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eラーニングとは、インターネットを通して学習や研修を行う方法のこと。インターネットの普及とともに、企業の教育施策に取り入れられるようになりきました。
- eラーニングとは何か
 - eラーニングの種類
 - eラーニングの歴史
 - 導入方法や実施ポイント
 
などから詳しく説明します。
目次
1.eラーニングとは?

eラーニングとはコンピューターなどのデジタル機器を利用し、インターネットを通して学習や研修を行う方法のこと。
研修ルームや教室に行かなくても、インターネットに接続できる環境が整っていれば、受講者が時間や場所を問わずにいつでも好きなときに学習できる仕組みとして注目を集めています。
ひと昔前までは、
- 講師が授業内容を説明するDVDを見る
 - 受講者がテキストを熟読することで学習内容を理解する
 
といった方法しかありませんでした。
しかしeラーニングを使えば、
- チャットやメールといった方法で講師にいつでも質問できる
 - 決まった日時にネットにアクセスすることで、ライブ学習が受けられる
 - 受講を迷っている未受講者に対して、研修の受講を促すメールを自動送信できる
 
などが自由自在に行えます。eラーニングは管理者にとっても運営がしやすいツールなのです。
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2.eラーニングシステムの種類

eラーニングシステムとは、eラーニングを安全、かつ快適で効果的に実施、運営するための情報システムのこと。
このeラーニングシステムは、
- 学習管理システム(LMS: learning management system)
 - 教材・学習材
 
の2つで構成されています。
eラーニングシステムを利用する対象者として想定されるのは、
- 教師・講師
 - 学習者
 
それぞれに、
- 教師・講師用機能として、学習管理システム
 - 学習者用機能として教材・学習材
 
が対応するかたちになっており、2つはそれぞれ別のものとして機能します。
一般的にeラーニングシステムには、システム管理者としてシステムアドミニストレーターが置かれています。システム管理者の役割は、学習活動や教育活動に対して支援を行うことです。
教材・学習材

eラーニングシステムを構成する要素の一つは、教材・学習材。インターネットを通じて教材・学習材が提供できるため、eラーニングの教材・学習材はマルチメディア形態のものが多く用いられています。
たとえば、
- 静止画
 - 動画の映像
 - 音声
 - 文章
 
これらを組み合わせて、学習を効果的に行えるよう工夫されているのです。動画を使っての学習は、全般的に視覚や聴覚に訴えるため学習効果が高くなります。
その他、学習内容の定着や進捗の確認に利用するものとして、
- 学習内容確認の小テスト
 - 問題演習に特化したドリル
 - 総まとめ、総仕上げとしての試験問題
 
を取り入れることも。中には、テストやドリルの提出を求めたり、総まとめの試験問題に合否を用いたりするケースもあります。
これらの教材・学習材を活用して、
- 学習がおろそかになっている部分の発見
 - 集団学習に対する支援
 
などに役立てるのです。
学習管理システム (LMS)
eラーニングシステムを構成するもう一つの要素は、学習管理システム。Learning Management Systemの頭文字を取ってLMSと呼ばれているシステムがあり、システムでは、
- 教師や講師による教材や学習材の保管や蓄積
 - 学習者に対する教材や学習材の配信管理
 - 学習者の学習履歴や小テスト、ドリル、試験問題の結果や成績などの統合的な管理
 
といったさまざまなことを一括して行うのです。
このシステムは、国内外の広範囲にいる大勢の受講者の進捗や成績、成果を把握するためにつくられたものですが、学習者にとってはポータルサイトとして活用されています。
- 学習や試験などの一連の操作
 - 学習者相互でコミュニケーションできる電子掲示板
 - 学習者と教師間で質問や解説といったコミュニケーションができる機能
 
なども、学習管理システムに備わっている機能です。
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3.社員研修とeラーニング

