1日に10人と名刺交換。ジェイリース若手人事の私が経験不足を補った方法(前編)

ジェイリース株式会社
 | 人事戦略課

江頭 更紗さん

2021.11.08

正確な審査や地域に密着した営業体制を武器に、家賃保証サービスを展開するジェイリース株式会社。『TEAM UP PROJECT』という社員の意見を反映した人事制度改革の真っ只中にある同社で、人事を務めるのが江頭さんです。新卒で入社し、2年目に人事へと異動になった彼女。未経験からの人事は緊張の連続だったと話します。前編では江頭さんがいかにして壁を乗り越え、人事の仕事に慣れていったのか、等身大の姿に迫ります!

後編では『TEAM UP PROJECT』を含め、人事課題や施策に関する話をお届け

PROFILE

江頭 更紗

ジェイリース株式会社

大学卒業後、2018年に新卒でジェイリース株式会社に入社。首都圏エリアの不動産会社を中心とした法人営業を経験後、2年目からは人事部へと異動し、新卒・中途の採用業務に携わる。現在は人事戦略課に所属し、人事制度の設計業務などに携わる。

やりたいことがわからなかった就活時代。合同説明会で目にした人事の姿が進路を決める

江頭さんは新卒でジェイリースさんに入社されたんですよね?

「そうなんです。2018年に新卒で入社し、最初は首都圏エリアの不動産会社を中心に、法人営業をしていました」

就職活動時から営業を志望していたんですか?

「いえいえ、当時はやりたいことがなく、​​自分にはどんな仕事が向いているかもわかりませんでした。ただ、もちろん時期的に就活しなきゃいけない状況だったので、周りと合わせてまずは合同説明会に参加して。そこで目にとまったのが、ジェイリースでした。どの人事の方や社員の方を見ても、穏やかで、いい人ばかり。毎日、顔を合わせるならこういう人たちと働きたいなって。あとは、いろいろな職種や地域で働ける部分も魅力に感じて入社したいなと思いました」

地域で言うと、大分と東京に本社がありますよね。

「ええ。私自身は九州出身なので、面接自体は九州内で完結しました。でも、東京で働いてみたいという気持ちがあったので、配属先として東京を指定したら、新宿のオフィスで勤務させてもらえることになったんです」

就職前に描いていた社会人生活と今で、ギャップはありますか?

「思ったよりも楽しいです!社会人になると、仕事ばかりでプライベートも考えられないほど忙しそうなイメージがありました。もちろん今も楽しいことばかりじゃなくて大変なこともあります。けど、土日はしっかり休めるし、比較的、定時に帰れる環境。自分の時間も作れるし、同じ部署だけでなく他の部署の方との人間関係も良いので、当初心配していたほどではなかったですね」

それでも上京となると、なかなか周りに知り合いもいない状況で、心細くはなかったですか?

「もちろんそれはありましたよ。でも、会社の先輩たちや地元の友人、家族が心の支えになってくれました。あとは社会人になって取引先や他部署の方と仲良くなったり話したりする機会が増えたのも大きかったですね」

「学生の人生を左右するかもしれない」初めての人事は緊張の連続

営業から⼈事に異動したタイミングはいつだったんですか?

入社2年目です。2020年卒の新卒採用が始まるタイミングで人事部へ異動しました」

入社して1年で異動されたんですね!着任したときはどんな心境でした?

「合説(合同説明会)のときの人事の方の姿が印象に残っていて、将来的に携われたらい良いなと考えていたこともあり、素直に嬉しかったです。就活時代を振り返ると、自分が何をしたらいいかわからなかったときに導いてくれたのは人事の方だったので。人生のターニングポイントに携わる仕事ってすごいなと憧れていました」

とはいえ、入社2年目で、なおかつ初めての人事ですもんね。

苦労だらけでしたよ(笑)。最初は、リクルーターとして合説に参加したんですけど、営業の引継ぎ期間だったこともあり、人事としては右も左もわからないまま、いきなり説明会に参加したので…。会社の代表として学生と話すのに、ものすごく緊張したのを覚えています」

