人事評価制度の見直しを考えています。近年のトレンドはどのようなものが多いのでしょうか?

近年のトレンドには、短期的・個人重視といったものが多く見られます。

  1. リアルタイム
  2. 360度
  3. バリュー
  4. 制度の見える化
  5. 個人の成長重視

また、

  • 年度単位のような長期での人事評価をしない企業
  • ランク付けをしない企業

も出てきています。

360度評価とは? メリット、デメリット、運用方法、評価項目、導入率、企業事例について
360度評価とは、仕事上で関係を持つ多方面の社員が評価対象者を評価すること。 従来多用されていた上司が部下の人事評価を行う人事評価制度とはまったく異なる手法を用います。そのため、導入を検討する場合には...

【GE、Google……】人事評価を廃止する理由とは? 日本でノーレイティングを導入する方法
日本では企業や組織に所属すると、多くの場合「人事評価」というかたちでフィードバックを受けたり、それによって給与を決められたりします。ところがアメリカでは今、人事評価を廃止する動きが出てきているのです。...

現況や先を見た評価がトレンド

これまでの人事評価では、長期間に渡る実績を評価する状況が多くありました。しかし現在では、リアルタイムや今後の期待といった未来に対する人事評価がトレンドとなっているのです。

これにより、成果がきちんと評価されやすくなり、また、評価が先延ばしにされなくなりました。

さらに、これらの情報を全体へ開示する企業も増えています。それにより社員は人事評価を上げる方法を掴みやすくなるでしょう。

現況や先を見た評価がもたらすデメリット

トレンドとなるリアルタイムの評価やランク付けをしない評価方法ではデメリットも存在します。

  • 失敗も反映されやすい
  • ランクが安定しない
  • 時間をかけた評価が難しくなるため、人事評価担当者が未熟な場合、エラーが起こりやすくなる
  • 評価が難しい

これにより、今後に必要な専門的な知識や技術を持つ社員などを低評価にしたり失ったりする恐れがあります。社員も少しのことで立場が変動しやすいなど業務に対するストレスを抱える可能性が高いのです。

メリットとデメリットを把握する

以前までの人事評価とは違い、トレンドは短期的な評価方法が多くなっています。

しかし、成果を逃さず反映できる反面、

  • 失敗も同様に反映されやすい
  • ランクの変動が激しくなる
  • 短期間で評価しなくてはならない
  • 正しい評価が難しい

といったデメリットも抱えているのです。トレンドを反映する前に、メリット・デメリットをしっかり把握することが重要でしょう。