最近では、企業における社員研修にもeラーニングが活用されています。社員研修にeラーニングを用いる最大の目的は、
- 社員の早期即戦力化
 - 社員のスキルアップ
 
の2つ。時と場所を選ばずに受講できるeラーニングによって、空いている時間を有効活用できます。社員一人ひとりが身に付けるべきスキルをピンポイントで学習できる点から、多くの企業でeラーニングを使った社員研修が実施されているのです。
従来の社員研修における課題・問題点
従来行われていた集合研修といった社員研修には、多くの問題がありました。
それは、
- 集合研修などで社員研修を実施するためのコストや労力
 - 日時が決まっているため時間調整が大変
 - 集団で実施するため、社員それぞれの能力アップには疑問が生じる
 
集合研修は一まとめに行われるため、個々の社員に合わせた研修内容ではありません。そのため、個別の効果には疑問が生じるのです。
また、
- 大勢の社員が集合する場所や時間の確保
 - 研修カリキュラムの立案
 - 研修の実効性とコストの不均衡
 
といったことも大きな問題点でした。
企業研修におけるeラーニング導入の効果とは?
- 低コストで研修を実施
 - 研修管理コストの削減
 - 社員の学習機会が広がる
 - 社内の情報伝達スピードが向上
 
①低コストで研修を実施できる

1つ目は低コストで研修が実施できる点。eラーニングは、一度システムやカリキュラムを構築してしまえば、何度でも繰り返し利用できます。
つまり、一度のコストで全社員に対して何度でも受講を促すことができるため、長期的に考えれば運営コストを低く抑えられるでしょう。
また、集合研修の際にかかった
- 研修会場費用
 - 受講者の宿泊代や交通費
 - 食事代
 
なども大幅に削減できます。
eラーニングは、受講者がどこにいても空いている時間に何回も繰り返し学習できるシステム。さまざまな制約や準備を必要とする集合研修より低コストで運用できる点は、低い投資額で大きな教育効果が期待できるメリットとなるでしょう。
②研修管理コストを削減できる
2つ目は研修管理コストの削減。従来の集合研修などといった社員研修では、
- 受講者の出欠席の確認
 - 受講状況
 - 進捗状況
 - 成績
 
といった項目すべてを手作業で行っていました。
しかしeラーニングを導入すると、
- 出欠
 - 進捗
 - 成績
 - 質疑応答
 - ステップアップ後の新たな受講プラン
 
すべてをシステム上で一括管理できます。
たとえば、
- 研修の受講者、未受講者の一覧表作成
 - 提出物が足りない受講者の抽出
 - 一定の成績に達しなかった受講者の選別
 - 受講者から質問の多かったカリキュラムの確認
 
などが、ボタン一つで簡単に管理できるのです。従来、人の手で行っていた研修管理の工程を大幅にカットし、効率よく研修を運営できることは大きなメリットでしょう。
③社員の学習機会が広がる

3つ目は社員の学習機会が広がること。eラーニングは、インターネットがつながる環境にあれば、いつでもどこでも学習できます。
社員の中には、
- 夜勤などがあり勤務時間が不規則
 - 中途採用者
 
といった人もいるでしょう。このような場合、すべての社員を一度に研修する従来のやり方では、対応できません。
eラーニングは、
- すべての社員に均等に学びの機会を利用してもらう
 - 社員の都合で学習を進められる
 
ことに向いています。
④社内の情報伝達スピードが向上
4つ目は社内の情報伝達スピードが向上する点。eラーニングで用いられる教材や学習材は、端末を使って簡単に、
- 追加
 - 削除
 - 修正
 
できます。
たとえば、
- 新製品
 - 新サービス
 - 期間限定のキャンペーン
 
といった情報を研修内容に盛り込もうと思った際、即時にeラーニング上のカリキュラムを変更して受講者に提供できるのです。
このようにeラーニングを使えば、
- 社内で情報共有したいこと
 - 社内のタイムリーな案件の伝達
 
などにもスピーディーに対応できます。企業活動はスピードが命。市場や顧客の動向を察知し、社員は情報をもとに判断してビジネスを成功に導きます。eラーニングは、そんな社内情報伝達にも大きく役立つのです。
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4.ナレッジマネジメントとeラーニング