はじめてで、それは緊張しますね…。

「今となってはもっと楽に構えられれば良かったんですけどね…。自分の一言が今後の人生を左右するかもしれないと思うと、すごく緊張しちゃって。東京ビッグサイトや幕張メッセとか、東京だと合説の規模も大きいので、最初の頃は出展企業や学生さんの多さに圧倒されてましたね…」

その中で、自社に目を向けてもらうのはなかなか大変そうですね…。

「そうなんですよ。営業時代は相手が不動産会社さんで、すでに家賃保証の仕組みを知っている方ばかり。専門的な知識は理解していただいている上で、ジェイリースの特徴や商品内容、他社との違いをお伝えしてました。ただ、採用活動では学生さんに『そもそも家賃保証とは』についてゼロから知ってもらわないといけない。ほかにも働き方や地域による営業スタイルの違いとか、伝えなきゃいけないことが多いんです。説明会での反応が乏しかったり、応募があまり来なかったり…最初はとても苦労しました」

ジェイリースのことしか知らない。だから、能動的に他社と交流を持つ

そうした苦労をどうやって乗り越えたんですか?

「入社2年目だからこそ、自分の就活の経験を思い出しながら、学生目線でジェイリースを選んだポイントを伝えるようにしました。就活のときにとっていたノートを読み返すこともありましたね。それこそ、友人や兄弟に会社を決めるとき気になった点を聞いて、参考にもしました」

できるだけ、学生目線に近づくようにしたと。

「ですね。あとは、ジェイリースの採用時のモットーとして『嘘をつかない』というのがあります。学生さんにも嘘をついてもらいたくないので、採用する側も良いところも悪いところもありのままを伝えるよう心がけました」

まずは伝える側が嘘をつかないようにしたわけですね。

「はい。ほかにも、採用のイベントで他社の人事の方と交流する機会を作り、情報交換も意識的に行いました。採用に関する業務の進め方や使用ツールなど、いろいろと相談させていただいたんです。他社がどうやって学生にPRしているのかも、参考にしましたね」

それは、勉強熱心!自分から他社と交流の機会を作るのは、なかなかできることじゃないですよね…。

「そんなに多くはなかったんですけど、採用イベントで一緒に出展している方の説明会を聞き、終わったタイミングで名刺交換に行くようにはしていましたね。そこから連絡を取り合ったり、情報交換したりするようになりました。人事担当者との交流ができるイベントに参加し、『1日に10人と名刺交換をしよう』と目標を作って、他社と交流する機会を作ったんです。仲良くなった方と一緒にランチに行くこともありました」

えっ、目標まで設定して行動されてたんですね!

「それは、上司のアドバイスでもあったんです。私は新卒社員なので良くも悪くもジェイリースのことしか知らない。そこは中途で入社した方と比べると課題でもあるな…と思っていたので。上司にも相談したら『じゃあ、今期は他社と交流する機会をたくさん作ろう』ということになり。あとは、人事になって、上司の引き出しの多さに驚いた部分もあります。自分には経験や知識が圧倒的に足りないと気づいて…。そこから、経験不足を補うためにも、他社の方と積極的に情報交換をするようになりましたね」

他社の方と情報交換を行う姿勢を伺っていると、初対面の人と話すのは得意なタイプなんですね。

「いやいや、ぜんぜんそんなことはないですよ!むしろ人と話すのは苦手で、人見知りしてしまうタイプです…。なので、このままじゃいけないと思い、学生時代は初対面の人に慣れようとあえて販売のアルバイトをしていたぐらいです」

初対面の人と話さざるをえない環境に身を置いたと。

「そうなんです。最初は、笑顔がまったく作れなくてよく注意されてましたけど(笑)。もちろん今でも緊張することはあります。でも、社会人になってから営業時代の取引先の方や学生さん、また他社の人事の方と話す機会が増えたことで徐々に慣れていきましたね」

学生から見ると「採用」のイメージが強い人事。一方で会社のルールを整備するのも大きな役割

話は変わりますが、人事だと会社のルールや法律など、覚えるものが多そうです。そのあたりは大丈夫でしたか?

