アクションラーニングとは? アクションラーニングの研修やチーム学習の内容

アクションラーニングは現実の課題を基にした学習方法で、社員の教育に用いられる手法です。学習においてどのように課題を設定し、解決方法を見出していくのでしょうか。今回は、アクションラーニングの研修やチーム学習の内容について解説します。

アクションラーニングはチーム学習の一種

アクションラーニングとは個人や組織が学習する手法の1つです。現実で発生している課題をテーマにしてその解決策を検討し、プランの実行と内省を行います。個人単独ではなく組織・チームとして学習するため、グループディスカッションが中心です。

さまざまな経営課題をクリアするための効率的な方法として、ビジネスの現場でもよく取り入れられています。BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)や人材育成の手法としても有効であるとされ、リーダーシップ養成のプログラムにも活用されている手法です。

会社での仕事は個人単位のものもありますが、全体としてはチーム戦になることが多いでしょう。チームでの動きを円滑にするためにも、チーム学習は有効であると言えます。

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アクションラーニング研修の内容とは?

アクションラーニングの研修は以下の流れで進められます。

1.緊急で重要度の高い問題の把握・共有
2.目標の設定
3.問題を解決するためのプランの策定
4.プランの実行

これらのプロセスはすべてディスカッションを通して行われます。アクションラーニングでは、質問を行うこと、リフレクション(振り返り)の2つが重要な要素です。

グループメンバーは質問と振り返りを繰り返しながら問題の全体像や本質に迫り、表面的ではない真の解決策を見出します。ある個人の内省や気づいたことがヒントとなって、思わぬ解決方法が見えてくることもあるのがアクションラーニングの醍醐味の1つです。

アクションラーニングでチーム学習を効率的にするための工夫

アクションラーニングはチームでの学習方法なので、人間が複数集まることによってありがちな弊害を防ぐ工夫が必要です。具体的には以下の2点が重要となります。

1.発言のルール
アクションラーニングでは、質問の投げかけとリフレクション(内省)を中心に行います。グループディスカッションでは発言が人に対しての意見になってしまうことが多いので、質問をするというルールを徹底しなくてはなりません。

2.アクションラーニングコーチの設定
アクションラーニングコーチは、セッションを総合的に管理し、グループ活動を促進する役割を担います。グループメンバーの暴走や脱線を防止し、ディスカッションを有意義なものにするための重要な役割です。

発言があまりないメンバーへ質問を促したり、話題が中心からずれたときに元に戻したり、チームで発生している感情や感覚を観察したりするのが主な行動です。

アクションラーニングコーチはグループリーダーでも司会でもなく、独自の行動規範が必要で、身に着けるにはある程度の時間を必要とします。