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導入事例

日本ラグビーフットボール協会U20日本代表ヘッドコーチ中竹竜二氏
代表選手セレクション構想にカオナビを使用

ラグビーU20日本代表

  • 100名未満
  • スポーツ・公的機関・その他

【団体・人物紹介】
中竹竜二氏 : 公益財団法人日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター。早稲田大学ラグビー部監督在任中、2年連続大学選手権制覇を果たし、2010年4月日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターに就任。2012年、2014年~2015年はU20日本代表ヘッドコーチを兼任。(株)三菱総合研究所において社会人経験を有し、企業コンサルタントとしても活躍している。カオナビ導入の背景と今後の活用イメージ、中竹氏が提唱する指導法「フォロワーシップ」についてお話をうかがった。

―日本ラグビーフットボール協会の組織概要と中竹氏のコーチ業務について

ラグビーワールドカップ2015の歴史的勝利後
協会の注目度が大きく上昇

「日本ラグビーフットボール協会は公益財団法人なので、収益をあげることを主目的とはせず、社会に貢献し価値を提供すべく活動しています。スポーツを通して感動を与えるのが主たるミッションと言えます。おかげさまでラグビーワールドカップで日本代表が勝利をあげてから急に注目度もあがり、うれしい悲鳴を上げている状態です。2016年6月にはU20(※20歳以下日本代表)最大規模の大会である世界選手権(ワールドラグビー U20チャンピオンシップ)が行われるのでその強化をしている最中です。
 U20日本代表ヘッドコーチとしては、20歳以下の選手をセレクションし育てるのが主業務となります。また、多世代にわたる一貫指導が後々効果を生むので、代表をつないでいく任務も担っています。U18(※18歳以下日本代表)とU17(※17歳以下日本代表)を直接指導することはありませんが、一貫指導の観点から指導方針を揃える必要はありますね。その統括は行っています。」

―中竹氏の異色のキャリアについて

企業で5年サラリーマン。その後早稲田大学監督就任という異色のキャリア
企業であれスポーツであれマネジメントは共通の側面をもつ


U20日本代表ヘッドコーチ中竹竜二氏

早稲田大学ラグビー部監督から、指導者としてのキャリアがスタートしていますね。

「大学時代はラガーマンだったのですが、大したプレイヤーじゃなくて(笑) 指導者経験はもちろんゼロ。早稲田の監督就任前には企業に5年務めていました。こんな経歴の監督はほとんどいないと思います。しかもコーチでなく、いきなり監督。スポットではなく、フルタイム。普通に考えてやらせませんよね(笑) しかし声をかけていただいて。企業勤務時代の経験が監督業に生きているかというと、三菱総研で働いてた時代の経験は生きているといえます。 しかし、その時代の経験だけが生きているわけではありません。組織マネジメントの仕事を個人で受けたりもしていたので、全部がつながっている感じです。ずっと同じことをやっているイメージ。
 昔から異色な経歴で、貴重な体験はさせてもらっていたと思います。10代くらいから人前で講演を依頼されていましたし、ハタチそこそこで企業講演を引き受けたりもして。今考えればよく頼んできましたよね(笑) 講演や執筆も行い、卒業してからはすぐに留学。サラリーマンをやりつつ、いくつかの会社の役員もしていました。現在はたまたまラグビーというスポーツのカテゴリーですが、企業であれスポーツであれマネジメントの概念は共通しているんじゃないですかね。」

—早稲田監督と日本代表監督の大きな違い

育成がメインの早稲田時代に対し、日本代表は採用に8割の時間を割く必要あり
2000人を超える候補の中から最終的に26人まで選抜

「早稲田時代は、大学内にいる限られた固定部員から力を引き出す『育成』がメインでした。しかしU20日本代表の候補対象者は日本全国。全国高校大会に出場する、47都道府県51校のチーム。各チームの選手が25人として、さらに大学1、2年生も見なければならない。もちろん無名の選手がポッと候補にあがってくることもあります。母集団としては2000人ぐらいですかね。その中で300人程度をリストアップし、最終的にU20日本代表のスコッドに入るのは26人です。
 早稲田時代と違い、可能性を引き出す仕事よりもタレントを見極め『選抜』するのが主な仕事になります。採用に8割がた時間をかけないといけない。その点が一番違いますね。」

―中竹氏が提唱する指導方法「フォロワーシップ」について

15年前から提唱し続けている指導法、「フォロワーシップ」
リーダーが引っ張らず、むしろ引っ張りあげられることで、チームが力を発揮する

新しい指導法としてフォロワーシップが注目を浴びていますね。

「人はそれぞれ個性があって、固有のスタイルを発揮するとパフォーマンスがあがります。可能性をいかに引き出すか。それにはひとり一人をちゃんと知らないといけない。ポテンシャルがどれぐらいあって、今何パーセントぐらい発揮できているか。コーチにも必ず面談をやれと言っているんです。もちろん僕自身もやります。
 若いころから僕はリーダーになることが多かったけれど、いかに僕のようなダメなリーダーを引っ張りあげてもらうか常に考えていましたね。すると、チームが主体性をもってこの頼りないリーダーをどうやって勝たせるか考え動くようになる。15年位前から言っているけれど、当時はまったく誰にも相手にされない指導法でした(笑) しかし決して新しい外来の考え方ではない。ただ風向きが変わっただけ。日本人は縁の下から支えることを旧来から得意としずっと行っていたけれど、組織の中にそれを評価する風土がなかった。」

―カオナビの選定理由

厳選された機能で使いやすいのがカオナビ。
合宿のミニゲームから試合まで、選手の顔を見ながらセレクションを行いたかった

カオナビ導入以前まで、情報管理に使用していたツールはありますか?

