活用テクニック
施策概要
現職者と退職者のグラフを比較することで退職要因を分析、フォロー
現職者と退職者の傾向の違いを把握するため、現職者の情報、直近3年間の退職者情報を基に、それぞれグラフを作成・比較します。そこから見えてきた傾向を基に、すべての要因に合致する社員を抽出・リスト化し、人事でフォローを行っています。普段の面談に先入観を持たせないようにするため、リスト自体は上司に共有せず、人事内だけで管理しています。
- 退職者だけに絞ってグラフを作成し、現職者との違いを把握する
- 退職要因を基にフォロー体制を整える
カオナビを使った解決策
『カスタムガジェット』で退職要因を把握するためのグラフを表示
『プロファイルブック』に登録されているデータを基に、『カスタムガジェット』でグラフを作成します。現職者と退職者を比較するために、「現職者のみのグラフ」と「退職者のみのグラフ」の2パターンを作成します。
比較結果を資料としても利用できるように、グラフは画像データとしてダウンロードします。
結果「入社5年以内の若手」「月の平均残業時間が30時間以上」「任意の社内研修未受講」という3つの傾向が退職しやすいのではないかという仮説を立てました。
退職要因で社員を抽出・リスト化し、人事でフォロー
判明した退職要因全てに合致する社員を『プロファイルブック』で抽出し、『ピックアップリスト』でリストとして管理します。リストは月1で更新し、退職リスクが高いと判定された社員には、実際に退職の危険性があるかどうか、人事面談を実施しています。また要因が分かることで、入社3年目になる社員には新卒・中途に関係なく面談を行うなど、新たな制度を作るきっかけにもなります。
普段の面談に先入観を持たせないようにするため、リストは上司には共有せず、人事内だけで管理するようにしています。
カオナビ設定手順
- 『管理者機能トップ>カスタム設定』でグラフ化したい項目を検索条件に指定する
- 人事メンバーが『プロファイルブック』『カスタムガジェット』『 ピックアップリスト』を利用できるように、権限設定を行う
- 面談者である人事が閲覧可能となるように、『ピックアップリスト』の公開範囲を設定する。
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