なでしこ銘柄とは? 2016年発表の女性活躍企業“なでしこ銘柄”一覧

なでしこ銘柄をご存知でしょうか?ワールドカップで優勝した女子サッカー日本代表にちなんで名づけられたこのなでしこ銘柄は、女性が働くための環境整備を行い、女性活躍企業として選定された会社です。単に女性に優しいだけではなく、成長力のある企業として認められています。

なでしこ銘柄とは?女性活躍企業選出で女性の活躍を一層推進する

2012年から経済産業省は東京証券取引所と共に、女性活躍の推進に取り組み、女性が働きやすい職場環境を創出、女性を積極登用している企業を、東証一部上場企業から選んで「なでしこ銘柄」として発表しています。

その名前は、前年2011年にワールドカップで見事優勝した女子サッカー日本代表、通称なでしこジャパンから取られており、企業の女性活用を一層促進させる目的があると言われています。

選定基準は女性の管理職登用の割合が多い、家庭との両立のための支援制度が充実している、経営効率が高いことなど。単に女性に優しい企業というだけではなく、多彩な人材を活用できるマネジメント力、社会情勢や環境の変化に対応できる適応力があることが評価され、それは今後一層成長する力のある企業ということの証明でもあります。

毎年、その年のなでしこ銘柄は翌年の2月または3月頃に発表され、2012年度のなでしこ銘柄は2013年2月に発表され、東証一部上場企業約1,700社の中からマルハニチロHLD、積水ハウス、アサヒグループHLD、東レ、花王、住友ゴム工業、旭硝子、大同特殊鋼、住友金属鉱山、ダイキン工業、日産自動車、ニコン、東京急行電鉄、KDDI、豊田通商、ファーストリテイリング、三井住友フィナンシャルグループの17社が選ばれました。

2016年3月に発表された最新版なでしこ銘柄

2016年3月には、2015年度なでしこ銘柄45社が発表されました。過去 3 回は東証一部上場企業から選んでいた選定方法が変わり、今回より東証一部だけでなく、東証二部、JASDAQ、マザーズ上場企業も選定対象となりました。

これはなでしこ銘柄の好評も4年目を迎えて、女性の積極的な活用を推進する企業が大企業にとどまらず増えていることの表れとも言えます。また、女性の活躍を推進するということは、グローバルな経営を目指す企業にとって、ダイバーシティ経営、つまり多様な人材の活用を実現するための座標軸となります。

なでしこ銘柄に選ばれた45社は以下の通りです。(数字は銘柄コード)
<東証一部>
2229 カルビー株式会社
2502 アサヒグループHLD株式会社
2914 日本たばこ産業株式会社
1662 石油資源開発株式会社
1911 住友林業株式会社
1925 大和ハウス工業株式会社
1928 積水ハウス株式会社
3591 株式会社ワコールHLD
4185 JSR 株式会社
4971 メック株式会社
4503 アステラス製薬株式会社
4519 中外製薬株式会社
5332 TOTO 株式会社
5406 株式会社神戸製鋼所
5714 DOWA HLD株式会社
6301 株式会社小松製作所
6367 ダイキン工業株式会社
7013 株式会社 IHI
6501 株式会社日立製作所
6504 富士電機株式会社
6702 富士通株式会社
5108 株式会社ブリヂストン
7201 日産自動車株式会社
4543 テルモ株式会社
7862 トッパン・フォームズ株式会社
9502 中部電力株式会社
9532 大阪ガス株式会社
9005 東京急行電鉄株式会社
9201 日本航空株式会社
9202 ANA HLD株式会社
9433 KDDI 株式会社
9719 SCSK 株式会社
8001 伊藤忠商事株式会社
8031 三井物産株式会社
2651 株式会社ローソン
7606 株式会社ユナイテッドアローズ
8308 株式会社りそなHLD
8411 株式会社みずほフィナンシャルグループ
8601 株式会社大和証券グループ本社
8566 リコーリース株式会社
8766 東京海上HLD株式会社
3003 ヒューリック株式会社
2305 株式会社スタジオアリス
2749 株式会社 JP HLD
<マザーズ>
6069 トレンダーズ株式会社

なでしこ銘柄選出で女性活躍企業をアピール

なでしこ銘柄選定には、基本的に開示されている情報を使ってスコアリングを行います。つまり、女性活用を積極的に行っている企業であったとしても、情報公開が進んでいない場合は選定からはずれてしまうことになります。

そのため、情報収集の補助的な役割として、また企業に情報開示を促す意味もあり、東証一部、二部、マザーズ、JASDAQの企業3455社(2015年9月時点)にアンケート調査を実施しました。

しかし、回答は382社と少なく、回答率も11.1%という結果となりました。この数字が女性の積極的活用についての企業の関心の低さを示しているのだとしたらとても残念なことです。なでしこ銘柄に選出されることは、新卒や経験者の採用などでもアピールとなります。

ぜひ企業として前向きな動きを期待します。2016年度のなでしこ銘柄は、例年通りに行けば次回は2017年3月に発表されます。