ナレッジマネジメントとは、
- 企業における知識資産を全社的に共有・管理
 - 新しい意思決定や行動に共有・管理している知識資産を生かす
 
ためのマネジメント方法のこと。
- 社内外に溢れる情報
 - 社員の経験
 - 技術やノウハウ
 
などを集積し、全社員で共有することで、新しい知識や文化の創造を目指すのです。最近では、このナレッジマネジメントにeラーニングを用いる企業が増えています。
eラーニング導入のメリット
ナレッジマネジメントにおいてeラーニングは、
- ナレッジの共有
 - 社内制度に対しての理解促進
 - 資格取得
 
などさまざまな場面や状況で活用できます。
ナレッジマネジメントを企業に取り込むには、
- ナレッジマネジメントを運用しやすい仕組みづくり
 - 実践共同体の創造
 - システムの整備や構築
 - 社員による主体的、積極的な参加の意思
 
などが必要ですが、これらを実現するにeラーニングを活用すれば、すべての社員に対し、同じシステムを用いて共通した理解を生み出せるでしょう。
社員一人ひとりが持つナレッジを部門や組織で共有し、それが組織全体をボトムアップさせるのがナレッジマネジメント。
eラーニングの仕組みは、ナレッジという共通語をすべての社員に広く浸透させることにも効果的です。
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5.eラーニングの歴史

近年特に注目を集めているeラーニングにも、歴史があります。eラーニングの歴史を振り返ることにより、eラーニングの理解を深めていきましょう。
eラーニング登場以前の集合研修における学習形態
eラーニングが登場する以前は、集合研修によって企業の社員教育は進められていたのです。
一斉に集合して研修を行うシステムは、
- 中途採用が少ない
 - 年功序列
 - 新卒の大量採用
 
などが当たり前だった時代には、一般的でした。
しかし、
- 集合研修にかかる時間やコストが膨大
 - インストラクターと受講者は研修室という同じ場所にいなくてはならない
 - 学習の進捗確認などは人事部などが手作業で確認し管理
 
など多くの手間が常に付きまとっていたのです。
CAIの開発とCBT・WBTへの発展

eラーニングは1950年代に登場しました。当初はCAI(Computer Aided InstructionもしくはComputer Assisted Instruction)というものでしたが、コンピューターを通した教育支援の枠組みに関する研修が進みます。
1990年代には、パソコンの普及とともにCAIから、
- 「CBT(Computer-Based Training)」
 - 「WBT(Web-Based Training)」
 
へと進化を遂げました。CBTはもともと、コンピューターを活用したトレーニングという意味で使われる言葉でしたが、WBTとの差別化をするためにCBTをCD-ROMを使ったマルチメディア教育という位置付けにしたのです。
eラーニングの登場
日本国内でeラーニングという言葉が用いられるようになったのは、2000年頃。2000年代前半には、日本政府が「e-Japan構想」を打ち出したこともあり、企業のネットワーク構築の動きが加速します。
その流れとともに、eラーニングを活用した社員研修制度を企画・導入する企業が徐々に増加しました。特に大容量インターネット接続サービスが登場してからは、コンテンツ再生がネット接続型に大きく移行。それがますますeラーニングの間口を広げたのです。
タブレット、スマートフォンなどマルチデバイス対応のeラーニング
現在ではいつでもどこでも学習ができるeラーニングの特徴を生かして、
- タブレット
 - スマートフォン
 
などマルチデバイス対応のeラーニングが主流です。これらのデバイスは、従来使用されていたパソコンと区別して、スマートデバイスと呼ばれています。
スマートデバイスは、
- 休憩時間や移動時間でも学習できる
 - 持ち運びが容易
 - 操作性や起動性の良さ
 
などの利点を持つもので、スマートデバイスの誕生により、学習者の裾野がより広がったといえるのです。
今後は、
- パソコン
 - タブレット
 - スマートフォン
 
といった複数のデバイスをまたがるかたちで利用できるeラーニングの需要が増えると予想されます。
現代のモバイルラーニング(アプリの活用など)

現代のモバイルラーニングは、私たちの生活に浸透しています。スマートデバイスで学習を進めることを、モバイルラーニングと呼びますが、アプリの活用などにより各デバイスの特性を生かしたeラーニングが行われるようになっているのです。
- 通勤通学の車内でスマホを操作して気軽に受講
 - ランチを取りながら片手でスマホを操作して小テストをクリア
 - 待ち合わせの時間に余裕があるので、スマホでちょっとしたドリルにトライ
 
