選考方法に取り入れている企業が増えています。どのような能力のある人材を必要としているかを、3能力、12要素で表し採用基準を明確にすることで、企業が求めるものと入社希望者の目指すものとのギャップが解消されるためです。

また、近年では多くの企業が採用後の若手社員に対し、新入社員研修や若手社員研修を通して社会人基礎力研修を実施しています。学ぶ場から働く場へと移行したばかりの彼らに対して、どのような能力が社会人として必要であるかを考えさせる機会となっています。

社会人基礎力はなぜ必要なのか

企業で働く際になぜ社会人基礎力が重要視されているのかを知るために、3つの能力について掘り下げてみましょう。

◆前に踏み出す力
企業では、上司からの指示を待つだけではなく、自らが積極的に仕事と関わる力や、仲間へ働きかけて協力を得ることができる力が重要です。また、一人一人が設定した目的を確実に実行する力を持つことが、企業の安定につながるのです。

◆考え抜く力
仕事をする上で、現状分析を行って課題を見出す力、また、その課題の解決に向けた計画力があるか否かは大きなポイントです。更に新しい価値を生み出す力があれば、企業の発展を助けることができるでしょう。

◆チームで働く力
企業で働くには、他の社員と関わることが不可欠です。まずは自分の考えを伝え、相手の意見にも耳を傾けることができる力、他の人との「違い」を理解する力、周囲の人々や物事を把握する力を養いましょう。また、社会のルールを守るという基本的なことや、ストレスを対処できる力も必要です。

まずは、このような能力を持つ人材かどうかを見極めて採用を行うことが重要です。そして、入社後には社員一人一人の能力を最大化し、適した分野で活躍できるようサポートすることが、人事にとって重要な仕事の1つであるといえます。自社の成長のためにも、社員の社会人基礎力を向上させていきましょう。