活用テクニック

課題

モチベーションの変化を捉え、” びっくり退職 ”を防ぎたい

期待していた社員が突然辞めてしまうことが最近増えている。退職面談まで心境の変化に気づけなかった、もしくは、上司が部下へ違和感を抱いてもフォローが行き届かなかったなどのケースがある。退職の意思が固まる前にフォローできるような仕組みを新たに作り、優秀社員をつなぎ留めたい。

施策概要

退職傾向や状態を管理し、対象者をフォロー

上司は部下の行動や様子から、モチベーションが下がっていないかをチェックします。チェックした日付と、要因として考えられる出来事も合わせて書き留めておくことで、フォローのタイミングや方法を見極めやすくします。社員の状態を「晴れ」「くもり」「雨」といった天気でランク分け・リスト化しておくことで、退職傾向のある社員に対し、早い段階で面談や声かけを行うことができます。

  • 留意すべきポイントを上司が理解し、逃さず記録する
  • 状態を「天気」で表し、退職リスクのある社員を抽出しやすくする

カオナビを使った解決策

『 プロファイルブック 』 で退職傾向と状態を可視化

部下のモチベーションを管理するチェックリストを『プロファイルブック』のシートに追加します。「会議での発言が減った」「挨拶をしなくなった」など各項目の [有/無] をチェックし、その他気づいた点もコメントに残します。留意すべき点を可視化することで、部下の発言や態度を気に掛ける意識付けになります。
状態については「晴れ : 問題なし」「くもり : 経過観察」「雨 : 早急な対処が必要」の3段階でランク付けします。天気で表現することで、直感的な判断がしやすくなります。

退職リスクある社員を抽出し、要因に合わせて人事が面談者をアサイン

『プロファイルブック』 の検索画面から、状態が「くもり」「雨」の社員を絞り込み、『ピックアップリスト』 でリストとして管理します。こうすることで、上司の気づきを現場で閉じることなく、会社として把握できるようになります。さらに、「現場での人間関係トラブル」「待遇面の不満」については人事が面談するといったように、要因に応じて、社員が本音を伝えやすい面談者を選定し面談を実施します。

また、入社年度も抽出条件に加えることで、新入社員/中堅社員など分けてリスト管理し、年次に合わせた面談や育成、年次毎の傾向を把握することができます。

カオナビ設定手順

  1. 『管理者機能トップ>レイアウト設定』で、チェックリストの入力項目をシート情報に設定する
  2. 『プロファイルブック 』で作成したシートに対し、権限設定を行う
  3. 『ピックアップリスト』を利用できるように、権限設定を行う
  4. 面談者である人事が閲覧可能となるように、『ピックアップリスト』の公開範囲を設定する。

プロファイルブックの活用資料はこちら

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