などのように、従来、パソコンを使った受講の補助的な役割にとどまっていたスマートデバイスを使った学びが、メインになりつつあるのです。アプリの開発も進んでおり、遊び感覚で短時間に楽しく学べるサイトも増えています。
じっくりと腰を据えて取り組む研修から、スマートデバイスを使って短時間で効率よく学習を進めることが主流になりつつあるのです。
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6.eラーニング研修の企業導入事例

eラーニング研修を導入している企業4社の事例を見ていきましょう。
- 【営業向け教育】杏林製薬
 - 【グローバルリーダー育成】日立総合経営研修所
 - 【専門教育】日本光電工業
 - 【新人教育・マネージャー育成】すかいらーくホールディングス
 
①【営業向け教育】杏林製薬
営業向け教育にeラーニングを導入しているのは、杏林製薬です。
- 営業向け一斉テストの実施
 - 社員向けの迅速な情報発信
 - 教育内容の理解度や教育効果の向上
 - 管理運営上の利便性向上
 - 維持運営コストの低いシステム導入
 
などを目的にeラーニングシステムを導入しました。導入したシステムは一斉テストに対応したクラウド型eラーニングシステムで、導入後、
- 数百人規模の一斉テストの実施が大きなトラブルなしで可能になった
 - コンテンツ作成から公開までの期間が2日に短縮した
 - 管理運営が内製化され、利便性が向上した
 - ランニングコストを3分の1に低減
 
といった成果を挙げています。
社員からも、
- 動画配信もあって、視覚的・聴覚的に訴えられ理解しやすい
 - ドラマ仕立てで営業ノウハウの模範例が学べるので勉強になる
 
という声が上がっています。医療現場の進歩は著しいものがあるため、今の知識は1年後に通用しないということもあるでしょう。
今後はeラーニングを進化して、
- 現場を一番知っている社員同士が相互に情報交換しながら新しい知識を常に習得できる
 - 自らが学習を進めるという高い意識を育める
 
といったシステムを目指すそうです。
②【グローバルリーダー育成】日立総合経営研修所
グローバルリーダー育成にeラーニングを活用しているのが、日立総合経営研修所。
eラーニングの目的は、
- 世界で活躍するグローバルリーダーの育成
 - 日立グループの一員として一体感や自覚を醸成
 
など。
具体的には、
- 先代の役員たちの手記や講話録を電子データや動画にしてまとめる
 - 歴代リーダーの思考や思想を伝承するためにタブレットやサイネージを採用
 
といった伝承ツールの再構築を行いました。
タブレットは研修にも役立てられており、
- すべての研修ルームにタブレットを合計250台標準設置
 - 独自の専用アプリを開発
 - アプリを利用した研修テキストの閲覧や受講後のアンケート入力
 - 研修の出席登録
 - 講師への質問
 - ホワイトボードなどのメモ書きをメールで持ち帰り
 
といった活用が実現しているのです。
これらを活用しながら、
- 複数のリーダーが持つ行動特性とリーダー候補者の学習履歴のマッチング
 - リーダー候補者に関する学習履歴や特性の分析
 
を行うことで、グローバルリーダーの育成を進めています。
③【専門教育】日本光電工業
専門教育にeラーニングを活用しているのは、日本光電工業。
世界中に拠点を持つこの会社は、
- 多岐にわたる研修項目を効率的に学習
 - スマホを使った隙間学習に対応
 - 海外社員が対象となる場合も考慮して英語に対応
 
というeラーニングに対するニーズを具現化し、社内eラーニング「PASCAL」を構築しました。
導入後は、
- 約200名の社内担当者が全教材を内製化し、英語、中国語のコンテンツを完成
 - すべての研修にeラーニングを組み込んだブレンデッドラーニングで研修の効率化を実現
 - 研修費用や出張費用など研修にかかっていた費用を大幅削減
 - 隙間学習の定着による総研修時間の増加
 - 受講者が3年後に3倍になり、ほとんどのクラスで受講率90%以上を実現
 
