OJTは新人教育のための制度です。職場の先輩や上司が実際の業務を行いながら、知識やスキルなどを伝えていくという方法です。
実践を通じて仕事を覚えていくので、効率的に業務スキルを習得することができます。
また、指導者が誰かということが明確に決まっているので、指導しやすく、指導を受ける側も質問をしやすいといったメリットがあります。

OJTとは?【簡単にわかりやすく】教育、研修、向いてない人
OJTとは、実際の職場で職場の上司や先輩が指導役となり、部下や後輩に対して必要な知識や技術を教育する施策のこと。OJTは社員の育成に有効な研修方法であることから、多くの日本企業で実施されているのです。...
多くの日本企業で取り入れられている、実践的で効率的な教育制度
OJTの正式名はOn The Job Training (オン・ザ・ジョブ・トレーニング)といいます。多くの日本企業で取り入れられている、実践的で効率的な教育制度です。
指導者は同じ部署の先輩や上司が受け持つことが多いですが、中にはOJT専門のトレーナーがつく企業もあります。
経験を積んだ先輩から直接指導を受けることができるので、あらゆる状況に対応しなければならない営業や接客などの職種に向いています。
OJT導入のメリット
OJTを導入することで、以下のようなメリットが期待できます。
- 指導者側もマネジメントスキルが身に付く
- 業務についての疑問を誰に聞けばいいのかが明確、教えてもらいやすい
- 先輩後輩の人間関係を築きやすい
- 低コストで導入できる
一方で、
- マニュアル化しやすい業務
- 大人数に同一の教育を行う場合
- 経験値を必要としない業務
などはOJTは向かず、このような職種にはOff-JTという教育制度が有効です。
会社の体制や業務内容をよく確認したうえで導入検討を
実務を通して教育していくOJTは、仕事をする上で必要となる具体的な技術や知識を得ることができるので、新人でも短期間で戦力化することが可能です。
ただし、業務の内容によって向き不向きがあるので、導入の際には注意が必要です。
会社の体制や業務内容をよく確認したうえで、導入を検討してみてはいかがでしょうか。