「エクセルを使っていました。名前を筆頭に出身校、身長、体重、キャリアなどを記載して。この大会ではベストエイトに進出…といった具合に。それを印刷したものを見ながら、チームのメンバーを入れ替えたりしていましたね。面談をする前日にエクセルを見て、こいつはこうだったとプレイを思い出しながら準備します。 顔写真は合宿に呼んだ時点で追加します。しかしすぐには顔は覚えられない。3次セレクションになってやっと覚えられるといった具合。合宿にしろ試合にしろ、メンバー入れ替えは頻繁に行います。練習を3つぐらいのグループに分けて行い、6人グループの練習をやると30人で5グループできあがります。そのグループも最後には2つに3つに絞りこまれていくわけです。そのころには名前も顔も一致するようになりますよ。エクセルの情報を手元におきながら、簡易的なホワイトボードに名札を貼って、移動させながらグループ分けをシミュレーションする、というアナログな方法で選抜を行っていました。」

カオナビ導入の背景と、特に使いたいと思った点について教えてください。

「ネットで見かけてわかりやすいサービスだと感じていましたね。顔写真を見ながら自由にメンバーを入れ替えられるとイメージしやすくていいなと思いました。なかなか選手の情報って頭に入ってこなくて。名前だけだとわかりづらい。北川、北村どっちだっけ?なんて。例えば関西にいる選手にはなかなか会えませんし。試合中も顔は見れませんから。顔を見ながら指導者同士で議論できたらいいなと思っていました。端的に言うと『顔が見たかった。』ってことです(笑)」

―導入にあたり、協会内部の反応について

簡単に使えるカオナビでリアルな情報共有データを作り出したかった
協会専用の高機能カスタムデータベースではできないこと

「私としてはカオナビはぜひとも使いたいツールだったのですが、協会内での説明にはちょっとてこずりましたね(笑)当協会にはカスタマイズされたデータ管理システムが存在しますので、それを使えばいいという意見も、当然出ますよね。しかし私は日々のセレクションに使いたいわけです。既存のシステムはビッグデータとまではいきませんが、解析にやや専門的な知識が必要で分析に時間がかかったりします。
 それに対しカオナビは直感的な操作が可能で、もっとアナログな情報を自由に入力し、よりリアルで現実的な場を作れるイメージだったのです。たとえば日々の選手のモチベーションの変化など、分かりやすい項目でアナログな情報を入れていきたかったのです。」

―カオナビの使用イメージについて

指導者間で情報を共有し、ディファレンシャルラーニング効果を増幅
筋肉の付き方を写真で記録、撮って出しのプレー動画など、、
スポーツチームならではの使い方も提案

「指導者間で課題やデータを共有できると、ディファレンシャルラーニング(※特異学習)がより効果的に機能するようになります。同じことをみんなに言われた方がいい。一人の指導者に言われるよりも、他のコーチからも同じことを言われる方が効果が大きいからです。この人もそう思ってるんだ、と気づきが変わる。エクセル上で名前を見るだけだと、選手をイメージしづらく、認識を共有できないものなのです。頑張っていることはしっかりと誉めてやる。それも複数の指導者から。やる気もあがりますし、意思の疎通もしやすくなる。ほめる側、ほめられる側どっちにとってもメリット。」

今後このようにカオナビを使いたいという具体的なイメージはありますか?

「動画をカオナビで共有できるといいですね。最近グラウンドで動画を撮るんですよ。タブレット端末などで。いいプレーをそのままメモできれば指導者同士で共有もできますし、セレクションの参考にもなります。全身写真も載せたいですね。合宿でも横から後ろから、あらゆる角度で筋肉の付き方がわかる写真を撮影しているんです。合宿中に、肉体が大きく変化するメンバーはいます。元々猫背なメンバーも筋肉がついて力強い体つきになったり。そういう変遷を見返すことがとても大切なのですよ。」

ラグビーU20日本代表

  • 中竹竜二氏

    U20日本代表ヘッドコーチ

コーチングディレクター兼U20日本代表ヘッドコーチである中竹竜二氏は、選手それぞれの個性を引き出しパフォーマンスをあげる「フォロワーシップ」を提唱し、早稲田大学監督在任中には全国大会2連覇を果たすなど、チームマネジメントに定評のある名将です。今回U20日本代表選手選抜に使用するためにカオナビの導入を決定しました。顔写真を見ながら自由にチームメンバーを入れ替えられる機能を活用し、一般企業の人材マネジメントに限定されない、スポーツの現場ならではのカオナビの使い方を提示されています。

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