といった成果を挙げたのです。また、新製品が完成するたびに社員が世界中を飛び回って教育していた頃と比較して、一斉に新製品情報を発信できるようになったため、ビジネスチャンスが増加しました。
④【新人教育・マネージャー育成】すかいらーくホールディングス
新人教育・マネージャー育成にeラーニングを導入しているのが、すかいらーくホールディングス。
eラーニングの導入目的は、
- 新人からマネージャークラスまで一貫した教育体系を確立したい
 - 働きやすい環境整備によって、社員のレベルアップやCS向上につなげたい
 
というものでした。
導入前は、
- 働き方の関係でアルバイト社員の教育機会が確保しにくい
 - 急増した外国人スタッフに対し教育機会を提供しきれていない
 - マネージャーの育成が効果的、計画的に実施できていない
 
という問題に直面していたのです。そこでスマホやタブレット端末から受講できる自学自習形式のeラーニングを導入したところ、
- 店舗でのトレーニングの進捗状況が可視化できるようになった
 - 次に学習するべき内容が把握しやすくなった
 - 4カ国語での学習が可能となり、外国人スタッフの学習機会が格段に増した
 - 新人からマネージャーまでの昇進段階が可視化できるため、自主的にマネージャーを目指すきっかけづくりになった
 
などの成果を挙げました。
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7.eラーニングを導入する際のポイント

eラーニングをスムーズに導入するためにも、押さえておきたいポイントがいくつかあります。ここでは、eラーニングの導入方法について、押さえておきたいポイントに沿って説明します。
①導入目的と導入に必要な機能を明確にする
1つ目は導入目的と導入に必要な機能を明確にすること。eラーニングといっても、その内容はさまざまです。
- 使用するデバイス
 - 学習環境
 - 対象社員
 
などによっても、選択する内容は大きく変わります。
自社に適したeラーニングの、
- 機能
 - 形態
 - 使用方法
 
が網羅されていなければ、導入したeラーニングシステムも活用できません。
- 何のためにeラーニングを導入するのか
 - どんなeラーニングが最適なのか
 
について、さまざまな立場の意見を集約してから検討してください。
その際、
- スマートフォン
 - タブレット
 
といったさまざまな学習環境(マルチデバイス)の必要性についても、明確な設定が必要です。
②学習コンテンツ(教材)を具体化する

2つ目は学習コンテンツの具体化。eラーニングには市販のコンテンツも多く出回っていますが、その内容は汎用的なものにとどまっています。
企業にオリジナルな学習内容がある場合、それに沿ったオリジナルのコンテンツが設計されていなければeラーニングの効果は十分に発揮できません。コンテンツの内容は、eラーニングにとって命です。
競争の激しいビジネスの世界で他者との差別化で生き残るためにも、自社独自の学習コンテンツに関して十分な検討をし、具体化していきましょう。
③社員の学習を促すきっかけをつくる

最後は、社員の自主的な学習を促すきっかけづくり。eラーニングの特徴は、社員がいつでもどこでも自分が学ぼうと思ったその時に学習ができることです。
学習者によって、
- 通勤電車の中
 - ランチタイム
 - ちょっとした隙間時間
 
など、学習に充てる時間は変わります。学習者が学習を自主的に行うことで、eラーニングは成り立つのです。学習者が自ら学びたいという意識を持てるようにするためにも、
- 最適化した学習環境の提供
 - きっかけをつくる
 
ことは欠かせません。
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8.eラーニング実施時のポイント

eラーニング実施時にもポイントがあります。まず、効率よく学習効果を高めていくには、
- 学習の目標について
 - 学習の対象者
 - 学習のタイミング
 
3点の明確な設定が必要です。
eラーニングを実施すれば「いつでもどこでも」自分のタイミングで学習ができます。
しかし、
- 受講者にとって利便性が高い学習方法
 - 自己管理に任される部分が多いため、モチベーションを維持することが難しい
 
という二面性も持つのです。せっかくの学習機会を意義のあるものにするためにも、
- 受講生同士でチャットなどのコミュニケーションツールを積極的に活用
 - ステップアップしている感覚を持てる仕組みづくり
 
は不可欠です。
集合研修で隣の席に同僚がいるような感覚をeラーニング上でつくることは、非常に難しい課題ではあります。しかし、高い学習効果を生むためにも取り組みは必須でしょう。