「それが恥ずかしながら人事に関する法律はもちろん、社内規程にもあまり触れたことがなかったんです…。ただ、労働基準法などのルールをいちから勉強するというのもなかなか腰が重かったので、従業員の方から問い合わせがあるたびに、関連するルールを調べていきました。調べたことはメモして、教科書のような1冊のノートも作ったんです。今でもそのノートは、継続して情報を追加していますね」

メモをとる習慣は、普段からあるんですか?

「営業時代もそうですけど、何かを覚えるときはノートで整理することが多いです。電話対応のたびに、一つの事例としてノートに書いて。自分の記憶をあんまり信じていない部分もあるので(笑)」

着任直後から学生に向けた伝え方で苦労されたり、覚えるべきことの多さに戸惑ったりされたようですが、自分が思い描いていた人事の仕事とギャップはありましたか?

「そうですね。やっぱり学生さんからすると人事って採用業務のイメージが強い。自分もそうでした。学生の前で話をしたり面接したりする人ってイメージがありますよね。でも、いざ人事になると、採用以外にもいろんな業務に関わるんですよね。特にDXの推進や男性の育児休暇取得などの業務では、世の中の流れと業務が密接に関わっているんだなと強く感じます。だからこそ、世の中の流れを把握しながら、人事制度を含めた会社のルールを見直していく必要もあるんだなと」

人事の仕事をやっていて辛いと感じることはないですか?

「それが、仕事の辛さはあまりないんです。でも、一日を振り返ってみて、後輩にしたアドバイス、もっと別の言い方もあったな…と、夜に反省することは多いですね。話す機会が増えれば増えるほど、良くも悪くも慣れてしまうので『自分が言った言葉で傷つけちゃったかな』とか『このアドバイスで本当によかったかな』と、伝え方の反省はよくします。なので、相手の立場に立つのもそうですし、アドバイスする理由まで伝えるように心がけていますね」

なるほど、後輩もできてきたわけですね。

「はい、人事部に配属されてちょうど半年が経過した頃ですかね。2年目からは採用計画にも携わるようになり、一人で業務を進められるようになったし、後輩もできた。自分の経験をもとに業務の引継ぎやアドバイスをするようになり、ようやく成長を実感できるようになってきましたね」

人事の仕事にもようやく慣れ、成長を実感し始めた江頭さん。後編ではそんな彼女が携わることになった人事制度改革『TEAM UP PROJECT』の全貌や、施策を社内に浸透させるための工夫などについて話を聞きます。
後編へ続く

【取材の様子を動画で見る】

気になる企業の人事と気軽に情報交換できる!カオナビのユーザーコミュニティへの参加はこちらから

会社概要

社名 ジェイリース株式会社
設立 2004年
事業内容 家賃債務保証事業、医療費債務保証事業
従業員数 337名(2021年3月31日現在)
会社HP
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

21-1

PROFILE

江頭 更紗

ジェイリース株式会社

大学卒業後、2018年に新卒でジェイリース株式会社に入社。首都圏エリアの不動産会社を中心とした法人営業を経験後、2年目からは人事部へと異動し、新卒・中途の採用業務に携わる。現在は人事戦略課に所属し、人事制度の設計業務などに携わる。

ABOUT

『人事のヨコガオ』は、人事の方の「個性」にフォーカスしたメディアです。「社員一人ひとりの個性と向き合う人事の方個人にも個性がある」というコンセプトのもと、人事就任から現在に至る過程でぶつかった壁やその裏にある想いなど、等身大の姿を取材します。 気になる他社の人事の方が、どんな想いで施策に取り組み、これまでどう壁を乗り越えてきたのか。あまり知られていない”ヨコガオ”をお届けすることで、人事の方同士が学び合えるきっかけを提供していきます。